2022年10月9日日曜日

Wonder Girl (2021-) #1-#7感想 -実質的には"Wonder Girls"-

  Yara Flor (ヤーラ・フロー)を主役にしたコミック、Wonder Girlを読みました。彼女は2021年から始まったInfinite Frontier期――の、予告編的なシリーズFuture Stateで「将来のWonder Woman」として登場しました。おそらく、Infinite Frontier期を象徴するようなキャラクターとして様々な作品に登場していくようになるものと思われます。

 このWonder Girl誌はヤーラを主役に据え、彼女の背景や基本的な性格を描き出すコミックです。同時に、これまで"Wonder Girl"を名乗ってきたCassie Sandsmark (キャシー・サンズマーク、ワンダーガール)やDonna Troy (ドナ・トロイ)との出会い、さらにはアマゾン族の一人であるArtemis (アルテミス)との出会いも描いています。

 一方、このコミックが連載されていたころはDark Nights: Death Metalのエピソードの影響で死亡していたWonder Woman (ワンダーウーマン、ダイアナ)はまったく登場しません。ワンダーウーマンに強い関係のあるキャラクターのコミックとしては珍しいですね。

 なお、筆者は#1-#7まで一話一話ばらばらに購入して読みましたが、単行本も出版される予定です。

 

【基本情報】
Art by: Joëlle Jones, Adriana Melo, Leila del Duca
Written by: Joëlle Jones
発行年 2021年


公式サイトはこちら (#1)


2022年10月1日土曜日

Outsiders (1993-1995) #14 感想: 狂乱のKatana

  以前読んだThe Other History of DC UniverseのKatana編 (感想はこちら)は、ライターのJohn Ridleyが2020年までのKatana (カタナ、タツ・ヤマシロ)のコミックでの活躍を自分流に再編成して描きなおしたものでした。

 その中の興味深いエピソードに「カタナと暗殺者Lady Shivaが戦いカタナが負け、臨死体験を経て蘇る」というものがありました。調べたところ、このOutsiders (1993-1995) #14をベースにしたものだったらしいので読んでみました。

 

【基本情報】
Writer: Mike W. Barr
Penciller: Paul Pelletier
Inker: Robert Campanella 
Colorist: Gene D'Angelo
COver Art: Paul Pelletier, Robert Campanella
発行年 1994年


Amazonのページはこちら。


2022年9月28日水曜日

Aquaman (2016-) Vol. 5-6: The Crown Comes Down, Kingslayer 感想 -敵の敵は味方-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Rebirth期Aquaman誌のVol. 5-6を読みました。Aquaman (アクアマン、アーサー・カリー)を王位から追いやりアトランティスを掌握したCorum Rathとの最終戦争が描かれます。

 

【基本情報】
Writer: Dan Abnett
Artists: Various, Riccardo Federici, Robson Rocha, Kelley Jones
Cover by: Stjepan Sejic, Joshua Middleton
発行年 2018年


公式サイトはこちら (Vol. 5)


2022年9月23日金曜日

キャラクター紹介:スーパーガール(カーラ・ゾー・エル)

  スーパーガールはスーパーマンと同じクリプトン星の生き残りで、スーパーマンのいとこにあたります。登場は1959年と古いキャラクターですが、1985年のCrisis on Infinite Earthsで死亡し2004年まで再登場しなかったため(別の人物が「スーパーガール」という名前で登場していました)歴史が長い割には登場するコミックはそこまで多くありません。

 DCコミックス社の作品は2011年に大規模な設定の更新があり、その後も五年に一度程度少しずつ設定が変わるタイミングがあるので

・New52期以前 (2011年以前)
・New52期 (2011-2016年頃)
・Rebirth期 (2016年以降)
・Infinite Frontier期 (2021年以降)

 ……という感じで、時期によって分類できます。2011年以前もいろいろあるのですがそれは略します。スーパーガールに関しては、2004年の再登場時、2011年、2016年と少しずつ設定が変わっていますが「スーパーマンのいとこ」という大枠は変わりません。

2022年9月14日水曜日

Action Comics (1938-2011) #252 感想 -カーラ・ゾー・エル初登場-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Superman (スーパーマン、カル・エル)のいとこであるSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)は1959年のAction Comicsで初登場しています。この本には短編が三話収録されているのですが、スーパーガール初登場は最後の一話でした。

 

【基本情報】
Writer: Robert Bernstein
Arist: Al Plastino
Cover: Curt Swan
発行年 1959年


Amazonのサイトはこちら。


2022年9月10日土曜日

Supergirl (2016-) Vol. 3: Infectious感想 -ライターの頑張りは良く分かる-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Rebirth期Supergirl誌のVol. 3を読みました。Rebirth期Supergirlの最終巻ですが、一冊の本として読んだ時あまり高く評価はできない作品になってしまっています。とはいえ、ライターが面白くするために頑張ってくれたことは良く分かるのでスタッフを責める気にもならない……という作品でした。

 

【基本情報】
Writers: Jody Houser, Marc Andreyko,Robert Venditti
Artists: Rachael Stott, Eduardo Pansica, Julio Ferreira, Laura Braga, Inaki Miranda, Cris Peter, Fco Plascencia, Chris Sotomayor, Hi-Fi
Letterer: Tom Napolitano
Cover: Dan Mora
発行年 2020年


Amazonのサイトはこちら。


2022年9月4日日曜日

Supergirl (2016-)

 クリプトン星の崩壊から生き残り、地球にやって来たヒーローSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)の活躍を描くシリーズです。2016年から始まったRebirth期のシリーズになります。

Vol. 4まで進んだ後はメインライターの変更により巻数がリセットされました。