2023年8月13日日曜日

Titans United 感想: 珍しいメンバーに二転三転する構図

  Titans Unitedを読みました。若手ヒーローチームTitansの活躍を描いた一冊なのですが、割と珍しいメンバー構成になっています。

 

【基本情報】
Written by: Cavan Scott
Art by:Daniel HDR, Jose Luis
発行年 2022年


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 この本に出てくるTitansのメンバーは、

Nightwing (ナイトウィング、ディック・グレイソン)、Starfire (スターファイアー、コリアンダー)、Donna Troy (ドナ・トロイ)、Raven (レイブン)、Beast Boy (ビーストボーイ)


 と、ここまでは定番。ここに、Red Hood (レッドフード、ジェイソン・トッド)とSuperboy (スーパーボーイ、コナー・ケント)が加わります。Hawk & Doveのコンビもメンバーのようなのですが、正直この二人はあまり目立ちません。

 なんでこんなメンバーなのかと思っていたのですが、2018年からのTVドラマシリーズ"Titans"でのチームメンバーが似たような構成らしいので、ドラマに合わせたんでしょうね。


 物語としては、普通の人たちになぜか突然ヒーローたちの超能力が芽生え社会が混乱するところから始まります。対応にあたるTitansですが、ジェイソンとコナーが喧嘩したりと内部のトラブルもあり、更にコナーがさらわれ、様々な状況に一度に対応しなけらばならず翻弄されるTitansの姿が描かれます。

 物語の魅力としては、黒幕が中々分からないところがあげられます。最初に想定された犯人像から、真相に進むにつれて次々と黒幕像が交代していきます。

 お話としてはコナーとジェイソンがメインになっているので女性ヒーローの活躍はあまりないのですが、ストレスなく読めるヒーローコミックだと思います。