2020年12月9日水曜日

Birds of Prey: Sirens of Justice #2 感想

 このシリーズの各話感想は以下をご覧ください。


 一話完結で出版されているBirds of Prey: Sirens of Justiceの#2を読みました。Harley Quinn(ハーレイ・クィン)を主役にした短編とHuntress (ハントレス、ヘレナ・ベルティネリ)を主役にした短編が一本ずつ収録されています。

 #1ではBarbara Gordon(バーバラ・ゴードン)が登場しないBirds of Preyでしたが、#2ではBirds of Preyそのものが登場しません。タイトルがBirds of Preyなのに。とはいえ収録作品は面白いので、ハーレイとヘレナのファンの方にお勧めです。

 

【基本情報】
Written by: Robert Venditti, John Layman
Artists: Isaac Goodhart, Cully Hamner
Letterers: Travis Lanham, AW's Justin Birch
Colored by: Chris Sotomayor, Dave McCaig
Cover: Cully Hamner, Dave McCaig
発行年 2020年

公式サイトはこちら。




 ハーレイ主役の短編では、学生時代の友人と会うハーレイの姿が描かれます。そして読者に、優秀な精神科医であったことを思い起こさせるハーレイ。周りの人が見ているハーレイ像と、本人の感じているハーレイ像のずれが面白い一作です。

 

 ヘレナ主役の短編では、あるターゲットを追うヘレナが同じターゲットを追っていたDeathstroke (デスストローク)とぶつかり合います。ヒーローとヴィラン、というよりはヴィラン同士が獲物の奪い合いをするような格好になる二人。登場初期の頃の危ない雰囲気のヘレナが堪能できますので、その頃のヘレナファンの方には特におすすめです。