2020年12月29日火曜日

Wonder Woman: Agent of Peace #21 感想

※このシリーズの各話感想はこちらです。

  • #13 (キャシー・サンズマークゲスト回)
  • #15 (ザターナゲスト回)
  • #21 (ドナ・トロイゲスト回)


  一話完結形式で連載されているWonder Woman: Agent of PeaceにDonna Troy (ドナ・トロイ)が登場しているようなので読んでみました。一話完結だと分かっていると、表紙を見て気になったときにすぐ購入できるのでいいですね。

 

【基本情報】
Written by: Dan Abnett
Art by: Tom Derenick
発行年 2020年

公式サイトはこちら。


2020年12月27日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 2: Love is a Battlefield

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  Rebirth期Wonder Woman誌、 ライターがG. Willow Wilsonに交代してからの2冊目を読みました。セミッシラ島、とオリュンポスに起きた異変を明らかにするため、Wonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)の冒険の旅は続きます。

 

【基本情報】
Written by: Steve Orlando, G. Willow Wilson
Art by: Xermanico, Ronan Cliquet, Tom Derenick, Cary Nord
発行年 2020年


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2020年12月23日水曜日

Justice League of America: Vixen Rebirth (2017) #1 感想

 ※このシリーズの各巻感想は以下をご覧ください。


 Rebirth期Justice League of Americaに合わせて出版された、Vixen (ビクセン、マリ・マッケイブ)の短編を読みました。ビクセンの能力を説明するような一作になっています。

 

【基本情報】
Written by: Jody Houser, Steve Orlando
Art by: Jamal Campbell
Cover by: Joe Prado, Ivan Reis
発行年 2017年

公式サイトはこちら。


2020年12月20日日曜日

Starfire (2015-2016) Vol. 1-Vol. 2感想

  Starfire (スターファイヤー、コリアンダー)と言えば若手ヒーローチームTeen Titansでの活躍が多いヒーローですが、そんな彼女のソロ誌があるので読んでみました。連載時期としてはRebirth期の直前にあたります。

 

【基本情報】
Written by: Jimmy Palmiotti, Amanda Conner
Art by: Ray McCarthy, Emanuela Lupacchino, Elsa Charretier
Cover by: Amanda Conner
発行年 2016-2017年

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2020年12月19日土曜日

New52期-Rebirth期 (Titans誌 Vol. 6まで)のDonna Troyについて

  Donna Troy (ドナ・トロイ)といえば「オリジンが曖昧」である。

 そもそもWonder Girl(ワンダーガール)として初めて登場した時には「Wonder Woman(ワンダーウーマン、ダイアナ)の子供時代の姿」と思われていたようであり、後に「実はダイアナとは別人のドナ・トロイであった」ということになったという経緯があるようだ。

 ということもあってか、オリジン(ヒーローの生い立ちやヒーローになったきっかけについての設定)が時代によって様々に変わりつつ生き延びてきたキャラクターである。

 とはいえ、様々な設定はおおむね「ダイアナやアマゾン族、ギリシア神話の神々と良い縁で結ばれ、スーパーパワーを得たヒーロー」としてまとめられる。古代ギリシアの神々から力をもらったアマゾン族の一員であるワンダーウーマン――と縁のある若手女性ヒーロー、というのがドナ・トロイの基本設定だった。

 

 DCコミックス社では2011年に設定の大規模リセットを行い、New52と呼ばれる新しい世界観のもとで様々なヒーローの設定が変更された。ドナ・トロイやワンダーウーマンもその例に漏れず設定が変わった。これでドナ・トロイのオリジンがすっきりしたかというとそうでもない。2016年以降、DCコミックス社はRebirth期と呼ばれるさらに新しい世界観に移行したが、多くのヒーローはNew52期の設定を受け継いでいる。ドナ・トロイも一見New52期の設定を受け継いでいるように見える。

 

 しかし実は、New52期 Wonder Woman誌とRebirth期 Wonder Woman誌の設定変更の煽りを食う形でドナ・トロイの肝心な部分の設定が曖昧になってしまっている。順番に見ていこう。

 

 なお、この考察はNew52期 Wonder Woman誌とRebirth期 Titans誌をベースにしており(それ以降の作品にもドナは登場しているがここでは取り上げない)、両誌のネタバレを含むので未読の方は注意してほしい。

 

2020年12月13日日曜日

Batgirl (2016-) Vol. 6: Old Enemies 感想

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 

 Rebirth期バットガール誌のVol. 6を読みました。もしかするとBatgirl (バットガール、バーバラ・ゴードン)が絶望のどん底に落ちるのかも、と思わせる一冊でした。

 

【基本情報】
Written by: Mairghread Scott
Art by: Paul Pelletier
発行年 2019年


公式サイトはこちら。


2020年12月9日水曜日

Birds of Prey: Sirens of Justice #2 感想

 このシリーズの各話感想は以下をご覧ください。


 一話完結で出版されているBirds of Prey: Sirens of Justiceの#2を読みました。Harley Quinn(ハーレイ・クィン)を主役にした短編とHuntress (ハントレス、ヘレナ・ベルティネリ)を主役にした短編が一本ずつ収録されています。

 #1ではBarbara Gordon(バーバラ・ゴードン)が登場しないBirds of Preyでしたが、#2ではBirds of Preyそのものが登場しません。タイトルがBirds of Preyなのに。とはいえ収録作品は面白いので、ハーレイとヘレナのファンの方にお勧めです。

 

【基本情報】
Written by: Robert Venditti, John Layman
Artists: Isaac Goodhart, Cully Hamner
Letterers: Travis Lanham, AW's Justin Birch
Colored by: Chris Sotomayor, Dave McCaig
Cover: Cully Hamner, Dave McCaig
発行年 2020年

公式サイトはこちら。



2020年12月5日土曜日

バットマン対バットウーマン 両者の価値観の相違点

※この記事はPrivatterに投稿していたものをこちらに移したものです。

一 はじめに

 対立はドラマである。同一の敵と対峙しているヒーロー同士であっても、その考え方の違い、価値観の違いは時に対立を産む。そして彼らの対立は両者のキャラクターをより深く描き出すことにつながる。

 ということで本稿では、バットマン(ブルース・ウェイン)とバットウーマン(ケイト・ケイン)の間に見られた意見の対立について考察していきたい。主に参照する作品はRebirth期のDetective Comics Vol. 1-7(ライター:タイノン4世)、Batwoman Vol. 1-3(ライター:マーガレット・ベネット)である。なお、筆者は女性ヒーローが活躍するコミックを中心に読んでいるので参考にするコミックに偏りが見られることは大目に見ていただきたい。

 

2020年12月4日金曜日

Birds of Prey: Murder and Mystery 感想

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

  映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey」公開に合わせて電子版で発行されたBirds of Prey: Murder and Mysteryを読みました。1999-2009年の間連載されていたBirds of Preyシリーズの中の、56-67話をまとめた一冊になります。

 

【基本情報】
Written by: Gail Simone
Art by: Ed Benesm, Michael Golden, Alex Lei, Cliff Richards
Cover by: Gree Land, Jay Leisten, Justin Ponsor
発行年 2020年 (連載されていたのは2003年頃)

公式サイトはこちら。


表紙はこんな感じです。Oracle (後ろ)とBlack Canary (右手前)、Huntress(左手前)の三人が揃う表紙になっています。