2024年9月21日土曜日

Poison Ivy (2022-) Vol. 1: The Virtuous Cycle -「本当を自分を取り戻す」ためのロードムービー的一冊-

  Poison Ivy誌のVol. 1を読みました。植物系ヴィランのPoison Ivy (ポイズン・アイビー、パメラ・アイズリー)を主役にしたシリーズの第一巻です。

 ポイズン・アイビーといえば、ハーレイ・クィンやキャットウーマンと並んでゴッサム市を中心に活動する女性ヴィランの代表的存在であり、最近はハーレイとの恋人としても存在感を増しています。

 そんな彼女でしたが、

Heroes in Crisis (感想はこちら )で殺害され復活したものの、Harley Quinn & Poison Ivy (感想はこちら)で弱いアイビーと強いアイビーの二人に分裂していることが判明し、強い方はQueen Ivyと名乗ってヴィランとして暗躍する一方、Catwoman (感想はこちら)のもとにアイビーの良心が保護されていて、Batman: Fear State SAGA (感想はこちら)でQueen Ivyとアイビーの良心が合体したのだ――というかなり混乱した状況になっていました。

 というわけでこの作品は、再び生まれ変わったポイズン・アイビーのその後を描く作品です。 

【基本情報】
Writer: G. Willow Wilson
Art by: Marcio Takara
発行年 2023年


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2024年9月1日日曜日

Batgirls (2021-) Vol. 3: Girls to the Front 感想 -ゴッサム市警の選択-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

  バーバラ・ゴードン、ステファニー・ブラウン、カサンドラ・ケインの3人のバットガールがチームを組むBatgirls誌のVol. 3を読みました。

 Vol. 1から3人でずっとアジトに住んでいたBatgirlsですが、バーバラが本来の基地である時計塔に戻った結果ステファニーとカサンドラの2人暮らしになっています。

 その分、バーバラが司令塔で現場で動くのはステファニーとカサンドラという構図がはっきりした印象です。

 

【基本情報】
Writer: Becky Cloonan
Artist: Michael Conrad, Jonathan Case, Neil Googe, Geraldo Borges
Cover Art: Jorge Corona, Sarah Stern, Robbi Rodriguez, Rico Renzi 
発行年 2023年


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2024年8月18日日曜日

Batgirls (2021-)

 Batgirls (2021-)は、Barbara Gordon (バーバラ・ゴードン)、Cassandra Cain (カサンドラ・ケイン)、Stephanie Brown (ステファニー・ブラウン)の3人のバットガールがチームを組んで戦う物語です。3人、特にカサンドラとステファニーのわちゃわちゃした感じがおすすめです。


Batgirls (2021-) Vol. 2 感想 -ゴッサム市警とも早く和解してほしい-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 バーバラ・ゴードン、ステファニー・ブラウン、カサンドラ・ケインの3人のバットガールがチームを組むBatgirls誌のVol. 2を読みました。

 Vol. 1でゴッサム市民からのBatgirlsへの信頼は取り戻した結果、かなり明るい雰囲気で読める作品になりました。前作に引き続き連続殺人事件が起きたりしているのですが、全体としては子供向けのコメディという雰囲気になっています。

【基本情報】
Writer: Becky Cloonan
Artist: Michael Conrad
発行年 2023年


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2024年7月20日土曜日

Batgirls (2021-) Vol. 1 感想 -ありそうでなかった、全員Batgirlチーム-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 Batgirlといえば、バットマン(ブルース・ウェイン)を中心とするヒーローたちの中でも比較的若い女性のヒーローが名乗ってきた名前です。

 歴代バットガールの中でも、2代目であるBarbara Gordon (バーバラ・ゴードン)、3代目であるCassandra Cain (カサンドラ・ケイン)、3代目であるStephanie Brown (ステファニー・ブラウン)が有名です(ちなみに初代はBette Kaneですが、現在ではこの設定はほぼなくなってしまっています)。 

 この3人は仲が良くしばしば共闘しているので3人でバットガールズチームを作れば、というのは多くの人が考えたことがあると思うのですが、同時にバットガールを名乗るのは1人だけというルールがあったのか何なのか3人ともがバットガールを名乗るチームを作ることはこれまでありませんでした。それがこのシリーズでようやく実現し、3人が同時にバットガールを名乗るチームが誕生したことになります。

 とはいえ、バーバラ・ゴードンは情報担当および後方からの指揮という役割が多く、Oracle (オラクル)的な活躍の方が多いですね。

 

【基本情報】
Writers: Michael Conrad, Becky Cloonan
Artist: Jorge Corona
発行年 2022年


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2024年7月7日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 4: Revenge of the Gods 感想 -Cloonan編の大団円だけど-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  2021年からのInfinite Frontier期が始まってからのWonder Woman誌のVol. 4を読みました。Vol. 3のラストが、とうとう敵の黒幕が姿を現すらしい、それはギリシア神話の女神ヘラで、Wonder Girl誌(感想はこちら)で描かれたYara Florのエピソードとも絡んでくるらしいというわけでワクワクして読み進めました。

 Becky Cloonanがライターを務める作品としては最終巻にあたり、Cloonan編の大団円でもあります。 

【基本情報】
Writers: Michael Conrad, Becky Cloonan
Artists: Amancay Nahuelpan
発行年 2023年


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2024年6月8日土曜日

DC PRIDE 2024 #1 感想: 比較的マイナーなキャラクターの起用が良い

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 2024年度のDC Prideを読みました。6月のPride Monthに合わせて、LGBTQIA+のキャラクターたちを主役にした短編集です。今年で4冊目の企画になっています。

 これまでの3冊と比べて、DCコミックス社のキャラクターの中でも割とマイナーなキャラクターだったりカップルだったりを取り上げているのかなという印象でした。

 

【基本情報】
Writer: Jamila Rowser, Ngozi, Gretchen Felker-Martin, Nicole Maines
Art by:Ngozi, Jordan Gibson, Claire Roe, ONeillJones
Cover: Kevin Wada
発行年 2024年


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