2022年1月6日木曜日

Suicide Squad (1987-1992) Vol. 5: Apokolips Now感想 -予想外の死-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Suicide SquadのVol. 5を読みました。本来Vol. 4を読んでからVol. 5を読むべきですが、Vol. 4はCheckmate誌との共通イベントが主に収録されている関係で、話の半分くらいはCheckmateの話になっているようです。よく知らないメンバーの話を延々読むのはさすがに辛い……というわけで、一冊飛ばしてVol. 5の感想です。

 

 Vol. 4までの流れで大事なこととして、

  • Rick Flagは死亡
  • Amanda Waller (アマンダ・ウォラー)は表向きSuicide Squad (スーサイド・スクワッド)の指導ポジションから外れる
  • 新メンバーが加入


 ということが挙げられます。アマンダの件に関してはあくまでも「表向き」ですが、アマンダをスーサイド・スクワッドから外そうという政治劇はこの巻でも続いていきます。

 

【基本情報】
Written by: Kim Yale, John Ostrander
Art by: Various, Luke McDonnell, Grant Miehm, John K. Snyder, III
Cover by: John K. Snyder, III
発行年 2016年 (単行本の発行年。連載されていたのは1989年頃)


公式サイトはこちら。

2022年1月3日月曜日

Supergirl (2011-2015) Vol. 2: Girl in the World 感想 -初めての友達-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 2011年のNew52期に始まったSupergirl誌のVol. 2を読みました。この巻には前巻の続き、地球で困惑しながらとにかく日々を過ごすSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)のエピソードと、クリプトン星が滅ぶ前にカーラの両親が何を考えていたかというエピソードが収録されています。

 

【基本情報】
Written by: Mike Johnson, Michael Green
Art by: Various, George Pérez, Mahmud Asrar
Cover by: Mahmud Asrar
発行年 2013年


公式サイトはこちら。

2022年1月1日土曜日

Batman and the Outsiders (2018-) Vol. 2: A League of Their Own 感想 -弱みを見せられる強み-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

  Rebirth期Batman and the OutsidersのVol. 2を読みました。Ra's al Ghul (ラーズ・アル・グール)がSophia Ramos (ソフィア・ラモス)という女性に無理やりスーパーパワーを与え彼女を誘拐したところから始まったこのシリーズですが、ラーズとBatman (バットマン、ブルース・ウェイン)の私闘という雰囲気になってきます。

 

【基本情報】
Writer: Bryan Hill
Artists: Dextor Soy, Cian Tormey
Colorists: Veronica Gandini, Adriano Lucas
Letteres: Clayton Cowles, Carlos M. Mangual
Collection Cover Artists: Tyler Kirkham, Arif Prianto
発行年 2020年


Amazonのページはこちら。


2021年12月30日木曜日

Zatanna Special (1987) 感想: ザターナの周りの人たち

  1987年に発売されたZatanna Specialが電子版になったので、早速読んでみました。ザターナ主役の短編で、この一冊で完結するので読みやすいです。時期としてはSwamp Thing #50 (感想はこちら)でお父さんが亡くなった後の話になりますね。

 

【基本情報】
Writer: Gerry Conway
Artist: Gray Morrow
発行年 1987年


Amazonのサイトはこちら。


2021年12月25日土曜日

Supergirl (2011-2015)

2011年から2015年のNew52期に連載されていたSupergirl誌は、Supergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)の物語を一から語りなおしたシリーズです。

Supergirl (2011-2015) Vol. 1: Last Daughter of Krypton: 感想 -振出しに戻る-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 


 DCコミックス社のヒーローコミックは2011年に大規模な設定リセットが行われました。歴史の長いキャラクターには特に、ここで設定変更が行われています。

 Supergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)は1985年のCrisis on Infinite Earthsで死亡 (感想はこちら)、2005年からのSupergirl誌 (感想はこちら)で再登場という歴史をたどってきました。実質的には2005年登場のようなものなので2011年以降もそのままの設定でいく――かと思いきや、スーパーガールもここで設定がリセットされています。

 

 2005年から6年かけてやっと積み上げてきたものがあるのでそれを使えばいいのに、と思いましたが2011年の設定変更は特にスーパーマン周りの設定が激変しているようなので、スーパーガールもそれに合わせざるを得ないのかもしれません。

 

【基本情報】
Art by: Bill Reinhold, Dan Green, Mahmud Asrar
Cover by: Mahmud Asrar
Written by: Mike Johnson, Michael Green
発行年 2012年

公式サイトはこちら。


2021年12月19日日曜日

キャラクター紹介:ホークガール(ケンドラ・ソーンダーズ)

  ケンドラ・ソーンダーズは古代エジプトの王子クフの恋人であった王女Chay-Araの魂を受け継ぐ存在であり、ヒーロー、ホークガールとして活動しています。「ホークガール」というヒーロー名はChay-Araの魂を受け継ぐものが名乗っていることが多く、ケンドラだけが名乗っているわけではないので注意が必要です。

 

 DCコミックス社の作品は、2011年に大規模な設定の更新があり、その後も5年に一度程度少しずつ設定が変わる時期があるので 

  • New52期以前 (2011年以前)
  • New52期 (2011-2016年頃)
  • Rebirth期 (2016年以降)
  • Infinite Frontier期 (2021年以降)

 ……という感じで、時期によって分類できます。New52期以前もいろいろ分類できるようなのですがそれは略。ケンドラはNew52期以前に初登場し、New52期はほぼ登場しませんでした。Rebirth期に再登場し、Infinite Frontier期にも引き続いて登場しています。