2023年4月16日日曜日

Nubia: Queen of the Amazons #1-4感想: 神々の参戦

  Nubia: Queen of the Amazonsの#1-#4を読みました。本作は短めで、全4話です。筆者は4話分をばらばらに買って読みましたが、単行本の方ではTales of the Amazons(感想はこちら)にも収録されていたNubia: Coronation Special #1も収録されているようです。

 Trial of the Amazonsで全アマゾン族の女王となったNubia (ヌビア)を中心に、Wonder Woman誌での新展開の下準備をするような一作という印象でした。

 

【基本情報】
Artist: Alitha Martinez
Writer: Stephanie Williams
発行年 2022年


公式サイトはこちら (#1)。


単行本をAmazonで買う場合はこちら。



 全アマゾン族の女王となったヌビア。人間界を訪れ、Esquecidaのアマゾン族のためにもブラジルでの森林の伐採計画に反対しようとする。しかし、ヌビアが前世でマダガスカルの王女だったころから身に着けていたSekhmet神(古代エジプトの死や戦いの女神)のお守りを狙う敵が現れるのだった――というのがあらすじです。

 

 見どころとしては、ヌビアの前世がかなり丁寧に語られるところと、Hawkgirl (ホークガール、ケンドラ・ソーンダーズ)とヌビアたちとの共闘があげられます。思えばホークガールは古代エジプト時代から転生を続けている人ですし、エジプトの神や前世がどうこうと言った話には親和性が高いのですよね。

 最近、ホークガールはHawkmanとの縁が薄くなっているイメージですし、ここは一つアマゾン族とがんがん絡んでいってもらいたいと思いました。

 

 そして気になるのは、Yara Flor(ヤーラ・フロー)の影が薄いことです。ヌビアがブラジルに来るということでもちろんヤーラにも登場の機会はあるのですが……もっとストーリーにしっかり絡んでも良かったのでは。そもそもEsquecidaのアマゾン族のためにブラジルに来たという設定なわけですし。もっとヤーラに役割を与えてくださいと思いました。