2021年2月4日木曜日

Truth & Justice (2021-) #1-#3感想

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。


  2021年1月から連載されているTruce & Justice #1-#3を読みました。様々なヒーローの活躍を、2-3話程度の短編で取り上げていくシリーズになるようです。最初のエピソードはVixen (ビクセン、マリ・マッケイブ)が主人公でした。

 

【基本情報】
Written by: Geoffrey Thorne
Pencils: ChrisCross
Inks: Jordi Tarragona
Colored by: Wil Quintana
Cover by: ChrisCross, Wil Quintana
発行年 2021年

Amazonのページはこちら (#1)。購入及び数ページ分の試し読みができます。

表紙はこんな感じです。動物の力を使って戦うVixenのエネルギーを感じる表紙だと思います。



 アフリカをテーマにした撮影を企画しているマリ。そんな彼女のもとに、Impala(インパラ)というヒーローが助けを求めてくる。インパラはGGI (Global Gurdians)という、国連の組織の一員で超能力をもつメタヒューマンとして活動していた。GGIを率いる魔術師のDr. Mistによると、国連のチームによる調査隊がゴリラシティを調査中に神の力を持つ人工的な遺物を発見したのだという。その遺物は持ち主を乗っ取り操るため、スーパーマンたちには協力を依頼することができない。マリが身に着けているトーテムの力なら遺物の影響を防ぐことができるため、GGIはマリに遺物の対処を依頼したのだったが……というのがあらすじです。

 

 アフリカの神々の名前がいくつか出てくるお話になっています。筆者はあまりアフリカの神話に詳しくないので、それっぽい名前が出てくるたびに調べながら読んだのですが、それぞれの神様の性質を踏まえた展開になっているわけではなさそうです。

 アフリカの神話を話の骨格に取り入れて展開すると、より面白い作品になったかも(でも3話で終わらないかも)と思いました。

 

 マリは動物の力を使って戦うということもあり、敵との戦いで生き物豆知識みたいなものを披露してくれるのもいいですね。このお話は残念ながら続かないようですが、いろんな超常現象に動物パワーで対抗するビクセンを見てみたいぞ、と思った一作でした。