2018年11月8日木曜日

現時点の知識で語ってみるアメコミの読み方とツール (2024年9月修正)

【はじめに】

※電子書籍での原書の購入の仕方について修正しました。

 正直、アメコミに関して「初心者」という肩書を外せる日が来る気はしません。コミックの量があまりにも膨大すぎます。が、とりあえず現時点の所での筆者があれこれ検索したうえで理解した(つもりの)基礎知識みたいなものと、便利ツールをまとめてみました。

随所でリンクを貼っていますが、この記事を書くにあたっては
アメコミ放浪記
ゴムおいしい
∀ddict
などを参考にしました。この記事を読むより、これらのブログを読んでいただいた方が分かりやすいです。


さて。

アメコミは同じキャラクターを主役に据えたコミックであっても、時とともに原作者も絵を描く人も変わります。前の原作者が描いたエピソードが後のシリーズで設定として引き継がれる場合もありますし、引き継がれない場合もあります。

また、DC社からだけでもスーパーマンが主役の雑誌、バットマンが主役の雑誌、ワンダーウーマンが主役の雑誌、ジャスティスリーグを中心に描いた雑誌……と並行して出ていて、それらの雑誌が突然同じ出来事に対するそれぞれの物語を語り始めたりするようです(「イベント」というみたいです)。

この、アメコミの連載の仕方についてはアメコミ放浪記というブログの
アメコミの読み始め方:現行誌編 
アメコミの読み方:イベント編
がとても分かりやすいです。

そんなこんなで、キャラクター同士のクロスオーバーは普通。一度熱く語られたエピソードがなかったことになってもおかしくない……みたいな感じになるようです。

そのため、筆者の現時点でのアメコミの読み方としては「好きなキャラクターの話を好きなところから読む。よく分からないところはネット検索してキャラクターの基礎知識を仕入れて読む。自分の好きなキャラクター解釈の本を繰り返し読む」という感じになっています。

【リランチ】

初心者にもアメコミの世界に入りやすくするためか、近年では「リランチ」ということが行われています。早い話が、それまでの話を一旦リセットして、新たにコミックを1話からやり直すことらしいです。
リランチしたといっても、スーパーマンがクリプトン星人であるとかそういった基本設定までが変わるわけではないようですが、初心者向けに分かりやすい説明が物語中で語られるようです。

DC社の場合、2011年に「NEW52」という大規模なリランチが行われました。これは、すべてのヒーロー誌の連載を終了して、設定も新たに1話からやり直したものです。
更に2016年には「リバース」という大規模リランチが行われています。これは、NEW52の設定を生かしつつ、NEW52世界で消えてしまった設定を戻すために行われているようです(いいとこ取り?)。こちらも、1話から新しくやり直しています。

【邦訳】

アメコミの邦訳は、小学館集英社プロダクションなどから出版されています。もっとも、すべてのアメコミが邦訳されているわけではないので、好きなキャラクターを追いかけるためには原書版を読む必要が出てくる場合があります。筆者の場合、読みたいと思う作品は邦訳が出ていないのでほとんど原書版で読んでいます。日本語でも読みたいです……。

【原書版】(2024年9月修正)

原書版の購入の仕方については、こちらの「アメコミ(原書)を買う方法 - 2016年 電子書籍版 - ∀ddict」が詳しいです。
アメコミ(原書)を買う方法 - 2016年 電子書籍版 - ∀ddict
大型書店に注文するなどして原書版を紙で購入することもできます。アメコミを専門に売っている店舗もあるようです。筆者は大体電子書籍で購入しています。すぐ読めます。

※2024年9月修正はここから
 電子書籍での原書をComixologyで買っていた筆者ですが、Comixologyのサイトが完全にアマゾンに統合されてしまいました。今は、日本アマゾンで購入しています。

 しかし。DCにしろマーベルにしろ、1週間単位でセールをしているのでセール対象になっているコミックを購入するのが円安の時代には重要なのですが、日本アマゾンではセール対象になっている商品を一覧できるページがありません(※価格自体は安くなっている)。

 というわけで、アメリカのアマゾンのコミック専用ページの、"Comic Deals"というところから ("Sale"という表記の場合もある)セール対象になっている商品を調べて購入しています。


【便利な検索サイト】

膨大にあるアメコミから好きなキャラクターが出ている本を探すにはどうすればいいか。「ゴムおいしい」というブログのこちらの記事をお読みください。
アメコミを読もう!クソクソ金蔓編 - ゴムおいしい

こちらの記事で紹介されている、Comicvineというサイトが本当にとても便利です。
ここで検索すると、好きなキャラクターが出ている話を確認することができます。

さらに、DC Database というファンサイトでその話のあらすじを読む(※このサイトはオチまで全部書いてあることも多いので注意)と、好きなキャラクターが大体どのくらいのポジションで出ているか想像できて、買うか買わないか悩むことができます。DC Databaseは右上にある検索窓に本のタイトルを入力すると大体記事が出てきます。似たようなタイトルが沢山出てきたりもしますが。


【結局何を読めばいいの?】

映画などで気になったキャラクターが出てくるお話をネットで検索してみて、出てきたものを少しずつ読んでいくのがいいんだろうと思います。
また、TwitterなどのSNSで検索してみるとDC社が展開するアニメを楽しんでいる人も多いですね。これは大体日本語訳が付いている模様です。
好きなところから入って好きなところだけ読んで・観ていればいいんだと思います。たぶん。


※この記事は前のブログに投稿していたものを修正したものです。