2022年12月28日水曜日

マストドンの使い方

  突然アメコミと関係のない記事を書いているわけですが。

 イーロン・マスクがTwitter社を買収してから、様々な方針変更がなされコロコロとTwitterのルールが変わっている状況にあります。

 Twitterが今後どうなっていくかは分かりませんが、今までTwitterを使用していた筆者はイーロン・マスクの迷走に振り回されるのにうんざりしてアカウントを削除してしまいました。

 今はマストドンを使用しています。

 

 同じようにTwitterを出たくなった人で、文字メインのSNSを探している人にはお勧めできる仕組みだと思います。

 Twitterと比べて、

  •  標準500文字まで書けるのでわりとしっかり文章を書いて投稿する人が多め
  •  人が少ない&同好の士のアカウントは探しにくいかも
  •  人が少ないので揉め事はあまり起きない気がする

 という感じです。人が少ないからか、みんな割と気軽にお気に入りにしたりBT(TwitterでいうところのRT)したりしていたりする気がしますが、これは気のせいかもしれません。

 もしマストドンを始めようかなと思っている人がいたら、まきはらさんのこちらのサイトを是非参考にしてみてください。

 超初心者向けMastodonガイド

2022年12月24日土曜日

Birds of Prey (1999-2009):Hero Hunters感想 -バーバラの倫理観-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Gail Simone氏がメインライターを務めたBirds of Prey誌の単行本を読みました。このシリーズでは1999-2009年のBirds of Prey誌を10話くらいずつまとめています。

 公式サイトによると、この本では96-103話が収録されているということで、以前読んだFighters by Trade (感想はこちら、81-91話収録)の後の話ですね……ということで読み始めたのですが。

 どう読んでもFighters by Tradeの前の話です。

 各話の表紙を頼りに調べてみると、この巻は68-80話収録のようです。どうして公式サイトが平気で間違っているんでしょう。

 ちなみにFighters by Tradeは81-91話収録で、これは公式サイトが正しいですね! (……当たり前では?)

 

 ということで、筆者としては「この本、Fighters by Tradeの前に読みたかったな……」と思いながら読むことになりました。今からこのBirds of Preyシリーズを読む人は、公式サイトやAmazonの表記に惑わされずに「Hero Huntersを読んでからFighters by Trade」と覚えておいてください。

 さて、というわけで本作ではOracle (オラクル、バーバラ・ゴードン)、Black Canary (ブラックキャナリー、ダイナ・ランス)、Huntress (ハントレス、ヘレナ・ベルティネリ)が3人のチームとして信頼関係を強めていく様子、そしてバーバラとヘレナが喧嘩してヘレナがチームから離脱する様子が描かれます。これがFighters by Tradeに繋がっていくんですね。

 また、4人目のメンバー、凄腕パイロットのLady Blackhawk (レディー・ブラックホーク、ジンダ・ブレイク)がチームに加入するのもこの巻でした。

 

【基本情報】
Writers: Gail Simone, Bill Willingham, Dylan Horrocks
Artists: ED Benes, Tom Derenick, Ron Adrian, Kinsun, Mike Huddleston, Jim Fern, Joe Bennett, Eric Battle, Eduardo Barreto, Joe Prado, Rob Lea, Bob Petrecca, Rodney Ramos, Aaron Sowd, Adam DeKraker, Jesse Delperdang, Andrew Pepoy, Steve Bird, Ruy JOse, Hi-Fi, Jason Wright, Tony Avina, Jared K. Fletcher, Rob Leigh, Ken Lopez, Phil Balsman
Cover: ED Benes, Brian Miller
発行年 2021年


公式サイトはこちら。

BIRDS OF PREY: HERO HUNTERS

After being paralyzed by the Joker, former Batgirl Barbara Gordon became Oracle and formed a crime-fighting team with other female heroes including the martial artist with a devastating sonic scream, Black Canary, the vigilante known as the Huntress and the mysterious Lady Blackhawk!


2022年12月4日日曜日

Tales of the Amazons 感想その2 -アマゾン族に安寧の地はないのですか-

 ※この本に収録されているArtemis: Wantedの感想はこちらをご覧ください。

 Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)とアマゾン族を中心にしたイベントTrial of the Amazonsの関連作品を収録したTales of the Amazonsですが、その1で取り上げたArtemis: Wanted以外の作品も面白かったのでこちらの記事ではそれ以外の作品についての感想を書きたいと思います。


Tales of the Amazons 感想その1 -最強の敵は最強の友 (Artemis: Wantedを中心に)-

 Trial of the Amazons (感想はこちら)の前日譚や後日譚など関連のエピソードをまとめたTales of the Amazonsを読みました。5つの作品が収録されているのですが、どれも面白い! という感想です。5つの作品は、

  •  Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)が幼い頃、初めてNubiaと出会う話。とにかく可愛い。
  •  Road to Trial of the Amazons: Trial of the Amazonsの前日譚。Trialに参加したBana-Mighdallの目的が明らかに。Faruka IIがクールビューティー。
  •  Nubia: Coronation Special: Trial of Amazonsの後日譚。ヌビアの戴冠式。ヌビアの過去のことが明らかに。
  •  Artemis: Wanted: Trial of Amazonsの後日譚。逃亡したアルテミスを追うDonna Troy (ドナ・トロイ)とCassie Sandsmark (キャシー・サンズマーク)の話。ヒッポリタ前女王殺人事件の全貌がついに明らかに。
  •  Olympus: Rebirth: Trial of Amazonsの後日譚。ヒッポリタ前女王がオリュンポスで頑張る話。

 というものになっています。この記事はArtemis: Wantedの感想です。他の4作品については、もう一つの記事に書いています。なお、Artemis: Wantedについてしっかりネタバレしていますので未読の方はご注意ください。

 

【基本情報】
Written by: Michael Conrad, Becky Cloonan, Jordie Bellaire, Vita Ayala
Art by: Darryl Banks, Caitlin Yarsky, Paulina Ganucheau, Skylar Patridge
Cover: Nicolla Scott, Annette Kwok
発行年 2022年


公式サイトはこちら。

TALES OF THE AMAZONS

The world of the Amazons is growing! Thanks to the recent discovery of a mysterious third tribe, the Esquecida, the warrior women of the DC Universe and their stories have only just begun. You won't want to miss this enthralling collection that features tales ranging from the deserts of Egypt all the way to the top of Mount Olympus!


2022年11月28日月曜日

Trial of the Amazons (2022) 感想 -そのミステリー要素、必要ですか?-

  Trial of the Amazonsは

 の3誌にまたがって連載されたWonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)とアマゾン族たちを中心にした一大イベントです。

 

 ワンダーウーマンとアマゾン族中心のイベントといえば、筆者がぱっと思いつくのはAmazons Attack! (感想はこちら)ですが、DCコミックスの歴史でもアマゾン族を中心にしたイベントはあまりないようです。

 Amazons Attack! が直近のアマゾン族イベントだったかどうかは分からないのですが、少なくとも2011年以降はこうしたイベントはなかったように思います。そもそも2011年の時点でアマゾン族のキャラクターがかなり登場しなくなっていたように思いますし。2016~2021年のRebirth期の終盤で、さまざまなアマゾン族たちがコミックに再登場するようになってきたので、ようやくアマゾン族をメインにしたイベントが描けるようになったということかもしれません。

 というわけで、アマゾン族ファンである筆者としては期待の高かったこのイベントを読んでみました。

 DCコミックス社としても気合が入っているらしく、こんな動画が公開されています。

 

 筆者は一話ずつばらばらに本イベント関係のエピソードを読みました。その場合は、

 Trial of the Amazons #1
 ↓
 Nubia & the Amazons #6
 ↓
 Wonder Woman #785
 ↓
 Trial of the Amazons: Wonder Girl #1
 ↓
 Wonder Woman #786
 ↓
 Trial of the Amazons: Wonder Girl #2
 ↓
 Trial of the Amazons #2

 

 という順番で読むことになります。現在はこれらのエピソードをまとめた単行本も出版されています(アマゾンのリンクはこちら)ので、単行本の方が読みやすいと思います。

 

【基本情報】
Art by: Skylar Patridge, Laura Braga, Elena Casagrande, Joëlle Jones, Adriana Melo, Alitha Martinez, Rosi Kampe, Becky Cloonan
Written by: Stephanie Williams, Vita Ayala, Joëlle Jones, Michael Conrad, Becky Cloonan
発行年 2022年


公式サイトはこちら(単行本の方です)。


2022年11月20日日曜日

Nubia & the Amazons #1-#5 感想 -セミッシラ島名所ツアー -

  Infinite Frontier期が始まった2021年は、Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)は死後の世界を冒険していて不在、ダイアナの母でありアマゾン族の女王であるヒッポリタはダイアナの代わりに人間界でジャスティス・リーグに参加するためセミッシラ島を離れるという状況でした。 

 そのため、セミッシラ島のアマゾン族の女王に選ばれたのがNubia (ヌビア)です。

 彼女がセミッシラ島の女王として様々な異変に対処する姿を描いたのがこのNubia & the Amazonsというミニシリーズになります。

 筆者は1話ずつ購入して読みましたが、すでに単行本が出ているので今からならそちらを買う方が良いと思います。なお全6話ですが、第6話はイベント"Trial of the Amazons"の中のエピソードですので1話から始まったストーリーは5話で大体決着がつきます。

【基本情報】
Art by: Alitha Martinez, Darryl Banks
Written by: Vita Ayala, Stephanie Williams
発行年 2022年


公式サイトはこちら(※単行本の方です)

NUBIA & THE AMAZONS

Nubia has been crowned queen of Themyscira, but the new title also brings challenges. With the unexpected arrival of new Amazons, our hero is forced to reckon with her past and forge a new path forward for her sisters.


2022年11月16日水曜日

Wonder Woman (2016-) Vol 1: Afterworlds 感想 -絵本「だいあなのぼうけん」-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 最近、DCコミックスの世界は5年に1回ほどの割合で世界観の設定変更を行っています。2016年から始まったのがRebirth期、Rebirth期の設定を踏襲しつつ2021年から始まったのがInfinite Frontier期です。

 今回読んだWonder Woman (2016-) Vol 1: AfterworldsはInfinite Frontier期 Wonder Woman誌の第一巻ということになります。

 Rebirth期の終わりに描かれたDark Nights: Death Metal (感想はこちら)では、世界を消滅から救うためにWonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)が戦う姿が描かれました。その結果として世界は救われましたがダイアナは姿を消し、死んだと思われました。

 実際にはダイアナはいわゆる「死」を迎えたわけではなく、死後の世界でもまた頑張っていたのでした――というのがこの巻で物語られているお話になります。

 

【基本情報】
Writers: Becky Cloonan, Michael Conrad
Artists: Emanuela Lupacchino, Jill Thompson, Andy MacDonald, Travis G. Moore
発行年 2021年


公式サイトはこちら。

WONDER WOMAN VOL. 1: AFTERWORLDS

After her heroic sacrifice in Death Metal, Wonder Woman is swept away to the Sphere of the Gods. But when Diana lands in Asgard instead of Olympus where she belongs, an unexpected odyssey begins. Along the way she'll meet old foes, new allies, and a deadly enemy that threatens to wipe her from existence forever!


2022年11月13日日曜日

Dark Nights: Death Metal (2020-)

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。

 Dark Nights: Death Metal は2016年から始まったRebirth期のラストを飾り、Infinite Frontier期への橋渡しをした作品です。本編のほかにたくさんの関連誌 (Tie-in)が出版されました。

Dark Nights: Death Metal: Deluxe Eition 感想 -終焉はごく静かに-

  2016年から始まったRebirth期は、2011年から始まったNew52期に生まれた様々な独自設定を残しつつもNew52期以前の設定・登場キャラクターを復活させてDCコミックスの世界を大変面白くしてくれたと思います。

 そんなRebirth期も2021年には終わり、現在はInfinite Frontier期という時期に入っています。

 Rebirth期のラストを飾り、Infinite Frontier期にバトンをつないだ一大イベントがこのDark Nights: Death Metalです。

 筆者がこれまで読んできた作品でも、

 ・Justice League (2018-): 感想はこちら 

 ・DC's Year of the Villain: 感想はこちら 

  などのシリーズはこのDeath Metalへの道筋をつけるための作品でした。また、

 ・The Last Stories of the DC Universe: 感想はこちら 

  をはじめとするDeath Metal関連コミックもたくさん出版されました。

 このようにDCコミックス社の気合が非常に感じられる一作になっていますが、作品の質もその熱意を裏切りません。大変面白い作品でした。

 

【基本情報】
Writer: Scott Snyder
Penciller: Greg Capullo
Inker: Jonathan Glapion
Colorist: FCO Plascencia
Letterer: Tom Napolitano
Epilogue Artists: Yanick Paquette, Bryan Hitch
Epilogue Colorists: Nathan Fairbairn, Alex Sinclair
Collection Cover Artists: Greg Capullo, Jonathan Glapion, FCO Plascencia
発行年: 2021年


 公式サイトはこちら。

DARK NIGHTS: DEATH METAL: DELUXE EDITION

Get ready for the reality-shattering encore-now in a new deluxe edition hardcover! Writer Scott Snyder and artist Greg Capullo, the legendary team behind Dark Nights: Metal and Batman: Last Knight on Earth, reunite for one last tour of DC's Dark Multiverse.

 

 

 公式トレーラーなんていうのもあります。

 

 この記事はネタバレを気にせず書きますので、未読の方はご注意を。

2022年11月12日土曜日

Wonder Woman by George Perez Vol. 4 感想 -理想への道は遠い-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 


  Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)の活躍を描くWonder Woman by Geroge PerezのVol. 4を読みました。収録されているストーリーはおおむね3つで、

  •  Wonder Womanをアメリカで人気者にしたやり手プロデューサーMyndi Mayerの思い出話
  •  アマゾン族の理想を広く人間界に伝えるため、人間界から選ばれた複数の人々をセミッシラ島に招待する話
  •  かつて戦ったSilver Swanとの再戦

 でした。

 George Perez氏の作品で一貫してダイアナをサポートし続けているJulia Kapatelis, Vanessa Kapatelis母娘はこの巻ではあまりダイアナとは絡みません。が、娘のVanessaが確実に成長を続けている姿が描かれています。ダイアナと直接は絡まないながらも、まだ学生のVanessaのリアルな日常の描写はこの作品にしっかりとリアリティを与えているように感じました。

 また、ギリシアの伝令神ヘルメスとアメリカで同居しているSteve Trevorもダイアナとの絡みは少ないのですが、ヘルメスとの関係で苦労しています。

 

【基本情報】
Writers: George Perez, Mindy Newell, Lee Marrs
Artists: Chris Marrinan, Steve Montano, Robert Campanella, Carol Lay, Colleeen Doran, Cynthia Martin, Ramona Fradon, Trina Robbins, Barb Rausch, Jan Duursema, Cara Sherman Tereno, Leslie Stern bergh, Jill Thompson
Colorists: Carl Gafford, Julianna Ferriter, Tatjana Wood, Michele Wolfman, Shelley Eiber, Helen Vesik, Julia Lacquement, Adrienne Roy
Letterers: Agustin Mas, Carrie Spiegle, John Constanza, L. Lois Buhalis
Collection Cover Artists: Chris Marrinan and George Perez
発行年 2020年(※連載されていたのは1989年頃)


AMAZONのページはこちら。


2022年11月5日土曜日

キャラクター紹介: メラ

 メラはアクアマン(アーサー・カリー)の恋人として登場しました。登場は1963年と古いキャラクターですが、メラが中心となって活躍するようなコミックはそれほどありません。

 DCコミックス社の作品は2011年に大規模な設定の更新があり、その後も五年に一度程度少しずつ設定が変わるタイミングがあるので

・New52期以前 (2011年以前)
・New52期 (2011-2016年頃)
・Rebirth期 (2016年以降)
・Infinite Frontier期 (2021年以降)

 ……という感じで、時期によって分類できます。2011年以前もいろいろあるのですがそれは略します。メラに関しては、時代と共に少しずつ設定が変わっていますが大きな変化はあまり起きていません。

 

2022年11月2日水曜日

Aquaman (2016-) Vol. 4: Echoes of a Life Lived Well 感想 -散漫-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 2016年から始まったRebirth期Aquaman誌のVol. 4 (途中で巻数がリセットされたため実質的には第10巻)にして最終巻のEchoes of a Life Lived Wellを読みました。どうも散漫な印象を受けましたが、ハッピーエンドなのでまあいいか……となる最終巻でした。

【基本情報】
Art by: Miguel Mendonça, Robson Rocha
Written by: Jordan Clark, Kelly Sue DeConnick
発行年 2021年


公式サイトはこちら。

AQUAMAN VOL. 4: ECHOES OF A LIFE LIVED WELL

A wedding is supposed to be a happy occasion. But for Aquaman and his allies, the wedding of the century is here-and hell follows with it. When Mera awakens from her coma, she finds herself betrothed...but not to Aquaman.


2022年10月23日日曜日

Aquaman (2016-) Vol. 3: Manta vs Machine 感想 -父の愛-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 2016年から始まったRebirth期Aquaman誌のVol. 3 (途中で巻数がリセットされたため実質的には第9巻)のManta vs Machineを読みました。サブタイトルはManta vs Machineですが、Aquaman (アクアマン、アーサー・カリー)の宿敵であるBlack Mantaが彼の亡き父の意識を移植したロボット、Mecha Mantaを操縦してアクアマンと戦う話ですのでManta and Machineのほうが内容には合っていると思います。


【基本情報】
Writers: Kelly Sue DeConnick, Kyle Higgins, Vita Ayala
Pencillers: Robson Rocha, Eduardo Pansica, Jesus Merino, Aaron Lopresti, Victor Ibanez
Inkers: Daniel Henriques, Julio Ferreira, Vicente Cifuentes, Matt Ryan, Victor Ibanez
Collorists: Sunny Gho, Romulo Fajardo Jr., Jay David Ramos
Letterer: Clayton Cowles
Collection cover artists: Robson Rocha, Daniel Henriques, Marcelo Maiolo
発行年 2020年


公式サイトはこちら。

https://www.dc.com/graphic-novels/aquaman-2016/aquaman-vol-3-manta-vs-machine

AQUAMAN VOL. 3: MANTA VS. MACHINE

"Year of the Villain" strikes Aquaman as Black Manta and his Mecha Manta invade Amnesty Bay with one target in mind: Aqualad! It's land versus sea in a battle of titanic proportion! But which side will Jackson Hyde choose-his mentor or his father?


2022年10月16日日曜日

Aquaman (2016-) Vol.1-2: Unspoken Water, Amnesty 感想 -これはアーサーが悪い-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2016年から始まった、Aquaman (アクアマン、アーサー・カリー)を主人公とするAquaman誌のVol. 1, 2を読みました。これは、これまでメインライターだったDan Abnett氏からKelly Sue DeConnick氏に変更になったために巻数がリセットされたからで、実質的にはシリーズの第7巻、第8巻にあたります。

 これだけでも分かりにくいのに、AmazonのページでAquaman誌のシリーズ一覧を表示させると 

 なぜか5巻、6巻と書いてあるという分かりにくさ。単行本の巻数をシリーズの途中でリセットさせるからこういう混乱が起きるので、巻数リセットはやめていただきたいものです。

 さて、物語はDan Abnett氏の描いたアクアマンのラストからは少し時間が経ったところから始まります。記憶を失ったアーサーが謎の島に打ち上げられ、古代の海の神々と共にメソポタミアの塩の神、Nammaと戦うのだ――というのがVol. 1。Vol. 2では、アーサーが記憶を取り戻すところから始まります。

 

【基本情報】
Written by: Kelly Sue DeConnick
Art by: Robson Rocha
発行年 2019年


公式サイトはこちら (Vol. 1)。

AQUAMAN VOL. 1: UNSPOKEN WATER

In the wake of the epic "Drowned Earth," an amnesiac Arthur washes ashore on a remote island and ends up being cared for by a young woman named Caille, who's just a little too curious for comfort. And as a lifetime of horror movies has taught us, there's something strange going on in this island village.


2022年10月9日日曜日

Wonder Girl (2021-) #1-#7感想 -実質的には"Wonder Girls"-

  Yara Flor (ヤーラ・フロー)を主役にしたコミック、Wonder Girlを読みました。彼女は2021年から始まったInfinite Frontier期――の、予告編的なシリーズFuture Stateで「将来のWonder Woman」として登場しました。おそらく、Infinite Frontier期を象徴するようなキャラクターとして様々な作品に登場していくようになるものと思われます。

 このWonder Girl誌はヤーラを主役に据え、彼女の背景や基本的な性格を描き出すコミックです。同時に、これまで"Wonder Girl"を名乗ってきたCassie Sandsmark (キャシー・サンズマーク、ワンダーガール)やDonna Troy (ドナ・トロイ)との出会い、さらにはアマゾン族の一人であるArtemis (アルテミス)との出会いも描いています。

 一方、このコミックが連載されていたころはDark Nights: Death Metalのエピソードの影響で死亡していたWonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)はまったく登場しません。ワンダーウーマンに強い関係のあるキャラクターのコミックとしては珍しいですね。

 なお、筆者は#1-#7まで一話一話ばらばらに購入して読みましたが、単行本も出版される予定です。

 

【基本情報】
Art by: Joëlle Jones, Adriana Melo, Leila del Duca
Written by: Joëlle Jones
発行年 2021年


公式サイトはこちら (#1)


2022年10月1日土曜日

Outsiders (1993-1995) #14 感想: 狂乱のKatana

  以前読んだThe Other History of DC UniverseのKatana編 (感想はこちら)は、ライターのJohn Ridleyが2020年までのKatana (カタナ、タツ・ヤマシロ)のコミックでの活躍を自分流に再編成して描きなおしたものでした。

 その中の興味深いエピソードに「カタナと暗殺者Lady Shivaが戦いカタナが負け、臨死体験を経て蘇る」というものがありました。調べたところ、このOutsiders (1993-1995) #14をベースにしたものだったらしいので読んでみました。

 

【基本情報】
Writer: Mike W. Barr
Penciller: Paul Pelletier
Inker: Robert Campanella 
Colorist: Gene D'Angelo
COver Art: Paul Pelletier, Robert Campanella
発行年 1994年


Amazonのページはこちら。


2022年9月28日水曜日

Aquaman (2016-) Vol. 5-6: The Crown Comes Down, Kingslayer 感想 -敵の敵は味方-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Rebirth期Aquaman誌のVol. 5-6を読みました。Aquaman (アクアマン、アーサー・カリー)を王位から追いやりアトランティスを掌握したCorum Rathとの最終戦争が描かれます。

 

【基本情報】
Writer: Dan Abnett
Artists: Various, Riccardo Federici, Robson Rocha, Kelley Jones
Cover by: Stjepan Sejic, Joshua Middleton
発行年 2018年


公式サイトはこちら (Vol. 5)


2022年9月23日金曜日

キャラクター紹介:スーパーガール(カーラ・ゾー・エル)

  スーパーガールはスーパーマンと同じクリプトン星の生き残りで、スーパーマンのいとこにあたります。登場は1959年と古いキャラクターですが、1985年のCrisis on Infinite Earthsで死亡し2004年まで再登場しなかったため(別の人物が「スーパーガール」という名前で登場していました)歴史が長い割には登場するコミックはそこまで多くありません。

 DCコミックス社の作品は2011年に大規模な設定の更新があり、その後も五年に一度程度少しずつ設定が変わるタイミングがあるので

・New52期以前 (2011年以前)
・New52期 (2011-2016年頃)
・Rebirth期 (2016年以降)
・Infinite Frontier期 (2021年以降)

 ……という感じで、時期によって分類できます。2011年以前もいろいろあるのですがそれは略します。スーパーガールに関しては、2004年の再登場時、2011年、2016年と少しずつ設定が変わっていますが「スーパーマンのいとこ」という大枠は変わりません。

2022年9月14日水曜日

Action Comics (1938-2011) #252 感想 -カーラ・ゾー・エル初登場-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Superman (スーパーマン、カル・エル)のいとこであるSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)は1959年のAction Comicsで初登場しています。この本には短編が三話収録されているのですが、スーパーガール初登場は最後の一話でした。

 

【基本情報】
Writer: Robert Bernstein
Arist: Al Plastino
Cover: Curt Swan
発行年 1959年


Amazonのサイトはこちら。


2022年9月10日土曜日

Supergirl (2016-) Vol. 3: Infectious感想 -ライターの頑張りは良く分かる-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Rebirth期Supergirl誌のVol. 3を読みました。Rebirth期Supergirlの最終巻ですが、一冊の本として読んだ時あまり高く評価はできない作品になってしまっています。とはいえ、ライターが面白くするために頑張ってくれたことは良く分かるのでスタッフを責める気にもならない……という作品でした。

 

【基本情報】
Writers: Jody Houser, Marc Andreyko,Robert Venditti
Artists: Rachael Stott, Eduardo Pansica, Julio Ferreira, Laura Braga, Inaki Miranda, Cris Peter, Fco Plascencia, Chris Sotomayor, Hi-Fi
Letterer: Tom Napolitano
Cover: Dan Mora
発行年 2020年


Amazonのサイトはこちら。


2022年9月4日日曜日

Supergirl (2016-)

 クリプトン星の崩壊から生き残り、地球にやって来たヒーローSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)の活躍を描くシリーズです。2016年から始まったRebirth期のシリーズになります。

Vol. 4まで進んだ後はメインライターの変更により巻数がリセットされました。


Supergirl (2016-) Vol. 1-2: The Killers of Krypton, Sins of the Circle感想 -怒りとカーラ-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Rebirth期Supergirl誌のVol. 1と2を読みました。実質的にはシリーズ5巻目と6巻目ですが、ナンバリングがリセットされてVol. 1からのスタートになっています。Vol. 4までのSteve Orlando氏のエピソードとはほぼ関係のないお話になっていますので、ここから読むことも可能です。でもやっぱり、単行本派が読む順番を間違えないで済むようにシリーズ内で何巻目かということは分かりやすくしてもらいたいものです。

 

【基本情報】
Written by: Marc Andreyko, Dan Jurgens
Art by: Various, Sean Parsons, Kevin Maguire, Fco Plascencia, Eduardo Pansica, Julio Ferreira, Chris Sotomayor
Letterer: Tom Napolitano
Cover by: Stanley "Artgerm" Lau,Terry and Rachel Dodson, Yanicj Paquette, Nathan Fairbairn
発行年 2019年


公式サイトはこちら (Vol. 1)。


2022年8月27日土曜日

Red Hood: Outlaw (2016-) Vol. 4: Unspoken Truths 感想 -冒険の終わり-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 かつてはBatman (バットマン、ブルース・ウェイン)の相棒Robinとして活動し、今はバットマンから離れてRed Hoodとして活動しているJason Todd (ジェイソン・トッド)がArtemis (アルテミス)やBizarro (ビザロ)といった面々と共に戦うRed Hood: OutlawのVol. 4を読みました。こちらがシリーズ最終巻です。

 

【基本情報】
Writer: Scott Lobdell
Pencillers: Paolo Pantalena, ChrisCross, Brett Booth, Travis Mercer
Inkers: Paolo Pantalena, Scott Hanna, Danny Miki, John Livesay
Colorist: Arif Prianto
Letterer: ALW'S Troy Peteri
Cover: Dextor Soy, Arif Prianto
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年8月20日土曜日

Birds of Prey (1999-2009): Fighters by Trade感想 -大人の友情-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Gail Simone氏がメインライターを務めたBirds of Prey誌の単行本を読みました。このシリーズ、1999-2009年のBirds of Prey誌を10話くらいずつまとめていてくれて読みやすいのですが。以前読んだ、Murder and Mystery (感想はこちら)の続きがこのFighters by Tradeだと思って読み始めたら、すぐ続きというわけでもなく結構間が空いているらしく。

 Murder and Mysteryは56-67話収録、この作品は81-91話収録というわけで途中のエピソードが飛んでいます。

 というわけで読み始めた時は「何でこんな状況になっているんだろう……」という感じでしたが、読み進めているうちに何となく状況が分かり、いつものSimone作品のように面白く読むことができました。

 もともとSimone作品は「何でそうなる!?」という謎展開を入れてくることがありますしね。

 

【基本情報】
Writers: Gail Simone, Jim Alexander
Pencillers: Joe Bennett, Eddy Barrows, Paulo Siqueira, Adriana Melo, Adam DeKraker, David Lopez, Bruce Timm, Bran Walker
Inkers: Jack Jadson, Robin Riggs, Fernando Blango, Will Conrad, Bruce Timm, Jimmy Palmotti
Colorist: Hi-Fi
Letterers: Jared K. Fletcher, Rob Leigh
Collection Cover Artists: Adriana Melo, Will Conrad
発行年 2021年 (連載されていたのは2005年頃)


公式サイトはこちら。


2022年8月10日水曜日

Aquaman (1962-1978) #11, 18, 23 感想: 何しろ展開が早い

  1962年から連載が開始されたAquaman誌の11話、18話、23話を読みました。すべてMera (メラ)が関係する話で、

  •  11話: メラ初登場
  •  18話: メラとAquaman (アクアマン、アーサー・カリー)が結婚
  •  23話: 子供が生まれる

  というエピソードになっています。この頃のコミックはとにかく展開が早いのです。


【基本情報】
Writers: Jack Miller, Henry Boltinoff 
Artists: Nick Cardy, Henry Boltinoff 
発行年 1963年頃


2022年8月6日土曜日

Wonder Woman by George Perez Vol. 3 感想 -アマゾンの敵はアマゾン-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 


 Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)の活躍を描くWonder Woman by Geroge PerezのVol. 3を読みました。表紙はこんな感じでJustice League Internationalのメンバーとダイアナがポーズを決めているところなので(下図)、

 


 

 JLIとの共闘がメインテーマなのかと思って読み始めました。が、意外なことに彼らとのエピソードは少しで、メインは

 

 ・ダイアナの投げ縄を狙うチーターとの戦い

 ・チーターに奪われた、ガイアのガードルを探すBana-Mighdall (バナ・マイダル)のアマゾン族とダイアナとの出会いと戦い

 でした。

 

【基本情報】
Written by: Cary Bates, J.M. DeMatteis, Keith Giffen, George Pérez
Art by: Various, Tom Grummett, Will Blyberg, Chris Marrinan
Cover by: George Pérez
発行年 2018年 (単行本の発行年。連載されていたのは1988年頃)


公式サイトはこちら。


2022年8月3日水曜日

Justice League Odyssey (2018-) Vol. 4: Last Stand 感想 -ジェシカ・クルズの頂点-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Justice League Odysseyの最終巻Vol. 4を読みました。

 地球をメインの活動場所としているヒーローStarfire (スターファイヤー、コリアンダー)、Cyborg (サイボーグ、ヴィクター・ストーン)、Azrael (アズラエル、ジーン・ポール・バリー)の3人が不思議な声に呼ばれ宇宙空間に旅立ったところ実は3人を呼んでいたのは宇宙最大の悪であるDarkseidだったのだった、そして宇宙の平和を守るGreen Lantern (グリーンランタン)の一人、Jessica Cruz (ジェシカ・クルズ)も3人とDarkseidの戦いに巻き込まれるのだった。

 スターファイヤー、サイボーグ、アズラエルがDarkseidに洗脳され操られる一方、ジェシカには成り行きでStarfireの姉であるBlackfireやRed Lanternの一員Dex-Starr、Darkseidの息子にして父を殺そうとするOrion、ザマロン星出身の技術者Arla Hax、たまたまその近くにいたGamma Knifeなどの面々が協力しDarkseidを倒そうと頑張るのだった――という本作ですが、終わってみれば本作はジェシカ・クルズの本質と彼女が成長しある種の頂点に達した姿を描き出した作品でした。

 

【基本情報】
Writer: Dan Abnett
Artists: Will Conrad, Cliff Richards
Colorists: Rain Beredo
Letterer: Deron Bennett
Cover: Skan
発行年 2021年


Amazonのページはこちら。


2022年7月23日土曜日

Justice League Odyssey (2018-) Vol. 3: The Final Frontier 感想: 敵の敵は味方

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Justice League OdysseyのVol. 3を読みました。

 地球をメインの活動場所としているヒーローStarfire (スターファイヤー、コリアンダー)、Cyborg (サイボーグ、ヴィクター・ストーン)、Azrael (アズラエル、ジーン・ポール・バリー)の3人が不思議な声に呼ばれ宇宙空間に旅立ったところ実は3人を呼んでいたのはDarkseidだったのだった、そして宇宙の平和を守るGreen Lantern (グリーンランタン)の一人、Jessica Cruz (ジェシカ・クルズ)も3人とDarkseidの戦いに巻き込まれるのだった、さらにそこにStarfireの姉であるBlackfireも絡むのだった――という本シリーズですが、Vol. 2ではジェシカを含めたヒーローみんなが絶体絶命というところで終わりました。

 

 この巻からは新キャラクターが登場し、新たな展開が描かれていきます。

 

【基本情報】
Writer: Dan Abnett
Artists: Will Conrad, Cliff Richards, Chriscross, Le Beau Underwood, Danny Miki, Scott Hanna
Colorists: Rain Beredo, Pete Pantazis
Letterer: Andworld Design
Cover: Will Conrad, Rain Beredo
発行年 2020年


Amazonのページはこちら。


2022年7月17日日曜日

Wonder Woman : War of the Gods 感想 -Circeさん、一世一代の大勝負-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 Wonder Woman : War of the Godsを読みました。現在少しずつ読んでいる、George Perezがメインライターを務めた時期のWonder Woman誌の最終盤にあたり、Suicide Squadなど他のコミックも巻き込んだ一大イベントになっています。

 というわけで、いきなり読むとやや分かりにくいところもあり、Perez期のWonder Woman誌を全部読んでからにした方が良かったかなあと思いました。とはいえそれを待っていると、いつになるか分からない気もしたのですよね。

  なお、最近出版されたTales from the Dark Multiverse: Wonder Woman: War of the Gods (2020-) #1 (感想はこちら)は、この作品を踏まえたパロディということになっています。

 ただ、こちらの本家War of the Godsは大長編ですし、一話完結のTales from the Dark Multiverseとはかなり違います。パロディと言われなければ分からないくらい印象が違う作品ですので、完全に別物と思った方が良いように思います。

 

【基本情報】
Written by: George Pérez
Art by: Various, Jill Thompson, Cynthia Martin, George Pérez
Cover by: George Pérez
発行年 2016年(連載されていたのは1992年頃)


公式サイトはこちら。


2022年7月2日土曜日

Wonder Woman by George Perez Vol. 2 感想 -ダイアナの愛-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Wonder Woman by George Perez Vol. 2を読みました。Perezによるこのシリーズは、現在までつながるワンダーウーマンの基礎となるようなシリーズだと思います。

 

【基本情報】
Written by: Len Wein, George Pérez
Art by: Various, George Pérez
Cover by: George Pérez
発行年 2017年 (※連載されていたのは1988年頃)


公式サイトはこちら。


2022年6月26日日曜日

Justice League (2016-2018) #24感想: アーサーの縁

  Aquaman (2016-) Vol. 4 (感想はこちら)に関連して、同時期に刊行されたJustice League #24を読みました。Aquaman (アクアマン、アーサー・カリー)がアトランティスの王位を追われ、一足先に地上に来ていたMera (メラ)はアトランティスが地上に対して魔法で門戸を閉ざしたことを知り、アトランティスに入ろうと魔法のバリアで攻撃を続けるが――というお話です。

 

【基本情報】
Written by: Bryan Hitch
Art by: Oclair Albert, Fernando Pasarin
Cover by: Bryan Hitch
Variant cover by: Nicholas Bradshaw
発行年 2017年

公式サイトはこちら。


2022年6月22日水曜日

Aquaman (2016-) Vol. 4 Underworld 感想: 政治的思惑の蠢き

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Rebirth期AquamanのVol. 4を読みました。前巻で王位を追われ、死んだと思われたAquaman (アクアマン、アーサー・カリー)はもちろん生存していて、アトランティスの最下層で名前をかくして地道に人々のために働き始めました。

 一方、古来の魔法を使って鎖国したアトランティスに侵入しようとしたアーサーの恋人、Mera (メラ)は大ピンチに陥ります。

 

【基本情報】
Art by: Stjepan Sejic
Cover by: Stjepan Sejic
Written by: Dan Abnett
発行年 2018年


公式サイトはこちら。


2022年6月19日日曜日

Aquaman (2016-) Vol. 3 Crown of Atlantis 感想: 王様は国民のために働きましょう

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Rebirth期AquamanのVol. 3を読みました。王として安定して統治していくには内政が大切、という教訓が得られるお話になっています。

【基本情報】
Written by: Dan Abnett
Art by: Philippe Briones, Wayne Faucher, Scot Eaton, Andrew Hennessy, Bradley Walker
Cover by: Andrew Hennessy, Bradley Walker
発行年 2017年


公式サイトはこちら。


2022年6月15日水曜日

Aquaman (2016-)

 2016年に始まったRebirth期Aquaman誌は、アトランティスの王アクアマンを主役に据えながら彼の恋人のメラ、彼の異父兄弟の異母姉妹トゥラといった女性キャラクターも豊かに描いています。

Vol. 1-2: The Drowing, Black Manta Rising

Vol. 3: Crown of Atlantis

Vol. 4: Underworld

Vol. 5-6: The Crown Comes Down, Kingslayer

~ここでメインライター変更に伴う巻数リセット~

Vol. 1-2: Unspoken Water, Amnesty

Vol. 3: Manta vs Machine

Vol. 4: Echoes of a Life Lived Well 


Aquaman (2016-) Vol. 1-2 感想: ならず者国家、アトランティス

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2016年から始まったRebirth期のAquaman誌、Vol. 1, 2を読みました。2011年から始まったNew52期に一区切りついてのRebirth期、というわけでAquaman誌の雰囲気が少し変わったかというと、New52期最終巻(感想はこちら)のライターだったDan Abnettが再びライターを務めているため、ほぼ変わりません。

 New52期のVol. 8がRebirth期の序章だったのでは、という感じさえします。

【基本情報】
Written by: Dan Abnett
Art by: Philippe Briones, Andrew Hennessy, Bradley Walker, Scot Eaton, Various
Cover by: Andrew Hennessy, Bradley Walker
発行年 2017年


公式サイトはこちら (Vol. 1)。


2022年6月12日日曜日

DC Pride 2022 #1 感想 -ノンフィクションの力-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 DC Pride 2022を読みました。6月はLGBTQ+などの性的マイノリティーの権利を啓発するプライド月間なので、このコミックはそれに合わせて性的マイノリティーのキャラクターをクローズアップした短編集です。このプライド月間記念コミックは2021年から始まりました。

 

【基本情報】
Art by: Brittney Williams, Travis G. Moore, Meghan Hetrick, Nick Robles
Written by: Danny Lore
発行年 2022年

(このアーティスト、ライター名は公式サイトに載っているそのままですが、短編集ですので実際にはもっと多くの人たちが制作に関わっていてコミックに名前が掲載されています。)


公式サイトはこちら。


2022年6月6日月曜日

Aquaman (2011-2016) Vol. 8: Out of Darkness 感想 -入りはほのぼの、最後はビターに-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 2011年から始まったNew52期Aquaman誌のVol. 8を読みました。New52期最終巻です。とはいってもライターが変わったこともあり、大団円的な最終巻というよりは「またすぐ次の話が始まりそう」という終わり方でした。

 

【基本情報】
Written by: Dan Abnett
Art by: Various, Scot Eaton, Norm Rapmund, Brett Booth
Cover by: Norm Rapmund, Brett Booth
発行年 2017年


公式サイトはこちら。


2022年5月31日火曜日

Aquaman (2011-2016) Vol. 7: Exiled 感想 -詰めが甘い-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2011年から始まったNew52期Aquaman誌のVol. 7を読みました。ライターのやりたいことは分かるが詰めが甘くていまいち乗れない……という感想になる作品でした。

 Rebirth期Titans (感想はこちら)でレギュラーメンバーになる Tempest (テンペスト、ガース)が初めてNew52 Aquaman誌に登場したのは嬉しかったのですが。

 


【基本情報】
Art by: Various, Alec Morgan, Jesús Merino, Trevor McCarthy
Cover by: Trevor McCarthy
Written by: Cullen Bunn


公式サイトはこちら。


2022年5月25日水曜日

Aquaman (2011-2016) Vol. 6: Maelstrom 感想 -王家の掟-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2011年から始まったNew52期Aquaman誌のVol. 6を読みました。この巻にはなんと! メラがXebelでいかに育ち、いかにAquaman (アクアマン、アーサー・カリー)と出会い、いかに恋に落ちたかが語られています!

 そして死んだと思われていたアーサーの母が実は……というエピソードに、王家の大変さを感じる一冊です。


【基本情報】
Art by: Various, Sean Parsons, Paul Pelletier
Cover by: Sean Parsons, Paul Pelletier
Written by: Jeff Parker
発行年 2016年


公式サイトはこちら。


2022年5月22日日曜日

Aquaman (2011-2016) Vol. 5: Sea of Storms 感想 -策士メラ-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  2011年から始まったNew52期Aquaman誌のVol. 5を読みました。

 これまで読んだ巻ではAquaman (アクアマン、アーサー・カリー)の恋人であるMera (メラ)は海中のXebelという国出身で水を自在に操る強力なパワーを持つことは描かれていました。ただ正直な感想としてはあまりメラを個人として描く描写にはなっていないな……と感じていました。

 ところがこの一冊ではメラとアクアマンが別行動をとっていることが多く、策士にして戦士であるメラの姿がしっかり描かれています。Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)と共闘する場面もありますよ。

 

【基本情報】
Art by: Various, Sean Parsons, Paul Pelletier
Cover by: Sean Parsons, Paul Pelletier
Written by: Jeff Parker
発行年 2014年


公式サイトはこちら。


2022年5月19日木曜日

Aquaman (2011-2016) Vol. 4: Death of a King 感想 -戦争の後始末-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  2011年から始まったNew52期Aquaman誌のVol. 4を読みました。未読のVol. 3ではAquaman (アクアマン、アーサー・カリー)の兄であるOrm率いる海底王国Atlantisと地上の世界が戦争し、Ormは地上の世界に囚われアクアマンがアトランティスの新しい王になったということが語られていた模様です。

 このVol. 4は戦争の後始末をしながら、アトランティスの過去にも触れるというストーリーになっていました。

【基本情報】
Written by: Geoff Johns
Art by: Sean Parsons, Paul Pelletier, Rob Hunter
Cover by: Sean Parsons, Paul Pelletier
発行年 2014年


公式サイトはこちら。


2022年5月17日火曜日

Aquaman (2011-2016) Vol. 2: The Others 感想 -アクアマンとメラ-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 2011年から始まったNew52期Aquaman誌のVol. 2を読みました。Vol. 1がAquaman (アクアマン、アーサー・カリー)の現在を描いた話とするなら、Vol. 2は彼の過去を描いた話でした。

 

【基本情報】
Written by: Geoff Johns
Art by: Joe Prado, Ivan Reis
Cover by: Joe Prado, Ivan Reis
発行年 2013年


公式サイトはこちら。


2022年5月11日水曜日

Aquaman (2011-2016)

 Aquaman (2011-2016)は、New52期に連載されていたアトランティスの王アクアマン(アーサー・カリー)を主役とするシリーズです。

彼の恋人であるMera (メラ)もよく登場します。

Vol. 1: The Trench 

Vol. 2: The Others

Vol. 4: Death of a King

Vol. 5: Sea of Storms

Vol. 6: Maelstrom

Vol. 7: Exiled

Vol. 8: Out of Darkness

Aquaman (2011-2016) Vol. 1: The Trench 感想: もののあはれ

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 2011年から始まったNew52期に連載されたAquaman誌のVol. 1を読みました。アトランティスの王Aquaman (アクアマン、アーサー・カリー)とその妻Mera (メラ)がメインになっています。 

【基本情報】
Written by: Geoff Johns
Art by: Joe Prado, Ivan Reis, Eber Ferreira
Cover by: Joe Prado, Ivan Reis
発行年 2012年


公式サイトはこちら。


2022年5月6日金曜日

Wonder Woman by George Perez Vol. 1 感想 -現在につながるスタンダード-

  Wonder Woman by George Perez Vol. 1を読みました。Perezによるこのシリーズは、Crisis on Infinite Earths (感想はこちら)の事件により様々な設定が変更になったことを受け、セミッシラ島に住むアマゾン族の王女であるWonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)の物語を改めて語りなおしたものになっています。

 現在まで続くワンダーウーマン像の基礎を作ったシリーズという印象を受けました。

 なお、この作品の第1話はワンダーウーマンアンソロジー(感想はこちら)にも収録されていますのでそちらで雰囲気を掴んでみるのもおすすめです。

 

【基本情報】
Written by: Len Wein, Greg Potter, George Pérez
Art by: Bruce Patterson, George Pérez
Cover by: George Pérez
発行年 2016年 (※連載されていたのは1987年頃)

公式サイトはこちら。


2022年5月3日火曜日

Wonder Woman: Lords & Liars 感想: 初めに読みやすい一冊

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 2016年から始まったRebirth期のWonder Woman誌の最終盤の連載をまとめた単行本、Lords & Liarsを読みました。映画「ワンダーウーマン 1984」(公式サイトはこちら)に合わせた結果だと思うのですが、メインとなる敵役はMaxwell Lord (マクスウェル・ロード)です。 

 Vol. いくつという番号はありませんが、Rebirth期Wonder Womanの最終巻です。いつもならここで「単行本派にとって読む順番が分かりにくくなるんだから第何巻にあたるのか通し番号をつけてくれ」というところですが、この作品にはあまり言う気になりません。

 というのも、一応Rebirth期に出版された作品ではあるもののこれまでのお話とは特に関係がないからです。アメリカにアマゾン族の大使館があるところなどはこれまでの経緯を踏まえているわけですが、Rebirth期のWonder Woman誌を全く読んでいない状態でいきなりこれを読んでも、問題なく楽しめると思います。映画でワンダーウーマンに興味を持った人が気軽に読みやすいコミックになるように制作されたのかもしれないですね。

 

【基本情報】
Writer: Mariko Tamaki
Pencillers: Mikel Janin, Carlo Barberi, Steve Pugh, Rafa Sandoval
Inkers: Mikel Janin, Matt Santorelli, Steve Pugh, Jordi Tarragona
Colorists: Jordie Bellaire, Alejandro Sanchez, Romulo Fajardo Jr., Arif Prianto
Letterer: Pat Brosseau
Colection Cover Artists: David Marquez, Alejandro Sanchez
発行年 2021年


公式サイトはこちら。

2022年4月27日水曜日

Batman: Urban Legends (2021-)

 Batman: Urban LegendsはInfinite Frontier期の初期に連載されたコミックです。バットマンやバットファミリーを中心に、2-3話で終わる短編をオムニバス形式で収録しています。

The Outsiders in "The Caretaker" (Batman: Uranlegends (2021-) #1-#3収録)感想: お姑さんとの戦い

  2021年から始まったBatman: Urban Legendsの1話-3話を読みました。このコミックはゴッサム関係の様々なキャラクターを取り上げたアンソロジーという形式になっています。3話くらいで完結するものもあれば1話完結のものもあります。筆者は今回、Outsidersのエピソードを読みたかったので#1-#3を読んでみました。

 アメコミのキャラクターはコミックごとにライターが変更することもあって、「このコミックとこのコミックの間に何かあったよね? でないとこのキャラクターはこんな風にならないよね?」と思うこともあるわけですが、Urban Legendsはそうしたギャップを埋めるエピソードを発表できるプラットフォームになるのかもしれません。

 とはいえ、たとえば#3には殺し屋のLady Shivaのエピソードが一話完結で収録されているわけですが、

公式サイトにも

Amazonのサイトにも

Lady Shivaのエピソードがありますということは一言も書いていないという状態になってしまっています。こうなると好きなキャラクターが出ていても見逃してしまうことが起き得るので、キャラクターを追いかけたいタイプのファンにはちょっと厄介なコミックになってしまっていると思います。

 さて、この#1-#3に収録されているOutsidersはRebirth期Batman and the Outsiders (感想はこちら)の後の話で、登場するのはKatana (カタナ、タツ・ヤマシロ)、Black Lightning (ブラックライトニング、ジェファソン・ピアース)に加えて昔のOutsidersシリーズでチームメートだったMetamorpho (メタモルフォ、レックス・マンソン)です。

 

【基本情報】※ここで取り上げたスタッフはOutsidersのエピソードに名前がクレジットされている人のみです。

Writer: Brandon Thomas
Artist: Max Dunbar
Colors: Luis Guerrero
Letters: Steve Wands
Editor: Dave Wielgosz 
発行年 2021年


公式サイトはこちら (#1)。


2022年4月23日土曜日

Detective Comics (2016) #1034-1039, Batman Secret Files: Huntress 感想 -孤独な二人-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

  Detective Comicsは、Batman (バットマン、ブルース・ウェイン)やその仲間であるバットファミリーの活躍を描くシリーズです。

 2021年3月から始まったInfinite Frontier期から現在(2022年4月)まで、Mariko Tamakiがメインライターを務めています。設定としてはRebirth期の最後の頃に起きた出来事を引き継いでいるようで、

 

  • ブルース・ウェインは大富豪ではなく中流階級に。
  • ナカノ市長が反ヴィジランテ政策を打ち出しており、バットマンたちヒーローの活動は違法に。
  • もともと治安の悪かったゴッサムだが、犯罪者集団のボスが牛耳るというよりもチンピラが闊歩する街に。

 などの変化が見られます。また筆者としてはBatgirl (バットガール)として活動していたBarbara Gordon (バーバラ・ゴードン)が情報収集・分析のスペシャリストであるOracle (オラクル)専業になっているようなのも気になるところです。バットガールという名前はStephanie BrownとCassandra Sandsmarkという後輩たちに譲ったようなので今後は当分オラクル専業でいくのでしょうか。

 

 そして、このMariko TamakiのDetective Comicsではゴッサム中心に活躍するヒーローの一人、Huntress (ハントレス、ヘレナ・ベルティネリ)がスポットライトを浴びるということで1034-1039と関連する短編Batman Secret Files: Huntressを読んでみました。なお、1034-1039は単行本ではVol.1に収録されています (Amazonのサイトはこちら)が、Batman Secret Files: Huntressの方はどの単行本に収録されているのか不明です。

(※2023/03/19追記: Batman Secret Files: HuntressはVol. 2に収録されました。感想はこちら。

 

【基本情報】
Written by: Mariko Tamaki, Meghan Fitzmartin
Art by: Dan Mora, Clayton Henry, Karl Mostert, David Lapham
Pencils: Viktor Bogdanovic
Inks: Jonathan Glapion, Viktor Bogdanovic, Daniel Henriques, Norm Rapmund
Colors: Jordie Bellaire, Trish Mulvihill
Letters: Aditya Bidikar, Rob Leigh
Cover: Dan Mora, Irvin Rodriguez
発行年 2021年


公式サイトはこちら (Detective Comics #1034)。


公式サイトはこちら (Batman Secret Files: Huntress)。


2022年4月20日水曜日

キャラクター紹介:スキャンダル・サヴェッジ

  スキャンダル・サヴェッジは主にSecret Sixというチームで活躍しています。ヒーロー、ヴィランのいずれかに分けるとするとヴィランに分類されると思うのですが、実際の行動を見ているとヒーローとヴィランの中間くらいの存在かなという状況です。

 

 DCコミックス社の作品は、2011年と2016年に大規模な設定の更新があったために

  •  New52期以前 (2011年以前)
  •  New52期 (2011-2016年頃)
  •  Rebirth期 (2016年以降)
  •  Infinite Frontier期 (2021年以降)

 に大きく分かれます。New52期以前もいろいろ分類できるようなのですがそれは略。

 スキャンダル・サヴェッジはNew52期以前に登場しました。New52期にも登場しますが設定は特に変わっていません。Rebirth期が始まってから2022年4月現在までは活躍の機会はないようです。

2022年4月19日火曜日

Birds of Prey #104-109感想 -ヒーローチームの内部抗争-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Birds of Preyの104話-109話を読みました。Birds of Prey誌のメインライターだったGail Simoneが同じくメインライターを務めていたSecret Six誌から、Secret Sixメンバーがゲスト出演する作品です。なお、109話からライターが交代してTony Bedardになっています。

 

【基本情報】
Writers: Gail Simone, Tony Bedard
Colorist: Stephane Roux, Hi-Fi
Cover Color by: Stephane Roux
Inker: Doug Hazlewood
Letterer: DC Lettering
Penciller: Nicola Scott
発行年 2007年


公式サイトはこちら (#104)


2022年4月10日日曜日

Batman & the Outsiders (2019-) Vol. 3: Demon's Fire: 勝利の末の孤独

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Batman (バットマン、ブルース・ウェイン)と、Black Lightning (ブラック・ライトニング、ジェファソン・ピアース)、Katana (カタナ、タツ・ヤマシロ)、Orphan (オーファン、カサンドラ・ケイン)、Signal (シグナル、デューク・トーマス)からなるOutsidersがRa's al Ghulの野望を食い止めるために戦うBatman & the Outsidersの最終巻を読みました。

 Vol. 2で故郷の村をRa'sの新兵器により壊滅させられた暗殺者のLady Shiva (レディ・シヴァ)も仲間に加わっています。シヴァはカサンドラの母でもあり、カサンドラをバットマンから取り戻すという目的もあるようです。

 

【基本情報】
Writer: Bryan Hill
Artists: Dexter Soy, Gleb Melnikov, Marcio Takara
Colorists: Veronica Gandini, Ivan PLascencia
Letterers: Clayton Cowels
Collection Cover Artists: Tyler Kirkham, Arif Prianto
発行年: 2021年

公式サイトはこちら。


2022年4月4日月曜日

キャラクター紹介:スターファイヤー

  スターファイヤーはTamaran星 (タマラン星)のお姫様でしたが、様々な事情があって地球に来て若手ヒーローチームTeen Titansの一員になりました。もっぱら若手チームで活躍していましたが、最近は大人チームにも参加するようになっています。

 

 DCコミックス社の作品は、2011年に大規模な、2016年と2021年頃に中規模な設定の更新があったために

  •  New52期以前 (2011年以前)
  •  New52期 (2011-2016年頃)
  •  Rebirth期 (2016-2021年頃)
  •  Infinite Frontier期 (2021年頃-)

 に大きく分かれます。New52期以前もいろいろ分類できるようなのですがそれは略。スターファイヤーはNew52期以前とそれ以後で家族関係の設定がやや異なっています。

 

2022年3月27日日曜日

The New Titans (1984-1996) #100-101感想: 初めから無理のあった結婚

このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。 

 DCコミックス世界の中で、若手ヒーローチームの老舗といえばTeen Titansです。彼らが少し大きくなって、Titansというチーム名で活躍しているこちらのシリーズの100号では、メインメンバーであるNightwing (ナイトウィング、ディック・グレイソン)とStarfire (スターファイヤー、コリアンダー)の結婚が描かれているということで読んでみました。

 

 どうもこの結婚のエピソードは、この頃連載されていた大きな物語の中の一エピソードだったようです。今回は結婚式が描かれている100話と、その続きの101話を読んでみました。

 

【基本情報】
Writer: Marv Wolfman
Penciller: Tom Grummett, Bill Jaaska
Inker: Steve George, Rob Leigh, John Statema, Al Vey
Letterer: John Costanza
Colorist: Adrienne Roy 
発行年 1993年 

Amazonのページはこちら (#100)。

100話の表紙はこちらです (Cover: Tom Grummett, Al Vey)。いかにも結婚が失敗しそうな表紙なので、ロマンチックな展開を期待させないという親切さはあるかもしれません。


2022年3月26日土曜日

キャラクター紹介:ビクセン (マリ・マッケイブ)

  ビクセンはアフリカのZambesi出身のヒーローで、アメリカに来てモデルとして活躍する傍らヒーローとしても活動しています。動物の力を使って戦うヒーローです。

 

 DCコミックス社の作品は、2011年に大規模な、2016年と2021年頃に中規模な設定の更新があったために

  •  New52期以前 (2011年以前)
  •  New52期 (2011-2016年頃)
  •  Rebirth期 (2016-2021年頃)
  •  Infinite Frontier期 (2021年頃-)

 に大きく分かれます。New52期以前もいろいろ分類できるようなのですがそれは略。ビクセンはどの時期も大きな設定変更はありません。

2022年3月21日月曜日

Vixen: Return of the Lion #1-#5 感想 -アフリカの大地-

  Vixen (ビクセン、マリ・マッケイブ)を主役にした全5話のミニシリーズ、Vixen: Return of the Lionを読みました。

 Black Canary (ブラックキャナリー、ダイナ・ランス)が議長だったころのJustice League of America (JLA)誌のスピンオフ的なお話になっています。JLA誌で描かれた、「動物の力を使って戦う能力のはずがいつの間にか能力が変化していた (後に元に戻る)」というエピソード (感想はこちら)も踏まえています。

 

【基本情報】
Written by: Gwendolyn Wilson
Colorist: Santiago Arcas
Painted cover by: Joshua Middleton
Inker: CAFU, BIT
Letterer: DC Lettering
Penciller: CAFU
発行年 2008年


公式サイトはこちら (#1)。


2022年3月19日土曜日

The Other History of the DC Universe (2020-) #3: 感想 -こういう作品の時は日本人の監修をつけましょう-

このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。


 The Other History of the DC Universe の#3を読みました。このシリーズはDCコミックス社がこれまで描いてきたエピソードを異なる視点から見つめなおすというコンセプトの作品になっています。

 今回の作品の主役はKatana (カタナ、タツ・ヤマシロ)です。ライターのJohn Ridleyが描いたThe Next Batman (感想はこちら)でもいいところで登場した彼女ですが、この作品はThe Next Batmanのカタナと違和感なくつながるものになっていました。

 

 しかしどうしても、日本に関わる細かい部分が気になってしまうという、もったいない作品になっています。

 

【基本情報】
Written by: John Ridley
Art by: Giuseppe Camuncoli
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年3月12日土曜日

The Other History of the DC Universe (2020-)

 The Other History of DC Universeは、John Ridleyによる作品で「DCコミックス社の描いてきた物語を、これまで脇役ポジションにいたキャラクターの視点から語りなおす」というものになっています。

コミックではなく、文章に絵がついているという形式です。

The Other History of the DC Universe (2020-) #4: 感想 -Ridley流レニー・モントーヤ-

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。 

 The Other History of the DC Universe の#4を読みました。このシリーズはDCコミックス社がこれまで描いてきたエピソードを異なる視点から見つめなおすというコンセプトの作品になっています。全5話ですが、主人公たちはすべて非白人で社会的な背景も取り入れるというところもポイントになっています。

 ライターはすべてJohn Ridleyが務めています。John Ridleyといえば、The Next Batman (感想はこちら)でRenee Montoya (レニー・モントーヤ)をそこそこ重要な役どころで登場させたものの筆者とは今一つ考えが合わなかったのですが、レニー・モントーヤを主役に描いたこちらの作品を読んでみました。

 

 なお、この作品はコミックではなく、イラストに文章がついているという形式です。文の多い絵本という感じでしょうか。

 

【基本情報】
Written by: John Ridley
Art by: Giuseppe Camuncoli
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年3月6日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 4: The Four Horsewomen 感想その2 -真実の女王は嘘をつく-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Steve Orlando氏によるWonder Woman Vol. 4の感想の続きです(前の記事はこちら。)。今回は「真実を隠された人としてのPaula von GuntherとDonna Troy (ドナ・トロイ)」について。


Wonder Woman (2016-) Vol. 4: The Four Horsewomen 感想その1 -シリーズの総まとめ-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Rebirth期Wonder WomanのVol.4(実質Vol.13)を読みました。このシリーズ、Vol.9まで進んだところで巻数を1にリセットして再スタートということをしているので本作は実質 Vol. 13です。13巻の長きにわたって連載されていたシリーズだけに、色々ともやもやしていた点もあったのですが、この本に収録されていたエピソードでかなりの部分すっきり解消したように思います!

 なお、公式サイトやAmazonの説明ではいかにもこの本にWonder Woman #750 (感想はこちら)の750号記念作品がすべて収録されているように書かれています。しかし実際にこの本に収録されているのはWonder Woman #750のごく一部ですので、#750を購入した人も安心してこの単行本を購入して大丈夫です。逆に言うと、750号記念作品を読みたい方は#750を買う必要があります。

 

【基本情報】
Writer: Steve Orlando
Pencillers: Jesús Merino, V. Ken Marion, Kieran McKeown, Jan Duursema, Max Raynor, Gleb Melnikov, Emanuela Lupacchino, Jack Herbert, Jheremy Raapack, Miguel Mendonca
Inkers: Vincente Cifuentes, Sandu Florea, Scott Hanna, Jan Duursema, Max Raynor, Gleb Melnikov, Ray McCarthy, Jack Herbert, Norm Rapmund, Miguel Mendonca
Colorists: Romulo Fajardo Jr, Hi-Fi, Gabe Etlaeb
Letterer: Pat Brosseau
Collection Cover Artists: Robson Rocha, Danny Miki, Brad Anderson
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年2月26日土曜日

Young Justice (2019-) Vol. 3: Warriors and Warlords 感想 -若者たち、集合!-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 DCコミックス世界の若手ヒーローの活躍を描くコミック、Young Justice のVol. 3を読みました。若者たちが次々にチームに集まってきます。

【基本情報】
Writers: Brian Michael Bendis, David F. Walker
Artists: John Timms, Scott Godlewski, Michael Avon Oeming, Mike Grell
Colorist: Gabe Eltaeb
Letterer: Wes Abbott
Cover by: John Timms, Gabe Eltaeb
発行年 2021年


Amazonのページはこちら。


2022年2月20日日曜日

Suicide Squad (1987-1992) Vol. 7: The Dragon's Hoard 感想 -変化していくチーム-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Amanda Waller (アマンダ・ウォラー)率いる使い捨て部隊、Suicide Squad のVol. 7を読みました。この巻から組織の仕事がアメリカ政府のための汚れ仕事だけではなく、米国政府と特に関係のない仕事も入ってきます。部隊自体の存在が世界に知られるようになり、便利屋化しているのかもしれません。


【基本情報】
Written by: Kim Yale, John Ostrander
Art by: Various, Geof Isherwood, Luke McDonnell
Cover by: Karl Kesel, Geof Isherwood
発行年 2017年 (単行本の発行年。連載されていたのは1991年頃)


公式サイトはこちら。


 表紙にはこのようにKatana (カタナ、タツ・ヤマシロ)さんがいますが(右側)、カタナさんがチームに加入するわけではなくゲストとして登場して大事なところで活躍する役回りです。

 


 

2022年2月13日日曜日

Supergirl (2011-2015) Vol. 6: Crucible 感想 -カーラの居場所その2-

  ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 New52期に連載されていたSupergirl誌のVol. 6を読みました。このシリーズの最終巻にあたる一冊ですが、ようやくSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)に居場所と友達ができてカーラが落ち着きます。

 

【基本情報】
Written by: Mike Johnson, K. Perkins, Tony Bedard
Art by: Various, Emanuela Lupacchino, Jonboy Meyers, Karl M Moline
Cover by: Emanuela Lupacchino
発行年 2015年


公式サイトはこちら。


2022年2月9日水曜日

Supergirl (2011-2015) Vol. 5:Red Daughter of Krypton 感想 -カーラの居場所-

  ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 

 New52期に連載されていたSupergirl誌のVol. 5を読みました。この巻でSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)は怒りをエネルギー源としてスーパーパワーに変えるRed Lantern Ringに見いだされ、Red Lanternチームの一員として活動します。

 

【基本情報】
Written by: Various, Michael Alan Nelson
Art by: Paulo Siqueira, Chad Hardin, Diogenes Neves, Various
Cover by: Kenneth Rocafort
発行年 2015年


公式サイトはこちら。


2022年2月5日土曜日

Suicide Squad (1987-1992) Vol. 6: The Phoenix Gambit 感想: 身体を張るアマンダ・ウォラー

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Suicide Squad のVol. 6を読みました。前巻はAmanda Waller (アマンダ・ウォラー)が投獄されるという衝撃の展開で幕を降ろしましたが、この巻はそれから一年度に始まります。

 

【基本情報】
Written by: David M. Devries, Kim Yale, John Ostrander
Art by: Mark Badger, Geof Isherwood, Luke McDonnell
Cover by: Geof Isherwood
発行年 2017年 (単行本の発行年。連載されていたのは1990年頃)


公式サイトはこちら。


2022年2月2日水曜日

Zatanna (1993) #1: 感想 -とにかく続きを出してください-

  今、アメコミを読むためには紙で読む方法と電子版で読む方法があります。米国外に住んでいても紙版を購入することはできますが、電子版の方が圧倒的に楽ですね。

 最近の作品は紙版も電子版も同日の発売ですから、米国外では電子版の方が早く手に入りますし。 

 電子版が登場する以前の作品に関しては、順次電子書籍化がなされているようです。電子化の順番についてはおそらく人気順で、Action ComicsやDetective Comicsは古い作品も電子化されています。 

 2021年の12月末に、突然Zatanna Special (感想はこちら)とZatanna (1993) #1が電子化され、簡単に購入できるようになりました。

 DCコミックスが唐突に「今、ザターナが熱い!」と思ったのかどうか分かりませんが、筆者としてはとにかくこの2冊を早速買って読んでみたわけです。

 

 Zatanna Specialの方は一話完結だったのですぐに感想を書きましたが、Zatanna (1993) #1の方は明らかに続きものでした。調べてみると全4話のシリーズだったようです。ということで続きが電子化されるのを待っているのですが、中々電子化されそうにない……というわけで、自分の覚書的な感想です。

 とにかく続きを早く電子化してもらいたいものです。

 

【基本情報】
Wirter: Lee Marrs
Artist: Esteban Maroto
Letterer: Willie Schubert
Colorist: Eric Kachekhofer
発行年 1993年


Amazonのページはこちら。


2022年1月29日土曜日

Justice League Dark (Justice League (2018-) #59-#71, Justice League Dark Annual掲載分) 感想: ザターナの孤独

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。 

 2021年から連載されていたJustice League Dark (JLD)が一段落したようなのでここで一度まとめておくことにしました。

 この記事のタイトルがとても分かりにくいですが、2021年に始まったInfinite Frontier期ではJustice League DarkがJustice League誌のバックアップストーリー ――Justice League誌の後半に、毎月10ページくらい分のJLDが収録されるという形態になりました。その結果"Justice League Dark"というタイトルのコミックは発売されないことになりました。Amazon等で"Justice League Dark"で検索しても2021年3月からのJLDは出てきませんので気を付けましょう。 

 メインライターのRam Vのツイートによると、JLDはJLDのエピソードをまとめた単行本を発売するようなので今から読みたい方はそちらを待つ方が間違えないかもしれません。

 ストーリーの順番としては、Justice League誌 #59-70掲載分→Justice League Dark Annual→Justice League誌 #71掲載分です。

 

【基本情報】
Writer: Ram V, Dan Watters
Artist: Xermanico, Sumit Kumar, Jose Marzan Jr., Cristopher Mitten
Colorist: Romulo Fajardo Jr., Nick Filardi
Letterer: Rob Leigh
Cover:Sebastian Fiumara
発行年 2021-2022年


公式サイトはこちら (Justice League #59)


電子版の試し読み用ページでは本の後半に収録されているJLDの部分を読めないことが多いので、Justice League #59の時のRam Vのツイートを貼っておきます。こんな雰囲気なのです。


2022年1月26日水曜日

Supergirl: Being Super 感想 -特別であること-

  Supergirl: Being Superを読みました。Mariko Tamaki による単行本書き下ろし作品です。普段のコミックのSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)とは設定が少し違います。

 若者向け作品ということなのか、とても読みやすい作品でした。

 

【基本情報】
Written by: Mariko Tamaki
Art by: Joëlle Jones
Cover by: Joëlle Jones
発行年 2016年


公式サイトはこちら。試し読みページもあります。


2022年1月23日日曜日

Supergirl (2011-2015) Vol. 4: Out of the Past 感想 -父の愛-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 New52期に連載されていたSupergirl誌のVol. 4を読みました。相変わらず迷走しているSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)ですが、この巻ではかつて滅亡の淵にあったクリプトン星からカーラを逃がした父、Zor-El (ゾー・エル)の愛が感じられるエピソードが語られていました。

 
【基本情報】
Art by: Various, Yildiray Cinar, Diogenes Neves
Cover by: Mahmud Asrar
Written by: Tony Bedard, Justin Jordan, Scott Lobdell, Michael Alan Nelson
発行年 2014年


公式サイトはこちら。


2022年1月19日水曜日

Batgirl (2016-) Vol. 8: The Joker War 感想 -変わっていく人と、物足りなさと-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  2016年から始まったBatgirl誌のVol. 8を読みました。Rebirth期Batgirl誌の最終巻になります。本筋の最終話までの物語に加えて、おまけ漫画的な短編が2編収録されています。日本で言うところの単行本書き下ろしに相当するのでしょうか。

 Batgirl (バットガール、バーバラ・ゴードン)がBirds of PreyのメンバーであるHuntress (ハントレス、ヘレナ・べルティネリ)、Black Canary (ブラックキャナリー、ダイナ・ランス)と、かつてはバットガールというヒーロー名で活動したこともあるSpoiler (スポイラー、ステファニー・ブラウン)、Orphan (オーファン、カサンドラ・ケイン)の4人を呼んで一緒にゲームに興じる短編が好きです。

 

【基本情報】
Writer: CecilCastellucci
Artists: Carmine Di Giandomenico, Robbi Rodriguez, Emanuela Lupacchino, Marguerite Sauvage, Aneke, Wade Von Grawbadger, Mick Gray, Scott Hanna
Colorists: Jordie Bellaire, Marguerite Sauvage, Trish Mulvihill
Letteres: Andworld Design, Becca Carey
Cover: Joshua Middleton
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年1月16日日曜日

Supergirl (2011-2015) Vol. 3: Sanctuary 感想 -迷走-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

  New52期Supergirl誌のVol. 3を読みました。滅んだ故郷、クリプトン星のために迷走してしまうSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)の姿が描かれています。

【基本情報】
Written by: Frank Hannah, Mike Johnson
Art by: Sami Basri, Mahmud Asrar, Various
Cover by: Mahmud Asrar
発行年 2014年


公式サイトはこちら。


2022年1月12日水曜日

Future State: Immortal Wonder Woman #1-2 感想 -世界の死-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

  「実際には起こらない未来の物語を描く」コンセプトのFuture Stateシリーズで、Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)を主役にしたFuture State: Immortal Wonder Womanを読みました。遠い未来、死にゆく世界でのダイアナの物語です。なお、この感想はラストまでネタバレしています。


【基本情報】
Written by:L.L. McKinney, Michael Conrad, Becky Cloonan
Art by: Alitha Martinez, Jen Bartel
発行年 2021年

公式サイトはこちら。