2020年5月6日水曜日

Black Canary: Ignite 感想

 Black Canary: Igniteは、DCコミックス社が子供向けに発売しているヒーローコミックの中の一冊です。これまでYoutubeで子供向けのDC: Super Hero Girlsを見ることはあっても子供向けコミックを読んだことはなかったのですが、疲れている時期にセールになっていたこの本を見て何となく買ってみました。そうしたら、読んでいてとても気持ちが和みました。
 
【基本情報】
Writer: Meg Cabot
Artist: Cara McGee
発行年 2019年

公式サイトはこちら。


公式トレーラーなんていうのもあります。


 
 Dinah Lance(ダイナ・ランス)は友達二人とバンドを組みながら将来はゴッサム市警の刑事になることを夢見る普通の中学生。でも、刑事のお父さんには反対されていつも喧嘩。ところが、ダイナの周りでいろいろな物が壊れる事件が増えてきた。校長先生は絶対ダイナの仕業だって言うんだけど――というのがあらすじです。
 
 
 とにかく、お父さんとお母さんに愛されているダイナを見ているだけでほのぼのとした気持ちになれる作品です。New52期以降は、お父さんとお母さんを早くに失い苦労したことが描かれているダイナですが、New52期以降は「もともとBlack Canaryというヒーローとして活躍していたお母さんの後を継いだ」という設定だったのですよね。
 この作品でも「もともとBlack Canryというヒーローだったお母さんの能力を受け継いでいたため、ダイナが後を継いだ」という展開になっており、昔の設定を尊重しているんだなという気持ちになれます。お母さんがお花屋さんなのもいいですね。
 
 物語としては、ダイナが困惑しながらも自分の能力を使えるようになり、友達とぶつかりながらも成長していく――というストーリーになっています。とにかく、
 ・登場人物が突然殺されたりしない
 ・誰かに裏切られたりしない
 ・敵が惨たらしい死に方をしたりしない
 
 というハートフルな作品ですので、疲れている時におすすめです。みんなで穏やかな気持ちになりましょう。