2022年3月26日土曜日

キャラクター紹介:ビクセン (マリ・マッケイブ)

  ビクセンはアフリカのZambesi出身のヒーローで、アメリカに来てモデルとして活躍する傍らヒーローとしても活動しています。動物の力を使って戦うヒーローです。

 

 DCコミックス社の作品は、2011年に大規模な、2016年と2021年頃に中規模な設定の更新があったために

  •  New52期以前 (2011年以前)
  •  New52期 (2011-2016年頃)
  •  Rebirth期 (2016-2021年頃)
  •  Infinite Frontier期 (2021年頃-)

 に大きく分かれます。New52期以前もいろいろ分類できるようなのですがそれは略。ビクセンはどの時期も大きな設定変更はありません。

2022年3月21日月曜日

Vixen: Return of the Lion #1-#5 感想 -アフリカの大地-

  Vixen (ビクセン、マリ・マッケイブ)を主役にした全5話のミニシリーズ、Vixen: Return of the Lionを読みました。

 Black Canary (ブラックキャナリー、ダイナ・ランス)が議長だったころのJustice League of America (JLA)誌のスピンオフ的なお話になっています。JLA誌で描かれた、「動物の力を使って戦う能力のはずがいつの間にか能力が変化していた (後に元に戻る)」というエピソード (感想はこちら)も踏まえています。

 

【基本情報】
Written by: Gwendolyn Wilson
Colorist: Santiago Arcas
Painted cover by: Joshua Middleton
Inker: CAFU, BIT
Letterer: DC Lettering
Penciller: CAFU
発行年 2008年


公式サイトはこちら (#1)。


2022年3月19日土曜日

The Other History of the DC Universe (2020-) #3: 感想 -こういう作品の時は日本人の監修をつけましょう-

このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。


 The Other History of the DC Universe の#3を読みました。このシリーズはDCコミックス社がこれまで描いてきたエピソードを異なる視点から見つめなおすというコンセプトの作品になっています。

 今回の作品の主役はKatana (カタナ、タツ・ヤマシロ)です。ライターのJohn Ridleyが描いたThe Next Batman (感想はこちら)でもいいところで登場した彼女ですが、この作品はThe Next Batmanのカタナと違和感なくつながるものになっていました。

 

 しかしどうしても、日本に関わる細かい部分が気になってしまうという、もったいない作品になっています。

 

【基本情報】
Written by: John Ridley
Art by: Giuseppe Camuncoli
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年3月12日土曜日

The Other History of the DC Universe (2020-)

 The Other History of DC Universeは、John Ridleyによる作品で「DCコミックス社の描いてきた物語を、これまで脇役ポジションにいたキャラクターの視点から語りなおす」というものになっています。

コミックではなく、文章に絵がついているという形式です。

The Other History of the DC Universe (2020-) #4: 感想 -Ridley流レニー・モントーヤ-

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。 

 The Other History of the DC Universe の#4を読みました。このシリーズはDCコミックス社がこれまで描いてきたエピソードを異なる視点から見つめなおすというコンセプトの作品になっています。全5話ですが、主人公たちはすべて非白人で社会的な背景も取り入れるというところもポイントになっています。

 ライターはすべてJohn Ridleyが務めています。John Ridleyといえば、The Next Batman (感想はこちら)でRenee Montoya (レニー・モントーヤ)をそこそこ重要な役どころで登場させたものの筆者とは今一つ考えが合わなかったのですが、レニー・モントーヤを主役に描いたこちらの作品を読んでみました。

 

 なお、この作品はコミックではなく、イラストに文章がついているという形式です。文の多い絵本という感じでしょうか。

 

【基本情報】
Written by: John Ridley
Art by: Giuseppe Camuncoli
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年3月6日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 4: The Four Horsewomen 感想その2 -真実の女王は嘘をつく-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Steve Orlando氏によるWonder Woman Vol. 4の感想の続きです(前の記事はこちら。)。今回は「真実を隠された人としてのPaula von GuntherとDonna Troy (ドナ・トロイ)」について。


Wonder Woman (2016-) Vol. 4: The Four Horsewomen 感想その1 -シリーズの総まとめ-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Rebirth期Wonder WomanのVol.4(実質Vol.13)を読みました。このシリーズ、Vol.9まで進んだところで巻数を1にリセットして再スタートということをしているので本作は実質 Vol. 13です。13巻の長きにわたって連載されていたシリーズだけに、色々ともやもやしていた点もあったのですが、この本に収録されていたエピソードでかなりの部分すっきり解消したように思います!

 なお、公式サイトやAmazonの説明ではいかにもこの本にWonder Woman #750 (感想はこちら)の750号記念作品がすべて収録されているように書かれています。しかし実際にこの本に収録されているのはWonder Woman #750のごく一部ですので、#750を購入した人も安心してこの単行本を購入して大丈夫です。逆に言うと、750号記念作品を読みたい方は#750を買う必要があります。

 

【基本情報】
Writer: Steve Orlando
Pencillers: Jesús Merino, V. Ken Marion, Kieran McKeown, Jan Duursema, Max Raynor, Gleb Melnikov, Emanuela Lupacchino, Jack Herbert, Jheremy Raapack, Miguel Mendonca
Inkers: Vincente Cifuentes, Sandu Florea, Scott Hanna, Jan Duursema, Max Raynor, Gleb Melnikov, Ray McCarthy, Jack Herbert, Norm Rapmund, Miguel Mendonca
Colorists: Romulo Fajardo Jr, Hi-Fi, Gabe Etlaeb
Letterer: Pat Brosseau
Collection Cover Artists: Robson Rocha, Danny Miki, Brad Anderson
発行年 2021年


公式サイトはこちら。