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2019年2月6日水曜日

Detective Comics (2016-) Vol 1-7 感想まとめ

 Rebirth世界のDetective ComicsをVol. 1-7まで読んで、全体的な印象として思ったことをまとめます。各巻の感想はこちらをご覧ください。

なお、このシリーズはザターナとレニー・モントーヤ目当てで読んでいたのですが、この感想は二人とは全く関係のないものになります。

また、管理人はまだDCコミックスをそれほど読んでいるわけではないので、バットマンやバットファミリーについて的外れな解釈をしているかもしれませんがご容赦を。


このシリーズのVol. 1でケイト・ケインの父であるジェイコブ・ケインが作ろうとした組織「コロニー」の理想形と、Vol. 6でティム・ドレイク(レッドロビン)が主張していた「ナイトプログラム」の理想形はかなり近いものではないかと思います。

両者とも、バットマンや現在のバットファミリーが活動できなくなった場合やに備えてバットマン達による自警団活動を組織化し、より効率よくメンバーを教育し、個々人の資質のみに頼らない形で治安を守ることを考えていたわけです。コロニーの場合、ゴッサム市以外にもこの活動を広めていく考えもありました。

争いになる前にジェイコブとティムで話し合っていたら、かなり近いところに二人が理想とする組織の形を見出し折り合えていたのではないかと思います。

一方、バットマンであるブルース・ウェインは自分たちが自警団活動をできなくなった場合のことをあまり考えていないように見えます。

たとえるならば、ブルースは「バットマン」という自警団活動の創業者です。はじめは一人でこつこつと自警団活動を始め、そのうち数人の仲間を得てバットファミリーという小規模の企業を作りました。
ジェイコブやティムはその活動が社会に与えた影響を高く評価しているので、組織化・大規模化してこの活動が永続的に続くように環境を整えていこうとしています。一方、ブルースはそんなことには興味がなく、小企業のままでやっていこう、自分が倒れたらそのあとは誰も継がなくていいよ――と考えているように見えます。

会社にたとえるとありがちな話のようにも思えてきましたが、バットマンによる自警団活動の効果を一番評価していないのはもしかするとブルースかもしれません。

もしかするとブルースが自警団活動をする最大の目的は幼いころの自分を癒すことであって、自分がいなくなったあとのゴッサム市の治安に興味がないのはそのためでは――と、このシリーズのVol. 1-7を読んで思いました。

Detective Comics (2016-) Vol. 7: Batmen Eternal 感想

※Rebirth世界のDetective Comics各巻の感想はこちらをご覧ください。

Vol. 7はこれまで読んできたDetective Comics (2016-)、Rebirth世界のDetective Comics誌でTynion IV氏が原作を担当する最終巻(今のところ)になります。
Vol. 6までの流れを踏まえつつ、登場したバットファミリー(バットマン、レッドロビン、バットウーマン、カサンドラ、スポイラー)のそれぞれの結末が描かれます。まさにTynion氏の最終巻にふさわしい一冊だと思いました。今回、かなり感想が長くなっています。


【基本情報】
Writer: James T Tynion IV
Artists: Eddy Barrows, Javier Fernandez, Alvaro Martinez, Various
Cover by: Eddy Barrows
発行年 2018年

公式サイトはこちら。


2019年2月4日月曜日

Detective Comics (2016-) Vol. 6: Fall of the Batmen 感想

※Rebirth世界のDetective Comics各巻の感想はこちらをご覧ください。

この巻にはRenee Montoyaが登場しません。が、この後のVol. 7に登場するのでVol. 6も読んでおいた方がストーリーも分かって楽しめるだろうと思い読んでみました。異色な存在ながらバットファミリーとして活躍していたClayface (クレイフェイス、本名: Basil Karlo)に焦点を当てたお話です。

【基本情報】
Writer: James T Tynion IV
Artists: Various, Eddy Barrows, Miguel Mendonça, Joe Bennett
Cover by: Guillem March
発行年 2018年

公式サイトはこちら。

2019年2月3日日曜日

Detective Comics (2016-) Vol. 5: A Lonely Place of Living 感想

※Rebirth世界のDetective Comics各巻の感想はこちらをご覧ください。


Renee Montoyaが少し出るということで、Detective Comics (2016-) Vol. 5を読みました。これまでずっと死んだと思われていた(読者には生存が明らかになっていました)Red Robin (レッドロビン、本名: Tim Drake、ティム・ドレイク)が帰還する物語です。

【基本情報】
Writer: James T Tynion IV
Artists: Various, Alvaro Martinez, Eddy Barrows
Cover by: Eddy Barrows, Eber Ferreira
発行年 2018年

公式サイトはこちら。


2019年1月17日木曜日

Detective Comics (2016-) Vol. 3: League of Shadows 感想

※Rebirth世界のDetective Comics各巻のこちらをご覧ください。

Renee Montoyaが出ているということで、Detective Comics Vol. 3を読んでみました。今回はそれほど登場していないですね。

【基本情報】
Writer: James T Tynion IV
Artists: Various, Fernando Blanco, Christian Duce Fernandez, Marcio Takara
Cover by: Eber Ferreira, Eddy Barrows
発行年 2017年

公式サイトはこちら。


2019年1月16日水曜日

Detective Comics (2016-) Vol. 2: The Victim Syndicate 感想

※Rebirth世界のDetective Comics各巻の感想はこちらをご覧ください。


Renee Montoyaが出ているということで、Detective Comics Vol. 2を読んでみました。Vol. 1では見開き1ページのみの登場でしたが、今回はだいぶ登場シーンが増えています。

【基本情報】
Writers: Marguerite Bennett, James T Tynion IV
Artists: Ben Oliver, Alvaro Martinez, Eddy Barrows
Cover by: Jason Fabok
発行年 2017年

公式サイトはこちら。


2019年1月14日月曜日

Detective Comics (2016-) Vol. 1: Rise of the Batmen 感想

※Rebirth世界のDetective Comics各巻の感想はこちらをご覧ください。


Renee Montoyaが出ているということで、Detective Comics Vol. 1を読んでみました。Rebirth設定でReneeが初めて出たのはこの本に収録されている作品らしいです。

【基本情報】
Writer: James T Tynion IV
Artists: Eber Ferreira, Eddy Barrows, Al Barrionuevo, Raúl Fernández, Alvaro Martinez
Cover by: Eber Ferreira, Eddy Barrows
発行年 2017年

公式サイトはこちら。


2018年12月16日日曜日

Detective Comics (2016-) Vol. 4: Deus Ex Machina 感想

 DETECTIVE COMICSはゴッサム市の平和を守るバットマンやバットマンファミリーの活躍を描く雑誌です。2017年に出版された、RebirthでのVOL. 4にはザターナがゲストキャラとして登場するので読んでみました。なお、このシリーズの各巻感想はこちらです

【基本情報】
 Writers: Chris Sebela, James T Tynion IV
 Artists: Carmen Carnero, Raúl Fernández, Alvaro Martinez
 Cover by: Yasmine Putri
発行年 2017年

公式サイトはこちら。