2023年7月25日火曜日

Aquamen (2022-)感想 -尻切れトンボ感は否めない-

  2022年から始まったAquamen誌を読みました。全6話なので、ミニシリーズサイズですね。

 Rebirth期Aquaman誌(感想はこちら)の影響で民主主義国家になったアトランティスと地上世界の間のトラブルを題材に、Aquaman (アクアマン、アーサー・カリー)からAquamanの名を引き継いだJackson Hyde (ジャクソン・ハイド)の活躍を主に描く作品です。 

 女性キャラクターとしてはアーサーの妻でアトランティスの元女王であるMera (メラ)、アーサーの義理の姉妹にあたるTula (トゥラ)、それにBatwoman (バットウーマン、ケイト・ケイン)が登場します。 

【基本情報】
Author: Chuck Brown, Brandon Thomas
Cover Art: Travis Moore, Adriano Lucas, Kael Ngu, Nick Robles, Scott Williams, Alex Sinclair, Jim Lee, Alexis Franklin, Mico Suayan, Tony Avina, Fico Ossio, Dan Mora, Joe Phillips, David Talaski, Philip Tan, Daniel Henriques, Elmer Santos
Artists: Sami Basri, Max Raynor, Vicente Cifuentes
Colorist: Hi-Fi
発行年 2022年 


公式サイトはこちら。

Amazonのサイトはこちら。



 何者かがアトランティスと地上との間に抗争を引き起こそうとして暗躍する。最近アクアマンになったジャクソン・ハイドはその正体を突き止めようとするのだが、先代のアクアマン、アーサーは密かに宿敵であるはずのBlack Manta (ブラックマンタ)と手を組んでいたのだった――というのがあらすじです。

 

 ジャクソンはブラックマンタの息子であり、果たして父を信じていいものか、というのが見どころになっています。ちなみにジャクソンがアクアマンになったのはAquaman: The Becoming (筆者未読、Amazonのサイトはこちら)で、この話はそのエピソードを踏まえている部分も多々あるようです。

 

 女性キャラクターとしては、Tulaとバットウーマンが印象的でした。

 Tulaはアクアマンチームのメンバーに当然のように入っているのですが、アトランティスの偉い人をうまく説得する役割を任されている様子です。まあ、アトランティス育ちですし向いているポジションなんじゃないでしょうか。と読んでいたらアクアマンのかつてのサイドキックでありTitansメンバーの一員でもある(メンバーに入っていないことも多い……)Garthとよい雰囲気になっていました。

 うーん、Rebirth期Titans誌 (感想はこちら)でGarthとOmenのカップルが好きだった筆者としてはちょっとなあ、というところはあるのですがアトランティス人同士の方が結婚なんかを考えると良いのかなあとも思いますね。

 

 バットウーマンは、戦いの場がゴッサムに移ったときに登場します。いつもならバットマンが登場しそうなタイミングで颯爽と登場する格好良さ。ジャクソンとも仲が良さそうでいいですね。