2021年1月20日水曜日

Justice League of America (2013-2015) #7.2: Featuring Killer Frost 感想

  New52期に出版された、Justice League of America (2013-2015) #7.2: Featuring Killer Frostを読みました。同一シリーズで沢山のヴィランたちを取り上げた本が出ているのですが、Killer Frost (キラーフロスト、ケイトリン・スノー)のオリジンを明確に描いた一冊です。 


【基本情報】
Art by: Derlis Santacruz
Cover by: Matt Banning, Tony S. Daniel
Written by: Sterling Gates
発行年 2013年

公式サイトはこちら。



 将来を期待された有望な若手研究者、Caitlin Snow(ケイトリン・スノー)は北極の研究所へと派遣される。そこには前任者が残した巨大な未完成の装置があった。前任者の記録を調べるうち、ケイトリンはその装置が熱力学の第二法則を克服し永久機関を可能にする装置であることを知る。装置を完成されることに夢中になるケイトリンだったが、実はテロ組織H.I.V.Eにも通じていた同僚たちは装置の完成を望まず、ケイトリンを装置のそばに置いたままスイッチを入れるのだった――というのがあらすじです。


 装置のスイッチを入れられた後のケイトリンは死亡したかと思われましたが、装置の影響で体質が変化しキラーフロストへと変貌します。その後、Firestormとの戦いで彼の力を手に入れれば元に戻れるらしいことに気づいたケイトリンですが、Firestormが姿を消したことで絶望のどん底に落ちることになります。

 

 Rebirth期でJustice League of Americaに加入しヒーローになる彼女ですが、最初からヒーローになることは予定されていたのかな(具体的な時期などは決まっていなかったとしても)と思える作品でした。とにかく、ヴィランになったきっかけが可哀想すぎてですね……。といっても、結構多くのヴィランがそのきっかけをたどれば可哀想な気はするので、彼女がヒーローになったのはやはりたまたまだったのかもしれません。