なお、このシリーズはザターナとレニー・モントーヤ目当てで読んでいたのですが、この感想は二人とは全く関係のないものになります。
また、管理人はまだDCコミックスをそれほど読んでいるわけではないので、バットマンやバットファミリーについて的外れな解釈をしているかもしれませんがご容赦を。
このシリーズのVol. 1でケイト・ケインの父であるジェイコブ・ケインが作ろうとした組織「コロニー」の理想形と、Vol. 6でティム・ドレイク(レッドロビン)が主張していた「ナイトプログラム」の理想形はかなり近いものではないかと思います。
両者とも、バットマンや現在のバットファミリーが活動できなくなった場合やに備えてバットマン達による自警団活動を組織化し、より効率よくメンバーを教育し、個々人の資質のみに頼らない形で治安を守ることを考えていたわけです。コロニーの場合、ゴッサム市以外にもこの活動を広めていく考えもありました。
争いになる前にジェイコブとティムで話し合っていたら、かなり近いところに二人が理想とする組織の形を見出し折り合えていたのではないかと思います。
一方、バットマンであるブルース・ウェインは自分たちが自警団活動をできなくなった場合のことをあまり考えていないように見えます。
たとえるならば、ブルースは「バットマン」という自警団活動の創業者です。はじめは一人でこつこつと自警団活動を始め、そのうち数人の仲間を得てバットファミリーという小規模の企業を作りました。
ジェイコブやティムはその活動が社会に与えた影響を高く評価しているので、組織化・大規模化してこの活動が永続的に続くように環境を整えていこうとしています。一方、ブルースはそんなことには興味がなく、小企業のままでやっていこう、自分が倒れたらそのあとは誰も継がなくていいよ――と考えているように見えます。
会社にたとえるとありがちな話のようにも思えてきましたが、バットマンによる自警団活動の効果を一番評価していないのはもしかするとブルースかもしれません。
もしかするとブルースが自警団活動をする最大の目的は幼いころの自分を癒すことであって、自分がいなくなったあとのゴッサム市の治安に興味がないのはそのためでは――と、このシリーズのVol. 1-7を読んで思いました。
また、管理人はまだDCコミックスをそれほど読んでいるわけではないので、バットマンやバットファミリーについて的外れな解釈をしているかもしれませんがご容赦を。
このシリーズのVol. 1でケイト・ケインの父であるジェイコブ・ケインが作ろうとした組織「コロニー」の理想形と、Vol. 6でティム・ドレイク(レッドロビン)が主張していた「ナイトプログラム」の理想形はかなり近いものではないかと思います。
両者とも、バットマンや現在のバットファミリーが活動できなくなった場合やに備えてバットマン達による自警団活動を組織化し、より効率よくメンバーを教育し、個々人の資質のみに頼らない形で治安を守ることを考えていたわけです。コロニーの場合、ゴッサム市以外にもこの活動を広めていく考えもありました。
争いになる前にジェイコブとティムで話し合っていたら、かなり近いところに二人が理想とする組織の形を見出し折り合えていたのではないかと思います。
一方、バットマンであるブルース・ウェインは自分たちが自警団活動をできなくなった場合のことをあまり考えていないように見えます。
たとえるならば、ブルースは「バットマン」という自警団活動の創業者です。はじめは一人でこつこつと自警団活動を始め、そのうち数人の仲間を得てバットファミリーという小規模の企業を作りました。
ジェイコブやティムはその活動が社会に与えた影響を高く評価しているので、組織化・大規模化してこの活動が永続的に続くように環境を整えていこうとしています。一方、ブルースはそんなことには興味がなく、小企業のままでやっていこう、自分が倒れたらそのあとは誰も継がなくていいよ――と考えているように見えます。
会社にたとえるとありがちな話のようにも思えてきましたが、バットマンによる自警団活動の効果を一番評価していないのはもしかするとブルースかもしれません。
もしかするとブルースが自警団活動をする最大の目的は幼いころの自分を癒すことであって、自分がいなくなったあとのゴッサム市の治安に興味がないのはそのためでは――と、このシリーズのVol. 1-7を読んで思いました。