2020年12月29日火曜日

Wonder Woman: Agent of Peace #21 感想

※このシリーズの各話感想はこちらです。

  • #13 (キャシー・サンズマークゲスト回)
  • #15 (ザターナゲスト回)
  • #21 (ドナ・トロイゲスト回)


  一話完結形式で連載されているWonder Woman: Agent of PeaceにDonna Troy (ドナ・トロイ)が登場しているようなので読んでみました。一話完結だと分かっていると、表紙を見て気になったときにすぐ購入できるのでいいですね。

 

【基本情報】
Written by: Dan Abnett
Art by: Tom Derenick
発行年 2020年

公式サイトはこちら。



 Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)に誘われ、ダイアナと共に迷宮の探検へと向かうドナ。実はその迷宮は入ってくる者の肉体的、精神的な力を試すために作られているのだった。果たして二人は無事ゴールへとたどり着けるのか、そしてドナを誘ったダイアナの真意はどこにあるのか――というのがあらすじです。

 

 何しろライターがRebirth期Titans誌(感想はこちら)でライターを務めたDan Abnett氏なので、Titansシリーズの副読本のように読むことができます。時期的にはTitans Vol. 4のしばらく後くらい(もしかするとVol. 6まで行った後かも)なのですが、Titans誌を読みながら、「もっとダイアナとドナの関係について詳しく!」と思っていた(筆者のような)読者におすすめの作品です。

 

 ダイアナは果たしてドナのことを結局どう思っているのか? というのが見どころになっています。

 

 

 以下、ネタバレを含む感想です。話の核心部分までネタバレしています。


***ここからネタバレ*** 

 ダイアナがドナをこの迷宮に誘った理由は「ドナにドナ自身のことを信じてもらいたいから」というのが印象的でした。確かにドナがダイアナに反発したりこだわったりする理由は、自分が対ダイアナ用の兵器として作られたことを知ってしまって自分への自信がぐらついたから、かもしれません。

 

 たぶんダイアナはずっと前にもっとドナといろいろコミュニケーションを取っておくべきだったのですが、本来取るべきだったコミュニケーションを今とっているのかな、と思わせる作品でした。