2021年11月14日日曜日

キャラクター紹介: Rebirth期~Infinite Frontier期のアマゾン族(暫定版)

(※2022/12/03一部更新) 

 初めにお断りしておきますが、この記事はツッコミ待ちです。現時点での理解をとりあえずまとめておきたいページなので、これは違うという点があればこのブログの連絡フォームからコメントしていただけると助かります。

 DCコミックス世界を代表する女性ヒーロー、Wonder Woman (ワンダーウーマン)といえば地中海のセミッシラ島に生まれたアマゾン族の一員として知られています。アマゾン族の居住地域としてはセミッシラのほかに、アルテミスの出身地であるバナ・マイダルが知られています。

 さらに2021年からYara Flor (ヤーラ・フロー)が新しいWonder Girlとして登場し、どうも彼女がブラジルにいるアマゾン族の一人であったらしい……ということが明らかになってきているようです。2022年にはセミッシラ、バナ・マイダル、ブラジルのアマゾン族であるEsquecidaが関わるイベントTrial of the Amazonsが展開することが予告されています。DCコミックス社関連の公式アカウントによるツイートがこちらです。

 

 と、2022年はアマゾン族が盛り上がっていきそうなのですが、アマゾン族関係のヒーロー、ワンダーウーマン、アルテミス (詳しくはこちら)、ドナ・トロイ(詳しくはこちら)、キャシー・サンズマーク(詳しくはこちら)の動向は何となく追いかけているものの、それ以外のアマゾン族関係の皆さんの設定をちゃんとまとめたことはなかったなと思ったのでここで一度まとめることにしました。


 2016年から始まったRebirth期のWonder Woman誌は、2011年-2016年のNew52期に描かれたWonder Woman誌の物語を一度全部リセットしたところから始まっています。そこで、ここでは基本的にRebirth期での描写をもとに書いています。2021年から始まったInfinite Frontier期は、Rebirth期の物語を受け継いでいるはずです。


主にセミッシラ島で活動する人たち

Hippolyta (ヒッポリタ)

セミッシラのアマゾン族の女王(下図)。大神ゼウスとの間にダイアナを産む。Infinite Frontier期にはセミッシラを離れ、ダイアナの代わりにヒーローチームJustice Leagueの一員になった。

Wonder Woman (2016-) Vol.7: Amazons Attackedより、ヒッポリタ(奥)。


Antiope (アンティオペ)

ヒッポリタの姉妹であり、ダイアナのおば(下図)。将軍をつとめ、アマゾン族を指導した。のちにセミッシラを出てバナ・マイダルを創始した。

Wonder Woman (2016-) Vol.3: Lovelessより、アンティオペ。中央。


Astarte (アスタルテ)

ヒッポリタの姉妹であり、ダイアナのおば。地獄への門を封じ、死亡した (Wonder Woman (2016-) Vol. 9に名前が登場)。

Philippus (フィリップス)

ヒッポリタの忠実な部下である将軍 (下図)。ヒッポリタと恋愛関係のように描かれることも多い。

Wonder Woman (2016-) #786より、フィリップス(左)。右はドナ・トロイ。

Nubia (ヌビア)

セミッシラのアマゾン族の一人(下図)。ヒッポリタに忠誠を誓う。セミッシラ島の地下で怪物を封印するDoom's Doorwayを長い間見張り続けてきた。IF期にはヒッポリタ不在のセミッシラ島の女王となる。

Nubia & the Amazonsより、ヌビア。


Jason (イアソン)

ヒッポリタ女王とゼウスとの間に生まれたもう一人の子(下図)。ダイアナとは双子である。男の子であるため、誕生直後にセミッシラの外に住む人間へと預けられた。

Wonder Woman (2016-) Vol.7: Amazons Attackedより、イアソン(中央)。


Grail (グレイル)

Apokolipsの主Darkseidとアマゾン族の女性との間の子(下図)。Rebirth期 Wonder Woman誌では何かとセミッシラを攻撃し、支配しようとしていた。

Wonder Woman (2016-) Vol.6: Children of the Godsより、グレイル。抱いているのは赤ん坊になった父Darkseid。


バナ・マイダルの人たち

女王ヒッポリタと揉めてセミッシラ島を出たアマゾン族たちである。

Atalanta (アタランタ)

ヒッポリタ、アンティオペの姉妹である。アンティオペと共にバナ・マイダルを創始した。ダイアナのおば (Rebirth期はダイアナの大おばであり、ヒッポリタのおばとされていたが、IF期はダイアナのおばという設定になったようだ)。統治することを好まず、退位してバナ・マイダルを去った。後に帰還する (Wonder Woman (2016-) Vol. 9登場)。

Wonder Woman (2016-) Vol.4: The Four Horsewomenより、アタランタ (中央)。

Aclippe (アクリッペ)

ヒッポリタの母。バナ・マイダルを作り上げるためセミッシラを離れた (Wonder Woman誌Vol. 4: The Four Horsewomenに名前のみ登場)。

Faruka II (ファルカ2世)

バナ・マイダルの現在の女王。Atalanta帰還後、バナ・マイダルはFaruka IIとAtalantaの共同統治となった (Wonder Woman誌Vol. 9登場)。

Wonder Woman (2016-) Vol.9: The Enemy of Both Sidesより、Faruka II。


Akila (アキラ)

アルテミスの幼馴染。バナ・マイダルの一族を守る戦士である Shim'Tarを目指してアルテミスと共に鍛錬に励んでいた。神器 Bow of Raを手にしたことで破滅した。

Red Hood and the Outlaws (2016-) Vol. 2: Who is Artemisより、Akila (左)。右はアルテミス。

Esquecidaの人たち

ブラジルにいた第三のアマゾン族たちである。その存在はずっと知られていなかったが、IF期になって物語に関わるようになった。

Yara Flor (ヤーラ・フロー)

セミッシラ島を出たアマゾン族の一人であるAlleraと、ブラジルの古来の神の間の子(下図)。Esquecidaの一員として受け入れらていたが、ギリシアの神々がEsquecidaを襲撃した際に母を失う。その後はアメリカに渡り養母のもとで育てられた。養母の名はRenata。運命の導きの末にEsquecidaに帰還し自分の出自を知る。のちにドナ・トロイ、キャシー・サンズマークに次ぐ第三のWonder Girlとなる。

Wonder Girl (2021-)より、Yara Flor。

Allera(アレラ)

セミッシラ島を離れ一人で世界を旅していたアマゾン族。ブラジルの神と恋に落ちヤーラを産み、Esquecidaに迎え入れられる。ギリシアの神々の襲撃を受け、死亡した。

Wonder Girl (2021-)より、Allera。

Potira

Esquecidaのアマゾン族の一人。ずっとヤーラの帰還を待っていた。Esquecidaのまとめ役であり、実質的なリーダーである。

Wonder Girl (2021-)より、Potira。