2019年11月29日金曜日

Harley Quinn’s Greatest Hits 感想

 Harley Quinn’s Greatest Hitsという単行本を読みました。Harley Quinn (ハーレイ・クィン、本名ハーリーン・クィンツェル)が活躍する名作集になっています。
 
【基本情報】
Writers: Scott Snyder, Paul Dini, Jimmy Palmiotti, Amanda Conner, Various, Rob Williams, Jeph Loeb
Artists: Bruce Timm, Guillem March, John Timms, Jim Lee, Various
Cover by: Amanda Conner, Dave Johnson
発行年 2016年

公式サイトはこちら。




 アニメ版をもとにしたと思われる話から、Gotham City Sirens(感想はこちら)の中の一エピソード、悪夢のようなジョーカーとのエピソード、ハーレイがその一員として活躍するSuicide Squadのエピソードなどが収録されています。
 筆者はどうにもJokerにいいように扱われているときのハーレイが苦手で、Poison Ivy(ポイズン・アイビー)と一緒にいるときや一人で勝手にしている時ののびのびとしたハーレイの方が好きだな、ということを再確認できる一冊になっていました。
 Suicide Squadのエピソードを読んだのは初めてなのですが、割とメンバーの扱いがひどいですね。心温まるエピソードもあるのでしょうか。
 
 そんな中、印象に強く残ったのはこの本の最後に収録されているHARLEY QUINN AND SUICIDE SQUAD APRIL FOOL'S SPECIAL #1というエピソードでした。April Foolというタイトル通りのコメディ……かと思いきや、そんなことは全然ありません。話の顛末についてはそれぞれで読んでいただきたいですが、一応は真面目に精神科医としての技能を活かそうとしたハーレイがうまくいかなくなっていく姿に「そんなんだからダメなんだってば……」と声をかけてあげたくなる作品でした。