2021年2月27日土曜日

DCU Holiday Bash III (1998) #1 感想

  Artemis (アルテミス)が登場していると教えてもらったので、DCU Holiday Bash III (1998)を読んでみました。

 クリスマスシーズンに合わせた短編集で、アルテミスはWonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)を主役にしたエピソードに登場します。

 

【基本情報】
Written by: Scott Beatty, Chuck Dixon, Devin Grayson, Karl Kesel, Eric Luke, Mark Waid
Pencils: Enrique Alcatena, , Sergio Aragonés, Cedric Nocon, Gordon Purcell, Craig Rousseau, Damion Scott, Joe Staton, Dave Taylor
Inks: Enrique Alcatena, Sergio Aragonés, Klaus Janson, Jaime Mendoza, Danny Miki, Sean Parsons, Mike Sellers, Bill Sienkiewicz
Colored by: Noelle Giddings, Jason Scott Jones, Lee Loughridge, Tom Luth, Ted McKeever, Rick Taylor, Jason Wright
Cover by: Robert Campanella, Rodolfo Damaggio, Tom Luth, Patrick Martin
発行年 1998年


Amazonのページはこちら。購入及び数ページ分の試し読みができます。

2021年2月23日火曜日

Wonder Woman (1987-2006) #7-#9 感想

※Wonder Woman (1987-2006)の各シリーズの感想はこちらをご覧ください。 


 Cheetah (チーター)といえば、Wonder Womanの悪役として知られています。……が、筆者の場合チーターの登場する話を最初に読んだのがGreg Rucka氏のRebirth期Wonder Woman (感想はこちら)だったことで「チーター = 可哀想な人」という図式が頭の中にできあがってしまい、悪役というのが今一つピンときていませんでした。ということをTwitterで呟いていたところ、フォロワーさんからGeorge Perezの描いたチーター登場譚をおすすめしてもらったので読んでみました。

 

【基本情報】
Written by: George Perez, Len Wein
Pencils: George Perez
Inks: Bruce Patterson
Cover by: George Perez
発行年 1987年

この#7-#9単体では、現時点 (2021年9月 ※Comixologyが閉鎖される予定であることが発表されたためリンク貼り直し作業中)で公式サイトにもAmazonにも見当たりません。一連のエピソードはこちらのWonder Woman by George Perez Vol. 1に収録されています。


2021年2月20日土曜日

Future State (2021-) #1-#2: Justice League Dark感想

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。

 2021年1月~2月、DCコミックス社は"Future State"というタイトルのコミックを多数出版しました。Future Stateという名前の通り、DCコミックス社のヒーローたち起き得る未来を描いています。どうも3月から始まるInfinite Frontierという時期のヒーローたちが、悪くするとFuture Stateのような未来にたどり着いてしまうというコンセプトらしいです。

 

 Zatanna (ザターナ)たち、魔法を使う者たちの戦いを描いたJustice League Darkの物語も出版されました。が。雑誌のタイトルとしてはあくまでJustice Leagueで、Justice Leagueのお話が終わった後の20ページ分にJustice League Darkが掲載されています。3月以降もこの形態らしく (Back-up storyというみたいです)、Ram V氏のJustice League Darkが読めるのは嬉しいけれど雑誌のタイトルからは消えてしまっているのは寂しい……という状況です。せめて単行本はJustice League Darkというタイトルで出してほしいものです。

 

【基本情報】
Writer: Ram V
Artist: Marcio Takara
Colorist: Marcelo Maiolo
Cover by: Dan Mora
発行年 2021年

公式サイトはこちら。


2021年2月17日水曜日

Future State (2021-)

 Future StateはRebirth期とInfinite Frontier期の間に連載された「起こり得ない未来を描く」イベントです。

Infinite Frontier期が始まった頃のコミックは、Future Stateに描かれた未来にいかにつながるのか、はたまたその未来を回避するのか――と読者の興味をそそりました。


Future State (2021-) #1-#2: Kara Zor-El, Superwoman 感想

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。


 2021年1月~2月、DCコミックス社は"Future State"というタイトルのコミックを多数出版しました。Future Stateという名前の通り、DCコミックス社のヒーローたち起き得る未来を描いています。どうも3月から始まるInfinite Frontierという時期のヒーローたちが、悪くするとFuture Stateのような未来にたどり着いてしまうというコンセプトらしいです。

 

 Infinite Frontierと呼ばれる時期になったときにどういう物語が描かれるのか現状では分からないので、Future Stateで描かれている世界が良いものなのか悪いものなのかも良く分からないのですが、とにかくお祭りみたいなものだということで、Future Stateの中でも気になったシリーズをピックアップして読んでみました。

 

 今回の感想を書くのは、Supergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)が成長しSuperwoman (スーパーウーマン)となった時期を描いたFuture State (2021-) : Kara Zor-El, Superwomanです。

 

【基本情報】
Written by: Marguerite Bennett
Art by: Marguerite Sauvage
発行年 2021年

公式サイトはこちら。


2021年2月14日日曜日

キャラクター紹介:ドナ・トロイ(ワンダーガール)

  ドナ・トロイはTeen TitansやTitansなどの若手チームで活躍するヒーローの一人です。登場初期はWonder Girl (ワンダーガール)と名乗っていた時期もありました。おおむねWonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)と縁の深いヒーローの一人です。

 他のヒーローたちと比較して、とにかくオリジン(ヒーローの出生や、ヒーローになったきっかけの設定)がたくさんあるというのが特徴です。

 

 DCコミックス社の作品は、2011年と2016年に大規模な設定の更新があったために

 ・New52期以前 (2011年以前)
 ・New52期 (2011-2016年頃)
 ・Rebirth期 (2016年以降)

 に大きく分かれます。またここでは略しますが、New52期以前も大規模な事件により設定が変わったことがあるようです。

 

 こうした、DCコミックス界全体を揺るがす大事件によりオリジンが変わることはよくあることですが、ドナの場合こうした大事件とは関わりのないところでもオリジンの変更が起きています。以下でオリジンについても簡単にまとめますが、実際にドナ・トロイが登場するコミックを読む場合には「この作品はどんなオリジンの時期だったかな?」とは深く考えず、「ワンダーウーマンと関係の深いヒーローだよね」というくらいのスタンスで読み始めるのをおすすめします。コミックが書かれた当時のオリジンが物語に深く関わってくる場合、作中でそれなりに説明があるはずです。


2021年2月13日土曜日

The New Titans (1984-1996) #55 感想

  先日感想を書いたThe New Titans (1984-1996) #50-#54 (感想はこちら)はDonna Troy (ドナ・トロイ)の生まれにスポットライトを当てていました。そして続く#55は表紙の通り自分の過去を知ったドナが新しいヒーローとして華々しい第一歩を歩む話……と思いきや、印象に残るのはかつてBatman (バットマン、ブルース・ウェイン)の相棒RobinだったDick Grayson (ディック・グレイソン)、それにディックの後を継いでロビンになったJason Todd (ジェイソン・トッド)でした。

 

【基本情報】
Written by: Marv Wolfman
Pencils: George Perez
Inks: Romeo Tanghal
Colored by: Adrienne Roy
Cover by: George Perez
発行年 1989年

筆者はComixologyで購入したのですが、Amazonに見当たりません。

こちらが表紙です。これを見たら誰でも、ニューヒーローTroiaがメインのお話だと思いますよねえ。


2021年2月11日木曜日

The New Titans (1984-1996) #50-#54感想: Donna Troyの第二のオリジン

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。

  Donna Troy (ドナ・トロイ)といえば、「オリジンが曖昧」です。登場し始めた最初の頃は「Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)が火事になったアパートから女の子の赤ちゃんを助け出したが名前も両親も分からず、アマゾン族の女王ヒッポリタに預けて育ててもらうことにした。その女の子、ドナ・トロイが成長し、ヒーローWonder Girl (ワンダーガール)として活動するようになった」というものでした。 

 ファンサイトの情報によると、Crisis on Infinite Earths (感想はこちら)の結果起きたダイアナの設定変更に対応する形でドナ・トロイの設定も変更することになったらしいです。第二の設定が語られているのがこちらの一連のエピソードになります。

 

【基本情報】
Written by: George Perez, Marv Wolfman
Pencils: George Perez
Inks: Bob McLeod, George Perez
Colored by: Adrienne Roy
Cover by: George Perez
発行年 1988年


Amazonのページはこちら (#51)。購入及び数ページ分の試し読みができます。

(※2021/09/12追記
今秋Comixologyのサイトが閉鎖するということでAmazonや公式サイトへのリンクに貼り変えていますが、#50に関しては現時点のAmazonでは販売されていないようです。)

2021年2月6日土曜日

Green Arrow (2016-2019) Vol. 8: The End of the Road 感想

※このシリーズの各巻感想は以下をご覧ください。

 Rebirth期Green Arrowの最終巻にあたるVol. 8を読みました。筆者はこのシリーズを、Black Canary (ブラックキャナリー、ダイナ・ランス)の活躍を読むために読んでいたのですが、この巻ではあまり登場しません――と思っていたら、終盤で意外な形での活躍を見せました。

 

【基本情報】
Written by: Collin Kelly, Jackson Lanzing, Mairghread Scott
Art by: Matthew Clark, Javi Fernandez, Sean Parsons, Marcio Takara
発行年 2020年

公式サイトはこちら。


2021年2月4日木曜日

Truth & Justice (2021-) #1-#3感想

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。


  2021年1月から連載されているTruce & Justice #1-#3を読みました。様々なヒーローの活躍を、2-3話程度の短編で取り上げていくシリーズになるようです。最初のエピソードはVixen (ビクセン、マリ・マッケイブ)が主人公でした。

 

【基本情報】
Written by: Geoffrey Thorne
Pencils: ChrisCross
Inks: Jordi Tarragona
Colored by: Wil Quintana
Cover by: ChrisCross, Wil Quintana
発行年 2021年

Amazonのページはこちら (#1)。購入及び数ページ分の試し読みができます。

表紙はこんな感じです。動物の力を使って戦うVixenのエネルギーを感じる表紙だと思います。