2019年2月14日木曜日

Justice League: No Justice 感想

Justice League Dark (2018-, 以下JLD。感想はこちら)の前日譚でもあり、ザターナが登場する"Justice League: No Justice"を読んでみました。
ザターナが登場することもJLDの前日譚であることも知っていましたがいくつかの懸念点があったため読むのを避けていました。

・壮大なあらすじのわりに4話と短い→中途半端なところで終わっている消化不良な作品なのでは?
・登場人物が多い→ザターナはコマの隅にいるだけ、という感じになるのでは?

……と心配していたのですが、JLDやDetective Comics (2016-, 感想はこちら)を読むうちにライターの1人、James T Tynion IVに信頼感が出てきたので、思い切って読んでみました。

【基本情報】
Writers: Joshua Williamson, James T Tynion IV, Scott Snyder
Artists: Francis Manapul, Riley Rossmo, Marcus To
Cover by: Francis Manapul
発行年 2018年

公式サイトはこちら。


2019年2月11日月曜日

Flashpoint: The World of Flashpoint featuring Batman 感想

※このシリーズの各話感想は以下をご覧ください。


ザターナが登場しているので、イベントFlashpointの中のミニシリーズ、"Secret Seven"を読みました。TPB (単行本)では"Flashpoint: The World of Flashpoint featuring Batman"という本の中に収録されています。

【基本情報】
Writer: Peter Milligan
Artists: George Perez, Fernando Blanco, Skott Koblish
Colorists: Tom Smith, Brian Buccellato
Cover by: Dave Johnson
発行年 2012年

公式サイトはこちら。


2019年2月10日日曜日

キャラクター紹介:ザターナ

 このブログを始めた時にもザターナのキャラクター紹介的なことは書いているのですが、知識がかなり増えてきたので改めて書き直してみました。

2019年2月9日土曜日

JLA: Zatanna's Search 感想

これまでこのブログでは電子書籍で購入したアメコミを紹介してきました。アメコミはかなり電子書籍化されているので、日本からでも読みたいと思った時に購入してすぐに読むことができます。
けれども。少し前に出版された作品になると電子書籍化されていない作品もあり、そうした作品を読むためには紙の書籍を探す必要があります。
というわけで今回、ザターナが初登場したエピソードを一冊にまとめたTPB (単行本)、"Zatanna's Search"を紙の本で購入しました。なお、現在は出版されておりませんので古本です。注文してから2週間くらいで届きました。

【基本情報】
Writers: Gerry Conway, Gardner Fox
Inkers: Carmine Infantino, Murphy Anderson, Vince Colletta, Joe Giella
Pencillers: Murphy Anderson, Mike Sekowsky, Robert Kane, Gil Kane, Romeo Tanghal, Carmine Infantino
Introduction: Steve Utley
Cover by: Brian Bolland

発行年 2004年

公式サイトはこちら。



2019年2月8日金曜日

Gotham Central BOOK3 On the Freak Beat 感想

※このシリーズの各巻感想は以下をご覧ください。

 "Gotham Central" (感想はこちら)をまとめ買いしたつもりが買いそびれていたBook3を読みました。このシリーズはバットマンやバットファミリーの活躍の陰に隠れがちなゴッサム市警の活躍を描いた作品であり、同時にゴッサム市警の刑事、レニー・モントーヤの人生が暗転するエピソードを描いている作品です。
彼女の人生がはっきりと変わってしまうエピソードはBook1とBook4に収録されていますが、このBook3に収録されているエピソードがBook4のエピソードの前日譚になっています。

【基本情報】
Writers: Greg Rucka, Ed Brubaker
Inkers: Stefano Gaudiano, Kano, Jason Shawn Alexander
Pencillers: Stefano Gaudiano, Jason Shawn Alexander, Michael Lark
発行年 2011年

公式サイト (Book 3)はこちら。


2019年2月6日水曜日

Detective Comics (2016-) Vol 1-7 感想まとめ

 Rebirth世界のDetective ComicsをVol. 1-7まで読んで、全体的な印象として思ったことをまとめます。各巻の感想はこちらをご覧ください。

なお、このシリーズはザターナとレニー・モントーヤ目当てで読んでいたのですが、この感想は二人とは全く関係のないものになります。

また、管理人はまだDCコミックスをそれほど読んでいるわけではないので、バットマンやバットファミリーについて的外れな解釈をしているかもしれませんがご容赦を。


このシリーズのVol. 1でケイト・ケインの父であるジェイコブ・ケインが作ろうとした組織「コロニー」の理想形と、Vol. 6でティム・ドレイク(レッドロビン)が主張していた「ナイトプログラム」の理想形はかなり近いものではないかと思います。

両者とも、バットマンや現在のバットファミリーが活動できなくなった場合やに備えてバットマン達による自警団活動を組織化し、より効率よくメンバーを教育し、個々人の資質のみに頼らない形で治安を守ることを考えていたわけです。コロニーの場合、ゴッサム市以外にもこの活動を広めていく考えもありました。

争いになる前にジェイコブとティムで話し合っていたら、かなり近いところに二人が理想とする組織の形を見出し折り合えていたのではないかと思います。

一方、バットマンであるブルース・ウェインは自分たちが自警団活動をできなくなった場合のことをあまり考えていないように見えます。

たとえるならば、ブルースは「バットマン」という自警団活動の創業者です。はじめは一人でこつこつと自警団活動を始め、そのうち数人の仲間を得てバットファミリーという小規模の企業を作りました。
ジェイコブやティムはその活動が社会に与えた影響を高く評価しているので、組織化・大規模化してこの活動が永続的に続くように環境を整えていこうとしています。一方、ブルースはそんなことには興味がなく、小企業のままでやっていこう、自分が倒れたらそのあとは誰も継がなくていいよ――と考えているように見えます。

会社にたとえるとありがちな話のようにも思えてきましたが、バットマンによる自警団活動の効果を一番評価していないのはもしかするとブルースかもしれません。

もしかするとブルースが自警団活動をする最大の目的は幼いころの自分を癒すことであって、自分がいなくなったあとのゴッサム市の治安に興味がないのはそのためでは――と、このシリーズのVol. 1-7を読んで思いました。

Detective Comics (2016-) Vol. 7: Batmen Eternal 感想

※Rebirth世界のDetective Comics各巻の感想はこちらをご覧ください。

Vol. 7はこれまで読んできたDetective Comics (2016-)、Rebirth世界のDetective Comics誌でTynion IV氏が原作を担当する最終巻(今のところ)になります。
Vol. 6までの流れを踏まえつつ、登場したバットファミリー(バットマン、レッドロビン、バットウーマン、カサンドラ、スポイラー)のそれぞれの結末が描かれます。まさにTynion氏の最終巻にふさわしい一冊だと思いました。今回、かなり感想が長くなっています。


【基本情報】
Writer: James T Tynion IV
Artists: Eddy Barrows, Javier Fernandez, Alvaro Martinez, Various
Cover by: Eddy Barrows
発行年 2018年

公式サイトはこちら。