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2024年3月10日日曜日

Batman: Fear State SAGA 感想 -人は何が起きれば変わるのか-

  2021年頃にゴッサム市を巻き込む一大イベントとして連載されたFear Stateのなかでもバットマン誌を中心に主要なストーリーをまとめたBatman: Fear State SAGAを読みました。

 Heroes in Crisis (感想はこちら)で殺されてから甦ったものの、Harley Quinn& Poison Ivy (感想はこちら)ですっかり邪悪な存在になっていたPoison Ivy (ポイズン・アイビー、パメラ・アイズリー)の顛末が分かると言うことで読んだのですが、ポイズン・アイビー関係は存在感のある枝葉の話で、本筋とはそこまで関係はないかなという第一印象でした。ただ、読み終わった後改めて考えてみると実はテーマの根幹に触れたエピソードだったかもしれません。 

 Rebirth期終盤~2021年からのInfinite Frontier期最初期のバットマン周りのエピソードを全部飲み込んで消化していくようなエネルギーのある作品でした。

 

【基本情報】
Writers: James Tynion, Ed Brisson
Artists: Jorge Jimenez, Bengal,Ryan enjamin, Christian Duch, Riccardo Federich, Dani, Trevor Hairsine, Joshua Hixson, Guillem March, Christian Ward
Coorists: Tomeu Morey, Lee Lpighridge, Chris Sotomayor, ROman Stevens, Christian Ward
Letterers: Clayton Cowles, Travis Lanham, Tom Napolitano
Cover by: Ben Oliver
発行年 2022年


公式サイトはこちら。


Amazonのページはこちら。


2023年11月25日土曜日

Catwoman (2018-) Vol. 6: Fear State 感想: 回復の2段目

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2018年からのCatwoman誌のVol. 6を読みました。Ram VがメインライターになったCatwoman誌の第3巻で、Ram VのCatwoman誌としてはこれで一区切りとなります。物語は前巻の続きで暗殺者Father Valleyとの対決から始まりますが、イベント"Fear State"と絡んでCatwoman (キャットウーマン、セリーナ・カイル)が覇権を握ったAllytownにもゴッサムNakano市長肝いりのMagistrate(傭兵)部隊が押し寄せます。

 

【基本情報】
Writer: Ram V
Art by: Nina Vakueva, Fernando Blanco, Geraldo Borges, Laura Braga
Colorist: Jordie Bellaire, Caspar Wijngaard
Letterer: Tom Napolitano
Cover Art: Yanick Paquette, Nathan Fairbairn
発行年 2022年


公式サイトはこちら。


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2023年10月29日日曜日

Catwoman (2018-) Vol. 5: Valley of the Shadow of Death 感想: 暗殺者の正体

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2018年からのCatwoman誌のVol. 5を読みました。Ram VがメインライターになったCatwoman誌の第2巻です。前巻と比べて、物語にぐっとアクセルがかかった印象があります。

【基本情報】
Writer: Ram V
Artists: Fernando Blanco, Evan Cagle, Kyle Hotz, Juan Ferreyra
Colorists: Jordie Bellaire, David Baron
Letterer: Tom Napolitano
Cover Art by: Jenny Frison
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


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2023年5月7日日曜日

DC Dark Knights of Steel Vol. 1 感想 -エルスワールド設定だからこそ引き出せるキャラクターの魅力を-

  Dark Knights of Steelの第一巻を読みました。トム・テイラーによるエルスワールド(一般的なDCヒーローコミックの設定とは全く違うパラレルワールドの設定でキャラクターを動かすもの)もの作品で、中世ファンタジー風の作品になっています。

 トム・テイラーと言えばスーパーマンが悪の存在になる"Injustice"、ゾンビものである"DCeased"などの人気のエルスワールド作品で知られています。が、ヒーローが悪になるのが嫌&ゾンビものも嫌、という筆者にとっては、これが初めて読めるトム・テイラーのエルスワールド作品でした。


【基本情報】
Writer: Tom Taylor
Artists:Bengal, Yasmine Putri
発行年 2022年


公式サイトはこちら。


Amazonで購入する場合はこちら。


2023年1月22日日曜日

Harley Quinn: The Animated Series Vol. 1: The Eat Bang! Kill Tour 感想 -PTSDの克服-

  Harley Quinn: The Animated SeriesのVol. 1を読みました。タイトル通り、アニメのHarley Quinn: The Animated Seriesのコミカライズ版という作品だと思うのですが。

 Vol. 1と書いてあるのだからシーズン1のエピソードから収録されているのだろう……と思いきや、いきなり途中から始まる構成です。アニメシリーズのあらすじを調べてみると、シーズン1、2のエピソードを前提にしてそこからの続きを描いている様子です。なんでそんな中途半端なことを。

 さらにシーズン3以降のアニメシリーズのあらすじを読むと、このコミックに対応しているエピソードがないように読めます。シーズン2までをベースに、アニメシリーズからは分岐した物語を描いているような形なのかもしれません。

 なお、アニメシリーズは日本では配信されていないようで、シーズン1・2を収録したブルーレイが発売されているようです。

 英語ですと、Youtubeでシーズン1の第一話を見ることもできますね。作品の雰囲気は何となく分かります。

 

 

【基本情報】
Written by: Tee Franklin
Art by: Erich Owen, Derec Donovan, Max Sarin
発行年 2022年


公式サイトはこちら。

HARLEY QUINN: THE ANIMATED SERIES VOL. 1: THE EAT. BANG! KILL TOUR

Harley and Ivy are on the road trip of the century! Following the wedding disaster of the decade, Harley Quinn and Poison Ivy end up on the run from Commissioner Gordon and the GCPD!


2021年1月16日土曜日

Harley Quinn & Poison Ivy (2019-2020)感想

 主にゴッサム市で活動するヴィランだったHarley Quinn (ハーレイ・クィン)とPoison Ivy (ポイズン・アイビー)がヒーローになるために頑張るお話、Harley Quinn & Poison Ivyを読みました。

 時期としてはHeroes in Crisis (感想はこちら)のあとで、一度死んだアイビーがハーレイの愛の力で復活し、二人で新しい生活を始めようとするところから始まります。

 

【基本情報】
Written by: Jody Houser
Art by: Adriana Melo
発行年 2020年

公式サイトはこちら。


2019年9月15日日曜日

キャラクター紹介:ポイズン・アイビー

 女性ヒーローたちの話を読んでいるうちに、いつしかポイズン・アイビー (Poison Ivy) の知識もたまってきたのでまとめます。もともとヴィランとして登場した彼女ですが、最近の動向を見ていると半分くらいヒーローのポジションになっている気がします。
なお、彼女に関しては最近連載が完結したHeroes in Crisis (公式サイトはこちら) や連載中の Harley Quinn & Poison Ivy (公式サイトはこちら)で大きく設定が変わっている可能性があるのですが、筆者未読のためこれらの作品の前の情報をまとめています。

2019年9月14日土曜日

Trinity (2016-2018) Vol. 1: Better Together 感想

※このシリーズの各巻感想は以下をご覧ください。


ポイズン・アイビー(Poison Ivy, Pamela Isley)が主要な役どころで出ているということを知ったので、スーパーマン (Superman, Clark Kent)、バットマン (Batman, Bruce Wayne)、ワンダーウーマン (Wonder Woman, Diana of Themyscira)の三人がチームを組むシリーズの、Rebirth期第一巻となります。
 
【基本情報】
Writer: Francis Manapul
Artists: Emanuela Lupacchino, Clay Mann, Francis Manapul, Ray McCarthy
Cover by: Francis Manapul
発行年 2017年

公式サイトはこちら。

2019年7月17日水曜日

Batman: Harley Quinn #1 感想

 今でこそHarley Quinn (ハーレイ・クイン)とPoison Ivy (ポイズン・アイビー)は親友という扱いになっていますが、二人が友人となった経緯はBatman: No Man's Land (感想はこちら)の頃の話に描かれているらしい――というわけで、二人の最初の関係が描かれた Batman: Harley Quinn #1を読みました。
 
【基本情報】
Writer: Paul Dini
Penciler: Yvel Guichet
Inker: Aaron Sowd
Colorists: Richard Horie, Tanya Horie
Cover by Alex Ross
発行年 1999年

Amazonのページはこちら。購入及び数ページ分の試し読みができます。

2019年5月26日日曜日

Gotham Central #32 感想 -ポイズン・アイビーの復讐-

※このシリーズの各巻感想は以下をご覧ください。


 Gotham Central #32はGotham Central BOOK4 (感想はこちら)に収録されています。というわけで以前読んでいたのですが、感想記事ではレニー・モントーヤのことしか書いていません。
この#32はPoison Ivy (ポイズン・アイビー)が主役で、彼女のキャラクターにとっては重要なエピソードのようなので今回改めてこの話に注目した感想を書くことにしました。

【基本情報】
Writer: Greg Rucka
Penciller: Steve Lieber
Letterer: Clem Robins
Inker: Steve Lieber
Colorists: Mark Irwin, Chris Brunner
Cover Color by: Rico Renzi
発行年 2005年

公式サイトはこちら。

2019年5月25日土曜日

Batman: Arkham: Poison Ivy 感想

Batman: Arkham: Poison Ivyという本を読みました。過去のPoizon Ivy(ポイズン・アイビー)登場エピソードの傑作選です。

【基本情報】
Writers: Marc Andreyko, John Francis Moore, Gerry Conway, Robert Kanigher, Various
Artists: Various, P. Craig Russell, Guillem March, Javier Pina, Duncan Fegredo, Brian Apthorp, Irv Novick
Cover by: Guillem March

発行年:2016年

公式サイトはこちら。

2019年4月7日日曜日

Batman: No Man's Land New Edition Vol. 2 感想

※このシリーズの各巻感想は以下をご覧ください。
レニー・モントーヤがそれなりの役どころで登場するBatman: No Man's LandのVol. 2を読んでみました。Vol. 1に続き短編集ですが、Vol. 1よりは各話のストーリーがつながっている気がします。 また個人的なことですが、"Batgirl and the Birds of Prey"(感想はこちら)を読んでバーバラ・ゴードンに親しみができたのでVol. 1より読みやすいと感じました。 

【基本情報】
Writers: Lisa Klink, Michael Robert Gale, Greg Rucka, Dennis O'Neil, Ian Edginton
Pencillers: Frank Teran, Chris Renaud, Mike Deodato, D'Israeli, Phil Winslade, Jason Pearson, Guy Davis, Brian Bolland
Inkers: Sal Buscema, Klaus Janson, Wayne Faucher, Frank Teran, D'Israeli, Phil Winslade, Jason Pearson, Guy Davis, Brian Bolland
Colorists: Mike Deodato
Cover by: Dan Panosian
発行年 2012年 (New Edition版)

公式サイトはこちら。

2019年3月30日土曜日

Poison Ivy: Cycle of Life and Death 感想

 元・植物学者で諸事情により特殊能力を得てしまい、ヴィラン(敵役)になったPoison Ivyを主役にしたミニシリーズを読んでみました。ヴィランに分類される彼女ですが、「植物大好き」というポイントを押さえておけば行動の理由が分かりやすいところがいいですね。

【基本情報】
Writer: Amy Chu
Artists: Ethan Van Sciver, Robson Rocha, Clay Mann, Various
Cover by: Clay Mann
発行年 2016年

公式サイトはこちら。


2019年2月16日土曜日

Gotham City Sirens 感想

 ザターナが登場している"Gotham City Sirens" Book 1-2を読みました。ゴッサム市の悪役(ヴィラン)の女性三人、Catwoman (キャットウーマン)、Poison Ivy(ポイズン・アイビー)、Harley Quinn(ハーレイ・クイン)が一緒に住んでチームを組む話です。ドタバタコメディーかと思って読み始めたのですが、シリアスな話も割とありました。コメディータッチの話も収録されていますが。

【基本情報】
Writers: Tony Bedard, Marc Andreyko, Scott Lobdell, Paul Dini, Peter Calloway
Artists: Guillem March, Jack Purcell, Raúl Fernández, Andres Guinaldo, Alvaro Lopez, David Lopez, Jeremy Haun
Cover by: Guillem March
発行年 2014年 (Book版)

公式サイトはこちら (Book 1)。