2019年11月27日水曜日

Batman: Arkham Knight (2015-2016) : Batgirl & Harley Quinn Special #1-2 感想

 Harey Quinn(ハーレイ・クィン)とBatgirl(バットガール、バーバラ・ゴードン)が主役として活躍するBatman: Arkham Knight (2015-2016): Batgirl & Harley Quinn Specialを読みました。2話なのであっさり読めます。

ゴッサム市で犯罪者に必要な精神的治療を行うアーカム精神病院のインターンとして勤務するHarleen Quinzelが初めてJokerのためにHarley Quinnとして悪事を働く姿を、Batmanにヒーローとしての活動をやめるよう警告されているBatgirlの姿と対比して描いた作品です。


【基本情報】
Writer: Tim Seeley
Artist: Matthew Clark, Sean Parsons, Rob Schwager
Cover by: Matthew Clark
発行年 2016年

公式サイトはこちら。



Batgirl (バットガール、バーバラ・ゴードン)は新人ヒーローとして活動していたが、バットマンにはその働きを認められず止めるように警告されている。一方、アーカム精神病院の精神科医、Harleen Quinzelは収容されているJokerのためにバットマンたちに一泡吹かせようとするのだったが――というのがあらすじです。

"Copycat"(まねっこ)という言葉がキーワードの作品だと感じました。

バットガールはバットマンの、ハーレイ・クィンはジョーカーの、それぞれCopycatに過ぎないのかどうか。バットガールやハーレイは、それぞれ何の/誰のために行動するのか。

新人ヒーロー、新人ヴィランである二人の対比が見どころの作品です。バットマンに対するバットガールの姿は、ちょっとNew52期Batwoman(感想はこちら)の姿を彷彿とさせるものもあります。

バーバラ・ゴードンのバットガールは、ヒーローになってからかなりの間バットマン・ロビンの二人と一緒に行動してヒーローとしての活動のやり方を学んでいったことになっている作品が多いです。しかしこの作品では活動初期から独り立ちして行動していたことになっている模様です。こういう設定だと、同じように初期から独り立ちしていたバットウーマンと言動が似てくるのかなと思いました。