2024年7月7日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 4: Revenge of the Gods 感想 -Cloonan編の大団円だけど-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  2021年からのInfinite Frontier期が始まってからのWonder Woman誌のVol. 4を読みました。Vol. 3のラストが、とうとう敵の黒幕が姿を現すらしい、それはギリシア神話の女神ヘラで、Wonder Girl誌(感想はこちら)で描かれたYara Florのエピソードとも絡んでくるらしいというわけでワクワクして読み進めました。

 Becky Cloonanがライターを務める作品としては最終巻にあたり、Cloonan編の大団円でもあります。 

【基本情報】
Writers: Michael Conrad, Becky Cloonan
Artists: Amancay Nahuelpan
発行年 2023年


公式サイトはこちら。


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 冒頭にも書いた通りワクワクして読み進めたのであっという間に読み終わりました……しかしこれ、ワクワク感だけで読むスピードが上がったわけではなく、女神ヘラとの戦いがイベント"Lazarus Planet"と関わっているために肝心のクライマックスはLazarus Planet誌の方に掲載されているという事情によるものです。Wonder Woman誌に載っている部分だけでも大迫力なのですが、拍子抜けしてしまうのは否定できません。

 とはいえ、Becky Cloonan編の大団円ということもあり、Vol. 1に登場した懐かしいキャラクターが再登場したりといったサービスもあります。また後日談的に、ワンダーウーマンの仲間たちがダイアナとの思い出を回想するのもしんみりとさせられる場面でした。エッタやスティーブをはじめとする仲間たちそれぞれのキャラクターとワンダーウーマンというキャラクターとのつきあいも長いわけです。各キャラクターが初めて誌面に登場したころの各年代のワンダーウーマンの絵柄で描かれるのが凝っていて良いなと思いました。