2024年8月18日日曜日

Batgirls (2021-)

 Batgirls (2021-)は、Barbara Gordon (バーバラ・ゴードン)、Cassandra Cain (カサンドラ・ケイン)、Stephanie Brown (ステファニー・ブラウン)の3人のバットガールがチームを組んで戦う物語です。3人、特にカサンドラとステファニーのわちゃわちゃした感じがおすすめです。


Batgirls (2021-) Vol. 2 感想 -ゴッサム市警とも早く和解してほしい-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 バーバラ・ゴードン、ステファニー・ブラウン、カサンドラ・ケインの3人のバットガールがチームを組むBatgirls誌のVol. 2を読みました。

 Vol. 1でゴッサム市民からのBatgirlsへの信頼は取り戻した結果、かなり明るい雰囲気で読める作品になりました。前作に引き続き連続殺人事件が起きたりしているのですが、全体としては子供向けのコメディという雰囲気になっています。

【基本情報】
Writer: Becky Cloonan
Artist: Michael Conrad
発行年 2023年


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2024年7月20日土曜日

Batgirls (2021-) Vol. 1 感想 -ありそうでなかった、全員Batgirlチーム-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 Batgirlといえば、バットマン(ブルース・ウェイン)を中心とするヒーローたちの中でも比較的若い女性のヒーローが名乗ってきた名前です。

 歴代バットガールの中でも、2代目であるBarbara Gordon (バーバラ・ゴードン)、3代目であるCassandra Cain (カサンドラ・ケイン)、3代目であるStephanie Brown (ステファニー・ブラウン)が有名です(ちなみに初代はBette Kaneですが、現在ではこの設定はほぼなくなってしまっています)。 

 この3人は仲が良くしばしば共闘しているので3人でバットガールズチームを作れば、というのは多くの人が考えたことがあると思うのですが、同時にバットガールを名乗るのは1人だけというルールがあったのか何なのか3人ともがバットガールを名乗るチームを作ることはこれまでありませんでした。それがこのシリーズでようやく実現し、3人が同時にバットガールを名乗るチームが誕生したことになります。

 とはいえ、バーバラ・ゴードンは情報担当および後方からの指揮という役割が多く、Oracle (オラクル)的な活躍の方が多いですね。

 

【基本情報】
Writers: Michael Conrad, Becky Cloonan
Artist: Jorge Corona
発行年 2022年


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2024年7月7日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 4: Revenge of the Gods 感想 -Cloonan編の大団円だけど-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


  2021年からのInfinite Frontier期が始まってからのWonder Woman誌のVol. 4を読みました。Vol. 3のラストが、とうとう敵の黒幕が姿を現すらしい、それはギリシア神話の女神ヘラで、Wonder Girl誌(感想はこちら)で描かれたYara Florのエピソードとも絡んでくるらしいというわけでワクワクして読み進めました。

 Becky Cloonanがライターを務める作品としては最終巻にあたり、Cloonan編の大団円でもあります。 

【基本情報】
Writers: Michael Conrad, Becky Cloonan
Artists: Amancay Nahuelpan
発行年 2023年


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2024年6月8日土曜日

DC PRIDE 2024 #1 感想: 比較的マイナーなキャラクターの起用が良い

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 2024年度のDC Prideを読みました。6月のPride Monthに合わせて、LGBTQIA+のキャラクターたちを主役にした短編集です。今年で4冊目の企画になっています。

 これまでの3冊と比べて、DCコミックス社のキャラクターの中でも割とマイナーなキャラクターだったりカップルだったりを取り上げているのかなという印象でした。

 

【基本情報】
Writer: Jamila Rowser, Ngozi, Gretchen Felker-Martin, Nicole Maines
Art by:Ngozi, Jordan Gibson, Claire Roe, ONeillJones
Cover: Kevin Wada
発行年 2024年


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2024年5月27日月曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 3: The Villainy of Our Fears感想 -チームダイアナ-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 2021年からのInfinite Frontier期が始まってからのWonder Woman誌のVol. 3を読みました。Vol. 1で死後の世界を冒険していたダイアナがVol. 2で現世に帰り、このVol. 3では同じく死後の世界から帰ってきたジークフリードも含め、現世の仲間たちと一緒に敵と戦うという流れになっています。

 このダイアナのチームが大変バランスが良く、読んでいて楽しいストーリーになっていました。 

【基本情報】
Writers: Becky Cloonan, Michael Conrad
Artists: Emanuela Lupacchino, Marguerite Sauvage, Eduardo Pansica, José Luís, Wade von Grawbadger, Julio Ferreira,  Jordie Bellaire, Tamra Bonvillain
Letterer: Pat Brpsseau
Cover Art: Yanick Paquette, Nathan Fairbairn
発行年 2023年


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2024年5月3日金曜日

Justice League: Cry for Justice, Justice League: Rise and Fall感想 -ヒーローにはどこまで許されるのか-

  Justice League: Cry for Justice, Justice League: Rise and Fallを読みました。単行本2冊に分かれていますが、つながった1つのストーリーになっています。

 2006年から始まったJustice League of America の"When Worlds Collide" (感想はこちら)を読んでいた時、Justice League of Americaのヒーローたちが次々に抜けていくため議長のBlack Canary (ブラックキャナリー、ダイナ・ランス)がJLAの解散を決めるというエピソードがありました。

  そもそもこの頃バットマンなどのヒーローたちが死亡したという流れがあり、これまでのJLAの活動では悪人を止められないということでダイナの夫であるGreen Arrow (グリーンアロー、オリバー・クィーン)とGreen Lantern (グリーンランタン、ハル・ジョーダン)が率先してJLAを抜けたのでした。その後のグリーンアローの活動を中心にしたスピンオフ作品がこのCry for JusticeとRise and Fallになるわけですが、とにかく地獄のような展開です。

 JLAはぬるいというのはグリーンアローたち二人だけの思いではなく、悪人たちに対するJustice (裁き)を求めるヒーローたちが次々に彼らのもとに集います。それはPrometheus (プロメテウス)というヴィランとの決戦に繋がって行きますが、そこで起きる悲劇が彼らの人生を決定的に変えていく……という話になっています。

 【基本情報】(人数が多すぎるためArtists, Coloristsは4人ずつ掲載)
Writers (Cry for Justice): Len Wein, Mark Waid, James Robinson, Sterling Gates
Writer (Rise and Fall): J.T. Krul
Artists (Cry for Justice): Fabrizio Fiorentino, John Dell, Marlo Alquiza, Geraldo Borges
Artists (Rise and Fall): Fabrizio Fiorentino, John Dell, Marlo Alquiza, Geraldo Borges
Colorists (Cry for Justice): Giovani Kososki, Siya Oum, Federico Dallocchio, Ulises Arreola
Colorists (Rise and Fall): Michael Atiyeh, Andrew James Troy, Greg Horn, Hi-Fi 
Letterers (Cry for Justice): Travis Lanham, Ken Lopez, DC Lettering
Letterers (Rise and Fall): John J. Hill, Travis Lanham, DC Lettering
発行年 2010-2011年


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