2024年2月25日日曜日

Zatanna: The Jewel of Gravesend (2022)感想 -ここで終わるのはひどすぎる-

  Zatanna: The Jewel of Gravesendを読みました。ザターナがいつもとは少し違う設定で活躍する物語です。

 

【基本情報】
Written by: Alys Arden
Art by: Jacquelin de Leon
発行年 2022年


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2024年2月6日火曜日

Wonder Woman: Dead Earth感想 -そんなに人間が好きになったのか-

  Wonder Woman: Dead Earthを読みました。他のDCコミックス社のコミックの内容とは特にかぶらない、エルスワールドものに近い作品です。

 分類としてはポストアポカリプスもので、ダイアナが目覚めた世界では地球はごくわずかな人類とそれを襲う怪物たちの星になっていた――というところから物語が始まります。


【基本情報】
Written by: Daniel Warren Johnson
Art by: Daniel Warren Johnson
発行年 2020年


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2024年1月21日日曜日

Justice League of America (2006-2011): The Rise of Eclipso 感想 -「終わり」を選べる贅沢-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 2006年から2011年まで連載されていたJustice League of Americaの実質第10巻目にして最終巻にあたるThe Rise of Eclipsoを読みました。

 前巻に引き続き、Dick Grayson (ディック・グレイソン、この作品ではバットマン)やDonna Troy (ドナ・トロイ)ら、通常のJustice League時のメインメンバーであるブルース・ウェインやダイアナの子供世代にあたるヒーローたちが強敵を前に協力して戦います。

 

【基本情報】
Written by: James Robinson
Art by: Brett Booth, Daniel Sampere, Jesús Merino
Cover by: Brett Booth
発行年 2012年


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2023年12月29日金曜日

Justice League of America (2006-2011): Omega 感想 -傷ついたまま戦うこと-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2006年から2011年まで連載されていたJustice League of Americaの実質第9巻目にあたるOmegaを読みました。

この前読んだTeam Historyが実質7巻目というわけで一冊飛んでしまいましたが、ストーリーの面でそんなに気になるところはありませんでした。

(※2024/03/24追記 実質Vol. 8にあたるThe Dark Thingsを読みました。Vol.7~最終巻にいたるまでキーパーソンである、Jadeや父のAlan Scottについての経緯が描かれています。一冊飛ばさずに、順番に読んだ方が絶対ストーリーが分かりやすいです(当たり前ですね…))

 このJustice League of America誌では、Dick Grayson (ディック・グレイソン)がBatmanをつとめ、Donna Troy (ドナ・トロイ)やGreen Lanternの娘であるJade、フラッシュファミリーの一員であるJesse Quickら、普段のJustice Leagueレギュラーメンバーの子供世代がメインメンバーになっています。

 ヒーローたちの子供世代がつくる若手チームといえばTitansですが、いつもの若手チームのような元気はつらつとした様子はなく、心に傷を抱えながらもがんばるという展開になっています。

 なお、表紙はいかにもTitansメンバーが敵と戦うよという雰囲気になっていますが(下図)、本編でメインで活躍しているのはこの表紙のメンバーではディックとドナ、ジェイドの3人のみです。

 

 

【基本情報】
Written by: James Robinson
Art by: Norm Rapmund, Rob Hunter, Brett Booth, Pow Rodrix, Robson Rocha, Christian Alamy, Mark Bagley
Cover by: Norm Rapmund, Mark Bagley
発行年 2012年


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2023年12月10日日曜日

Batman Urban Legends Vol. 4感想: 大人げない大人たち

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 Batman Urban LegendsのVol. 4を読みました。バットマン関連やゴッサム市関連の事件を描く短編集。中編を集めたVol. 3とは違い、Vol. 4はまさに短編集といったようすで、いくつもの作品が収録されています。テーマはチームアップなのか、バットマンとフラッシュ、バットマンとQuestion (Vic Sageの方の)がコンビとして活躍する短編なども収録されていますので気になる人にはおすすめです。

 筆者はこの中で、Birds of Prey ――バーバラ・ゴードンやダイナ・ランスを中心とするいつものBirds of Preyではなく、Lady Shivaを中心とするBirds of Preyの話が気になりました。

【基本情報】(クリエイターはBirds of Prey関係の人のみ掲載)
Writer: Che Grayson
Artist: Serg, Acuna, Ivan PLascencia
発行年 2023年


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2023年12月2日土曜日

I am Batman Vol. 1 感想 -公平な裁きとは-

  Batman (バットマン)といえばその正体はゴッサム市の大富豪ブルース・ウェインですが、彼に様々な科学技術を使ったスーパーメカを提供して協力するLucius Foxの息子、Jace Fox (ジェイス・フォックス)が新たなバットマンとして活躍するI am BatmanのVol. 1を読みました。以前読んだThe Next Batman (感想はこちら)の続編にあたります。また、ゴッサム市警本部長をつとめるRenee Montoya (レニー・モントーヤ)の活躍を描いたGCPD: The Blue Wall (感想はこちら)はこの作品のスピンオフになるのだと思います。

 The Next Batmanではジェイスがバットマンのコスチュームを見つけるところで終わっていたわけですが、この作品では本物のバットマンがいなくなったとされるゴッサム市でジェイスが第二のバットマンとして活躍する姿が描かれます。The Next Batmanでとにかく強烈だったフォックス家兄弟姉妹の確執は薄くなって、ジェイスの自分探しという印象も強い一冊でした。この作品でもレニー・モントーヤはゴッサム市警本部長を務めていて、出番こそ少ないですが印象に残りました。

 

【基本情報】
Writer: John Ridley
Artists: Travel Foreman, Stephen Segovia, Christian Duce, Olivier Coipel
発行年 2022年


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2023年11月25日土曜日

Catwoman (2018-) Vol. 6: Fear State 感想: 回復の2段目

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2018年からのCatwoman誌のVol. 6を読みました。Ram VがメインライターになったCatwoman誌の第3巻で、Ram VのCatwoman誌としてはこれで一区切りとなります。物語は前巻の続きで暗殺者Father Valleyとの対決から始まりますが、イベント"Fear State"と絡んでCatwoman (キャットウーマン、セリーナ・カイル)が覇権を握ったAllytownにもゴッサムNakano市長肝いりのMagistrate(傭兵)部隊が押し寄せます。

 

【基本情報】
Writer: Ram V
Art by: Nina Vakueva, Fernando Blanco, Geraldo Borges, Laura Braga
Colorist: Jordie Bellaire, Caspar Wijngaard
Letterer: Tom Napolitano
Cover Art: Yanick Paquette, Nathan Fairbairn
発行年 2022年


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