2023年6月18日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 2 A Glass Darkly 感想: スティーブとの関係は人間らしく

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Infinite Frontier期Wonder Woman誌の第二巻を読みました。Vol. 1ではRebirth期最終盤の展開を受けて死後の世界を冒険していたダイアナですが、この巻では無事に帰還した後の様子が語られます。 

 しかし、生の世界に帰還したのはダイアナだけではなく、ヴィランであるDr. Psychoも戻ってきていた模様。今後も彼はダイアナにとって厄介な存在であり続けるようです。

 

【基本情報】
Written by: Becky Cloonan, Michael Conrad
Art by: Andy MacDonald, Marcio Takara, Steve Pugh, Travis G. Moore
発行年 2022年


公式サイトはこちら。


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2023年5月14日日曜日

Justice League International Book One: Born Again 感想 -女性キャラクターは影が薄い-

  Justice Legue InternationalのBook Oneも読みました。DCコミックス社のヒーローチームといえばJustive Leagueですが、この頃は解散していたようでJustice League Internationalがメインのチームになるべく頑張る――という雰囲気でした。

 とはいえお話自体がどんどんコメディ方向に振れていくので、果たしてこれがメインのチームになれるのだろうかと思う一冊でもありました。

 

【基本情報】
Writer: Keith Giffen, John Ostrander, J.M. DeMatteis
Artists: Kevin MaGuire, Al Gordon, Luke McDonnell, Steve Leialoha, Bill Willingham
発行年 2020年 (電子版の発行年。連載されていたのは1987年頃) 


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2023年5月7日日曜日

DC Dark Knights of Steel Vol. 1 感想 -エルスワールド設定だからこそ引き出せるキャラクターの魅力を-

  Dark Knights of Steelの第一巻を読みました。トム・テイラーによるエルスワールド(一般的なDCヒーローコミックの設定とは全く違うパラレルワールドの設定でキャラクターを動かすもの)もの作品で、中世ファンタジー風の作品になっています。

 トム・テイラーと言えばスーパーマンが悪の存在になる"Injustice"、ゾンビものである"DCeased"などの人気のエルスワールド作品で知られています。が、ヒーローが悪になるのが嫌&ゾンビものも嫌、という筆者にとっては、これが初めて読めるトム・テイラーのエルスワールド作品でした。


【基本情報】
Writer: Tom Taylor
Artists:Bengal, Yasmine Putri
発行年 2022年


公式サイトはこちら。


Amazonで購入する場合はこちら。


2023年4月16日日曜日

Nubia: Queen of the Amazons #1-4感想: 神々の参戦

  Nubia: Queen of the Amazonsの#1-#4を読みました。本作は短めで、全4話です。筆者は4話分をばらばらに買って読みましたが、単行本の方ではTales of the Amazons(感想はこちら)にも収録されていたNubia: Coronation Special #1も収録されているようです。

 Trial of the Amazonsで全アマゾン族の女王となったNubia (ヌビア)を中心に、Wonder Woman誌での新展開の下準備をするような一作という印象でした。

 

【基本情報】
Artist: Alitha Martinez
Writer: Stephanie Williams
発行年 2022年


公式サイトはこちら (#1)。


単行本をAmazonで買う場合はこちら。


2023年4月12日水曜日

Batman: Detective Comics (2016-) Vol. 3: Arkham Rising 感想 -壮大な予告編-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Detective Comicsは、Batman (バットマン、ブルース・ウェイン)やその仲間であるバットファミリーの活躍を描くシリーズです。

 2021年から始まったMariko Tamakiがメインライターを務めるDetective Comicsの第三巻であるこの巻では、ゴッサム市に新たに建設されるArkham Towerをめぐる不穏な物語が展開されます――おそらく次の巻あたりでこの建物にまつわる大バトルが描かれると思うのですが、一巻分かけてその予告編を見せたというような一冊でした。

 

【基本情報】
Art by: David Lapham, Dan Mora
Written by: Mariko Tamaki, Matthew Rosenberg, Stephanie Nicole Phillips
発行年 2022年


公式サイトはこちら。


2023年3月26日日曜日

GCPD: The Blue Wall (2022) 感想 -組織人であり個人であり-

  Renee Montoya (レニー・モントーヤ)を主役にしたミニシリーズ、GCPD: The Blue Wallを読みました。かつてはゴッサム市警の一刑事、後に探偵のQusetionとして活躍し、現在はゴッサム市警本部長になっているレニーの死闘を描いた全6話の物語です。

 読んでいて辛いけれど読み応えのあるお話でした。

【基本情報】
Writer: John Ridley
Artist: Stefano Raffaele
Cover: Reiko Murakami
発行年 2022年


公式サイトはこちら (#1)。

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2023年3月19日日曜日

Detective Comics (2016-) Vol. 2: Fear State 感想 -仕上げのようなバットファミリー-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Detective Comicsは、Batman (バットマン、ブルース・ウェイン)やその仲間であるバットファミリーの活躍を描くシリーズです。

 2021年から始まったMariko Tamakiがメインライターを務めるDetective Comicsの第二巻であるこの巻では、イベントFear State関連のエピソードが収録されています。といっても、お話自体は以前読んだVol. 1収録作品の続き――というわけで、Vol. 1からずっとFear State関係の話だったという方が正しいのかもしれません。

 

 なお、前回読んだBatman Secret Files: Huntressはこの巻に収録されています。


【基本情報】
Writer: Mariko Tamaki, Dan Watters, Stephanie Phillips,
Artists: Dan Mora
Inkers: Max Raynor, Viktor Bogdanovic, David Lapham, Daniel Henriques
Colorists: Jordie Bellaire, Arif Prianto, Trish Mulvihill
Cover: Dan Mora, Irvin Rodriguez
発行年 2022年

公式サイトはこちら。