2021年1月2日土曜日

The Oracle Code 感想

  Barbara Gordon (バーバラ・ゴードン)を主役にした子供向け作品、The Oracle Codeを読みました。子供向け作品としてこれまで読んだBlack Canary: Ignite (感想はこちら)やZatanna and the House of Secrets(感想はこちら)と比較して、対象年齢が高めという印象を持ちました。

 前の2作品は小学校低学年くらいを対象にしていそうでしたが、この作品は小学校高学年以上を対象にしていそうです。しれっと大人向けコミックに混ざっていても違和感はないかもしれません。

 

【基本情報】
Written by: Marieke Nijkamp
Illustrator: Manuel Preitano
発行年 2020年

公式サイトはこちら。


公式トレーラーもあります。


2021年1月1日金曜日

Zatanna and the House of Secrets 感想

  子供向けに発売されているZatanna and the House of Secretsを読みました。夜に読むのにちょうどよい、ほのぼのとしたお話です。対象年齢は小学校低学年くらいでしょうか。

 

【基本情報】
Written by: Matthew Cody
Illustrator: Yoshi Yoshitani
発行年 2020年

公式サイトはこちら。



2020年12月29日火曜日

Wonder Woman: Agent of Peace #21 感想

※このシリーズの各話感想はこちらです。

  • #13 (キャシー・サンズマークゲスト回)
  • #15 (ザターナゲスト回)
  • #21 (ドナ・トロイゲスト回)


  一話完結形式で連載されているWonder Woman: Agent of PeaceにDonna Troy (ドナ・トロイ)が登場しているようなので読んでみました。一話完結だと分かっていると、表紙を見て気になったときにすぐ購入できるのでいいですね。

 

【基本情報】
Written by: Dan Abnett
Art by: Tom Derenick
発行年 2020年

公式サイトはこちら。


2020年12月27日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 2: Love is a Battlefield

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  Rebirth期Wonder Woman誌、 ライターがG. Willow Wilsonに交代してからの2冊目を読みました。セミッシラ島、とオリュンポスに起きた異変を明らかにするため、Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)の冒険の旅は続きます。

 

【基本情報】
Written by: Steve Orlando, G. Willow Wilson
Art by: Xermanico, Ronan Cliquet, Tom Derenick, Cary Nord
発行年 2020年


公式サイトはこちら。


2020年12月23日水曜日

Justice League of America: Vixen Rebirth (2017) #1 感想

 ※このシリーズの各巻感想は以下をご覧ください。


 Rebirth期Justice League of Americaに合わせて出版された、Vixen (ビクセン、マリ・マッケイブ)の短編を読みました。ビクセンの能力を説明するような一作になっています。

 

【基本情報】
Written by: Jody Houser, Steve Orlando
Art by: Jamal Campbell
Cover by: Joe Prado, Ivan Reis
発行年 2017年

公式サイトはこちら。


2020年12月20日日曜日

Starfire (2015-2016) Vol. 1-Vol. 2感想

  Starfire (スターファイヤー、コリアンダー)と言えば若手ヒーローチームTeen Titansでの活躍が多いヒーローですが、そんな彼女のソロ誌があるので読んでみました。連載時期としてはRebirth期の直前にあたります。

 

【基本情報】
Written by: Jimmy Palmiotti, Amanda Conner
Art by: Ray McCarthy, Emanuela Lupacchino, Elsa Charretier
Cover by: Amanda Conner
発行年 2016-2017年

公式サイトはこちら。


2020年12月19日土曜日

New52期-Rebirth期 (Titans誌 Vol. 6まで)のDonna Troyについて

  Donna Troy (ドナ・トロイ)といえば「オリジンが曖昧」である。

 そもそもWonder Girl(ワンダーガール)として初めて登場した時には「Wonder Woman(ワンダーウーマン、ダイアナ)の子供時代の姿」と思われていたようであり、後に「実はダイアナとは別人のドナ・トロイであった」ということになったという経緯があるようだ。

 ということもあってか、オリジン(ヒーローの生い立ちやヒーローになったきっかけについての設定)が時代によって様々に変わりつつ生き延びてきたキャラクターである。

 とはいえ、様々な設定はおおむね「ダイアナやアマゾン族、ギリシア神話の神々と良い縁で結ばれ、スーパーパワーを得たヒーロー」としてまとめられる。古代ギリシアの神々から力をもらったアマゾン族の一員であるワンダーウーマン――と縁のある若手女性ヒーロー、というのがドナ・トロイの基本設定だった。

 

 DCコミックス社では2011年に設定の大規模リセットを行い、New52と呼ばれる新しい世界観のもとで様々なヒーローの設定が変更された。ドナ・トロイやワンダーウーマンもその例に漏れず設定が変わった。これでドナ・トロイのオリジンがすっきりしたかというとそうでもない。2016年以降、DCコミックス社はRebirth期と呼ばれるさらに新しい世界観に移行したが、多くのヒーローはNew52期の設定を受け継いでいる。ドナ・トロイも一見New52期の設定を受け継いでいるように見える。

 

 しかし実は、New52期 Wonder Woman誌とRebirth期 Wonder Woman誌の設定変更の煽りを食う形でドナ・トロイの肝心な部分の設定が曖昧になってしまっている。順番に見ていこう。

 

 なお、この考察はNew52期 Wonder Woman誌とRebirth期 Titans誌をベースにしており(それ以降の作品にもドナは登場しているがここでは取り上げない)、両誌のネタバレを含むので未読の方は注意してほしい。