2024年8月18日日曜日

Batgirls (2021-) Vol. 2 感想 -ゴッサム市警とも早く和解してほしい-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 バーバラ・ゴードン、ステファニー・ブラウン、カサンドラ・ケインの3人のバットガールがチームを組むBatgirls誌のVol. 2を読みました。

 Vol. 1でゴッサム市民からのBatgirlsへの信頼は取り戻した結果、かなり明るい雰囲気で読める作品になりました。前作に引き続き連続殺人事件が起きたりしているのですが、全体としては子供向けのコメディという雰囲気になっています。

【基本情報】
Writer: Becky Cloonan
Artist: Michael Conrad
発行年 2023年


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 前巻でバーバラのネットワークに侵入した敵と戦いつつピンチを救ったり、連続殺人犯の謎を追ったり……というストーリーです。前巻と比べてだいぶ雰囲気が緩く、「たぶん誰も悲惨なことにはならないスパイものや推理もの」を読んでいるような感覚になります。ゴッサムの学園を舞台にしたGotham Academyのキャラが登場したりとティーン向け作品であることを前面に押し出してきたなあという印象でした。

 そんな中、ゴッサム市警本部長としてレニー・モントーヤが登場するのですが。

 ゴッサム市警本部長として、バットガール達(さらにはバットマンなどのヒーローたち)とは協力しないことをはっきり言っていてレニーファンとしては少し悲しいものがあります。ゴッサム市警はゴッサム市警でちゃんと犯罪に対応できるならそれでいいのですが。