2020年11月25日水曜日

World’s Finest: Batwoman and Supergirl #2 感想

 ※このシリーズの各話感想はこちらをご覧ください。


 一話完結のデジタル版で出版されているシリーズの#2を読みました。#1ではタイトル通り、Batwoman (バットウーマン、ケイト・ケイン)とSupergirl (スーパーガール、カーラ・ゾー・エル)が協力して戦うお話になっていましたが、#2では二人それぞれを主役にした短編が収録されていて二人が絡むことはありません。

 

【基本情報】
Written by: Sanya Anwar, Andrea Shea
Pencils: Chad Hardin, Mike Norton
Inks: Chad Hardin, Mike Norton
Colored by: Marissa Louise, Chris Sotomayor
発行年 2020年

Amazonのページはこちら。購入及び数ページ分の試し読みができます。



 二人それぞれの短編になって絡まなくなってしまったのは残念でしたが、二編とも面白いお話でした。バットウーマン主役の短編では、昔の知り合いが巻き込まれた事件をあれこれ頑張って解決するケイトの姿が見られます。ケイトを主役にした、こうした一話完結のシリーズをもっと読みたいものです。ケイトの人物像についても、周りの人たちについてももっと掘り下げられると思うのですが。

 

 スーパーガール主役の短編では、メディア企業Catcoを首になったカーラが思い悩む話でした。普通の人としての生活を送りつつヒーローとしても活動するための苦労が語られます。やはり、ヒーロー稼業に理解のある職場でないと難しいよね、と思える一作でした。スーパーマンとカーラとの関係が良いと思います。