2022年3月12日土曜日

The Other History of the DC Universe (2020-) #4: 感想 -Ridley流レニー・モントーヤ-

※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。 

 The Other History of the DC Universe の#4を読みました。このシリーズはDCコミックス社がこれまで描いてきたエピソードを異なる視点から見つめなおすというコンセプトの作品になっています。全5話ですが、主人公たちはすべて非白人で社会的な背景も取り入れるというところもポイントになっています。

 ライターはすべてJohn Ridleyが務めています。John Ridleyといえば、The Next Batman (感想はこちら)でRenee Montoya (レニー・モントーヤ)をそこそこ重要な役どころで登場させたものの筆者とは今一つ考えが合わなかったのですが、レニー・モントーヤを主役に描いたこちらの作品を読んでみました。

 

 なお、この作品はコミックではなく、イラストに文章がついているという形式です。文の多い絵本という感じでしょうか。

 

【基本情報】
Written by: John Ridley
Art by: Giuseppe Camuncoli
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年3月6日日曜日

Wonder Woman (2016-) Vol. 4: The Four Horsewomen 感想その2 -真実の女王は嘘をつく-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Steve Orlando氏によるWonder Woman Vol. 4の感想の続きです(前の記事はこちら。)。今回は「真実を隠された人としてのPaula von GuntherとDonna Troy (ドナ・トロイ)」について。


Wonder Woman (2016-) Vol. 4: The Four Horsewomen 感想その1 -シリーズの総まとめ-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Rebirth期Wonder WomanのVol.4(実質Vol.13)を読みました。このシリーズ、Vol.9まで進んだところで巻数を1にリセットして再スタートということをしているので本作は実質 Vol. 13です。13巻の長きにわたって連載されていたシリーズだけに、色々ともやもやしていた点もあったのですが、この本に収録されていたエピソードでかなりの部分すっきり解消したように思います!

 なお、公式サイトやAmazonの説明ではいかにもこの本にWonder Woman #750 (感想はこちら)の750号記念作品がすべて収録されているように書かれています。しかし実際にこの本に収録されているのはWonder Woman #750のごく一部ですので、#750を購入した人も安心してこの単行本を購入して大丈夫です。逆に言うと、750号記念作品を読みたい方は#750を買う必要があります。

 

【基本情報】
Writer: Steve Orlando
Pencillers: Jesús Merino, V. Ken Marion, Kieran McKeown, Jan Duursema, Max Raynor, Gleb Melnikov, Emanuela Lupacchino, Jack Herbert, Jheremy Raapack, Miguel Mendonca
Inkers: Vincente Cifuentes, Sandu Florea, Scott Hanna, Jan Duursema, Max Raynor, Gleb Melnikov, Ray McCarthy, Jack Herbert, Norm Rapmund, Miguel Mendonca
Colorists: Romulo Fajardo Jr, Hi-Fi, Gabe Etlaeb
Letterer: Pat Brosseau
Collection Cover Artists: Robson Rocha, Danny Miki, Brad Anderson
発行年 2021年


公式サイトはこちら。


2022年2月26日土曜日

Young Justice (2019-) Vol. 3: Warriors and Warlords 感想 -若者たち、集合!-

※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。 

 DCコミックス世界の若手ヒーローの活躍を描くコミック、Young Justice のVol. 3を読みました。若者たちが次々にチームに集まってきます。

【基本情報】
Writers: Brian Michael Bendis, David F. Walker
Artists: John Timms, Scott Godlewski, Michael Avon Oeming, Mike Grell
Colorist: Gabe Eltaeb
Letterer: Wes Abbott
Cover by: John Timms, Gabe Eltaeb
発行年 2021年


Amazonのページはこちら。


2022年2月20日日曜日

Suicide Squad (1987-1992) Vol. 7: The Dragon's Hoard 感想 -変化していくチーム-

 ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。


 Amanda Waller (アマンダ・ウォラー)率いる使い捨て部隊、Suicide Squad のVol. 7を読みました。この巻から組織の仕事がアメリカ政府のための汚れ仕事だけではなく、米国政府と特に関係のない仕事も入ってきます。部隊自体の存在が世界に知られるようになり、便利屋化しているのかもしれません。


【基本情報】
Written by: Kim Yale, John Ostrander
Art by: Various, Geof Isherwood, Luke McDonnell
Cover by: Karl Kesel, Geof Isherwood
発行年 2017年 (単行本の発行年。連載されていたのは1991年頃)


公式サイトはこちら。


 表紙にはこのようにKatana (カタナ、タツ・ヤマシロ)さんがいますが(右側)、カタナさんがチームに加入するわけではなくゲストとして登場して大事なところで活躍する役回りです。

 


 

2022年2月13日日曜日

Supergirl (2011-2015) Vol. 6: Crucible 感想 -カーラの居場所その2-

  ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 New52期に連載されていたSupergirl誌のVol. 6を読みました。このシリーズの最終巻にあたる一冊ですが、ようやくSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)に居場所と友達ができてカーラが落ち着きます。

 

【基本情報】
Written by: Mike Johnson, K. Perkins, Tony Bedard
Art by: Various, Emanuela Lupacchino, Jonboy Meyers, Karl M Moline
Cover by: Emanuela Lupacchino
発行年 2015年


公式サイトはこちら。


2022年2月9日水曜日

Supergirl (2011-2015) Vol. 5:Red Daughter of Krypton 感想 -カーラの居場所-

  ※このシリーズの各巻感想はこちらをご覧ください。

 

 New52期に連載されていたSupergirl誌のVol. 5を読みました。この巻でSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)は怒りをエネルギー源としてスーパーパワーに変えるRed Lantern Ringに見いだされ、Red Lanternチームの一員として活動します。

 

【基本情報】
Written by: Various, Michael Alan Nelson
Art by: Paulo Siqueira, Chad Hardin, Diogenes Neves, Various
Cover by: Kenneth Rocafort
発行年 2015年


公式サイトはこちら。